原子力のない国ニュージーランド


日本は、地震、津波、原子力、と、問題がどんどん大きくなってきています。
そんな中、クライストチャーチは、「地震」の被害のみでしたので、復興へ向かうのも日本より早いかもしれません。
でも、その「地震」による被害が大きすぎたんですけどね。。。

さて、ニュージーランドには原子力がありません。
ですので、地震がおきても、今回日本が直面しているような危機に瀕することはありませんでした。
今、わたしが手元にもっている資料は3年前の古いものではありますが、
それによると、ニュージーランドの電力は以下のようになっています。
水力 約55%  地熱・風力 約10%  火力 約35%
水力は、南島の山岳地帯の高低差を利用し、
火力は、ニュージーランド産の天然ガスと石炭が使われているので、
電力供給に関しては、原子力なしで、自国の資源だけでまかなっていることになります。

それに対し、日本はというと、
水力 約10%  火力 約50%  石油 約10%  原子力 約30%

もちろん、人口が全然違いますから、ニュージーランドのようには行かないのは十分わかります。
でも、これを機会に、「脱・原子力」とまでは行かなくても、
もっと国を挙げてのソーラーパワーの導入などに力を入れていかなくてはいけませんね。

「自国の資源だけ」という話から、ついでの話をすると、
ニュージーランドは、「食料自給率」がとても高いんです。
手元にある資料はちょっと古くて2003年のものですが、
穀物 250%  野菜果物 200%  肉類 335%  魚介類625%

それに対し、日本は輸入に頼っていますので、
穀物 50%  野菜果物 70%  肉類 55% 魚介類 65%
と、万が一輸入がストップしてしまった場合には、間違いなく食糧難に陥ります。

このように、ニュージーランドは、豊かな自然に囲まれて、
エネルギーも食料も、自給自足が可能な国だということです。

来週クライストチャーチに戻ります。
まだ家にも店にもオフィスにも入れませんが、
とりあえずは、友人たちと久しぶりの再開を果たし、
今後のことなど、相談していけたらと思います。

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