11月5日はガイホークスデイでした。
なんの日かというと、「花火のできる日」です。
日本では、夏の風物詩でもある花火は、NZでは年に一度しか楽しめないのです。

正確に言うと、ガイホークスデイの1週間前から花火が販売され、ガイホークスデーの日で販売が終了されるのです。要は、「花火が年に一度楽しめる」というのは、花火を購入できるのが、一年のうち1週間しかないということなのです。

そもそも、「ガイホークスデイ」などと言う名前がついている日ですから、この「ガイホークスさん」がなにかしたことを記念する日なんだろうということは想像ができます。では、なにをしたのでしょう?
それは、「イギリスの国会議事堂に火をつけて燃やそうとしたけど、それを未然に防いだことを記念する日」なのだそうです。
めでたいですけど、でも、、、、花火をあげてお祝いするのとはちょっと違う気もします。。。
とにかく、イギリスからきた習慣ということですね。

クライストチャーチでも、毎年11月5日のガイホークスデイには、ニューブライトンビーチで打ち上げ花火があがります。日本のものにくらべたらかなりしょぼくて、あっという間に終わってしまいますが、ワーホリの人たちは、結構みんな見に行きますね。
一年しか滞在できないうちに、1回しか楽しめないイベントですから、ぜひとも行ってみるべきでしょう。
私もワーホリのときは行きました。かれこれ7年前ですが。。。
それ以来、一度も行っていません。
クライストチャーチは平野なので、わざわざニューブライトンビーチまでいかなくても、ニューブライトンの方向を見れば、遠くに花火が見えるのです。
そして、交通が自家用車かバスしかないですから、行くのはともかく帰るのが大変です。
バスには乗れないし、車なら相当遠くじゃないと停められないし、そのわりには10分くらいで花火終わっちゃうし。。。と思うと、なかなか行く気も起きないのです。

さて、この花火ですが、年に1週間しかできないのですから、存分に楽しみたいのはわかります。
しかし、夜中の0時になっても、あっちこっちで花火の音が響きうるさいったらありません。
そして、なによりもすごいのは、この1週間に起きる火事の件数です。
数十件どころではなく、数百件もの火事が起きるのだそうです。驚異的な数字です。
さて、今年は一体何件の火事が起きたのでしょうか。

NZ政府も、ことの重要さに気づき、花火の販売を中止しようという案があがったことがあったのです。でも、「年に一度の国民の楽しみを奪うのはどうしたものか」などという反論もあり、今年もめでたく(?)販売される運びとなりました。
国民の娯楽は火事よりも大事という見解のようです。

そもそも、わたしたちは子供の頃から花火と慣れ親しんできましたので、どうやって安全に花火を楽しんだらいいのか心得ています。
しかし、NZ人は、年に1回だからかどうかは知りませんが、花火のマナーというものがまったくないのです。
まず、ところかまわず花火をする。そして時間を気にせず大きい音の花火をする。水のバケツなど用意しない。まわりに燃えやすいものがあるか気にしない。そして、人に向けて花火をするような若者もたくさんいるのです。
なんてマナーのない!と怒りたくもなりますが、小さい頃からしつけられていないと、マナーもなにもきっとなくなってしまうんでしょうね。

私にとっては、花火を楽しむ1週間ではなく、花火の騒音に悩まされる1週間なのでした。

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