さて、今日は東AZUMAでランチです。
ランチタイムは非常に混んでいると聞いていたので、OPENの12時に予約を入れました。

なぜ、今回ディナータイムじゃなくてランチタイムにしたかというと、
東AZUMAのランチメニューに興味があったのです。
巽のランチメニューは、夜のグランドメニューからなんでもオーダーできますが、
それとは別で、$16のスペシャルランチと、弁当が3種類($25の弁当が2種類と$29)です。
ところが、東AZUMAのランチは、ランチセットメニュー$36~42
そして、少しずついろいろなものが食べられる8コースのTasting Course Menuが$70なのです。
ランチで$70ってすごいですよね?
セットメニューにしてもコースメニューにしても、ランチとは思えないプライスです。
これで、どのくらいのお客様が来るのか、とても興味があったのです。

ちなみに、東AZUMAは、高層オフィスビルの2Fです。1階と2階部分には、
カフェやショップが他にもたくさんはいっています。
実は、クライストチャーチには、このようなビルがありません。
まず、高層ビル自体が数えるほどしかありませんし、せいぜいビルの一階にはカフェがある程度です。
オフィスビルの中にカフェやショップがたくさん入っているビルなんて、ないんです。
なので、立地という意味では、おそらくビジネスマンが多いのかな?とは思っていました。

そして、実際、ランチタイムに行ってみると、そりゃもうビジネスマンで溢れていたのです!
ランチタイムだというのに、右も左もワインを飲んで、
ワインを飲んでいないテーブルは、ほとんどミネラルウォーター。
お茶を飲んでいたのは、2組しかいなかったアジア人のテーブルだけです。
ランチタイムから、ドリンクだけでもそうとう売れています。

私たちは、食前酒をいただいた後、「東AZUMA」の名前がついたワインをいただきました。
すごいなあ。ハウスワインっていって、本当にハウスワイン。

さて、お食事ですが、私は「東弁当」($40)、だんなは「おまかせコース」($70)を注文しました。

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東弁当($40)

刺身、寿司、天ぷら、和牛ビーフステーキ、前菜盛り合わせ、野菜料理、ごはん、味噌汁

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おまかせランチコース ($70)

小鉢
前菜盛り合わせ
刺身
寿司
天ぷら
和牛ビーフステーキ
うどん
デザート盛り合わせ

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内容的には、大きく変わりませんが、弁当は一度に弁当箱に入ってでてきて、
おまかせコースは一皿ずつでてきて、ちょっと豪華な感じのはずです。

さて、お料理はどうだったかというと。。。。

まずは東弁当から。

このお弁当+ごはんとお味噌汁です。

どれもおいしかったです。
上段真ん中の揚げ物がはいっているところが、
ここだけ、いわゆる普通の「お弁当」チックで、これはこれでおもしろいと思いました。
他の料理の高級感と比べ、庶民的とでもいうんでしょうか。
$40か。決して安くはないけれど、たまのランチならアリでしょうか。

さて、次におまかせコースです。

小鉢
前菜盛り合わせ
刺身
寿司
天婦羅
和牛ビーフステーキ
うどん

デザート盛り合わせ以上。こんな感じです。

どれも普通においしかったです。
いわゆる「Traditional Japanese Food」で、奇をてらわず、オーソドックスな和食。
クライストチャーチでいえば「さらさら」なような感じでしょうか。
最後まで安心していただけました。

ただひとつ残念だったのが「和牛ビーフステーキ」です。
和食だからステーキのクオリティを求めるのが間違えているのかもしれませんが、
せっかくの和牛が。。。ミディアムレアっていったのに。
そして、かかっているソースが、エバラ焼肉のタレっぽくて。。。
火もよく通ってたし、ステーキじゃなくて、焼肉を食べているような気分になってしまいました。

東AZUMAで特筆すべきことは、そのサービスの質の高さです。
いやー。見ていて気持ちがいい。
とても混みあっていて忙しい中、気持ちよく動いていました。
いいなー。あんなウェイトレスが欲しい。
料理を出すときにテーブルをチェックするのはもちろんのこと、
他のテーブルに料理を出しに行くときも、その途中のテーブルを全部目でチェックしていきます。
行きは右側のテーブルをチェック、帰りは左側のテーブルをチェック。
そして、しなければいけないことを全部一度にこなしていくのです。
プロのウェイとスタッフとして、「○番テーブルに料理を出して」といわれて、それしかできなければ失格です。
行く途中にあるテーブルをチェックし、行った先のテーブルもチェックする。
こんな当然のことが、口で言うのは簡単ですが、実にできていないのが現実です。
今回シドニーで行ったレストランの中で、東AZUMAのウェイトレスの質の高さは文句なしのナンバーワンでした。
ワーホリじゃないんだろうな。とは思いますが、
どうやってこれだけのスタッフを獲得しているのか、いや、もしくは育てているのか。
本当に頭が下がる思いでした。

お客様にとっては、「バイト」とか「社員」とか関係なく、
その店のスタッフであることに変わりはありません。
良いサービスをしてお客様に喜んでもらうことは、そのまま自分の遣り甲斐につながるのは
バイトでも社員でも同じことだと思うのです。
でも、どうしても「私、バイトだし」っていう人が多いんですよね。
そして、やはりこのNZで、これだけレベルの高い人材を確保することは簡単ではありません。
そういう意味では、東AZUMAは「オール社員」かと思うほどの質の高さでした。
天晴れ。

さて、東AZUMAのランチのお値段は
AUS$161.5(NZ$211)

まあ、ランチにしてはもちろん高いんですが、
満足度は高かったです。
やはり、満足度とは、すべての総合点なのです。

純和食での勝負、店の雰囲気、ウェイトスタッフの仕事ぶり、お客様の動向、すべてが勉強になりました。

これだけ混んでいるのに、料理も遅れることなく、これだけのプレゼンテーション。
一体全体、キッチンには何人のシェフが働いているんでしょうか。
もちろんキッチンだけではなく、ホールにもたくさんスタッフがいました。
その中には、もちろん新人からベテランまでたくさんいると思うのですが、
なにがすごいって、レベルがある一定以上で均一であることです。
つまり、サービスにおいても、料理においても、底辺が高いのです。
おそらく東は、すごく混んでいても「今日は混んでいてお料理遅れてすみません」とか、
「今日は混んでいて、目が行き届かなくて放置してしまってすみません」なんてこともないんでしょうね。
暇なときだけ、丁寧に作った料理を、暇なときだけ最高のサービスで提供するのではなく、
混んでいて忙しいことを言い訳にしない「実力派」の力を感じました。

スタッフの人数が多いだけではカバーできない、教育やマニュアルや、
スタッフ一人ひとりの意識の高さが、現在の東AZUMAを作り上げているのだな。と痛感。

日々勉強です。

シドニーグルメ旅行④ 2日目 ディナー Ocean Room ①

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