今日はミコマスケイへのクルーズ。
やっぱりケアンズの目玉といえば「グレートバリアリーフ」
ケアンズがどこにあるのか知らない私ですら、グレートバリアリーフは知ってます。
海がきれいで有名なところなので、今回のケアンズ旅行の目玉は
「きれいな海でシュノーケリング」でした。

なぜ、スキューバダイビングじゃないのか?

それは、私が船酔いするからです。
過去3回、ハワイと沖縄でダイビングに挑戦したのですが、
ダイビングスポットに到着する前に船酔いでダウン。
実に3回とも、ダイビングをすることができなかったのです。
そのときに「ダイビングはちょっと遠くまでいくから船の時間が長いけど、
シュノーケリングなら浅瀬でできるから、船に乗る時間が短いよ」とインストラクターさんに言われたのです。

そうか。無理してダイビングしなくても、シュノーケリングにすればいいんだ。

そのことに気づいてから早15年。海にいく機会はまったく訪れず、
だから、今回こそ、私はシュノーケリングをするぞ!
ということなのです。

こんなかんじのことを説明して「どのツアーがいいですか?」と相談したところ、
わたしの「船酔いするんで」という部分はまったく無視され、
「ミコマスケイがいいですよ!片道2時間で海の透明度も高い無人島です!」
とおすすめされてしまったのです。
私は、片道1時間くらいでいける島で一日滞在するツアーと、
片道1時間くらいでいける島を2箇所めぐるツアーと、どっちにしようか悩んでいました。
そりゃ、遠くに行けば行くほど海がきれいなことなんて承知の上ですが、
それでも「船酔い」が心配だったのです。
ところが、提案されたのが、片道2時間のミコマスケイ。
私はおそるおそる「片道2時間は長いですよね。船酔いが心配です。揺れませんか?」と再度訴えてみたのですが
「大丈夫ですよ~。海の透明度全然違いますから、ぜひ行って下さい」と一蹴。

私、案外押し切られると弱いんです。
「まったく人の手が入ってなくて、近くの島よりも断然いいですから!」とおすすめされ、
あえなくミコマスケイに決定。
ま、海がきれいみたいだから、楽しもうじゃありませんか!

もう大人だし、船酔い大丈夫になってるかもしれない。
とかすかな期待を胸に抱きつつも、
昨年カイコウラで海釣りしたときに船酔いしまくったことが脳裏をよぎります。
「でも、あれは小船だったし、超揺れたし、大型船で行くなら大丈夫かもな」
と自分に言い聞かせるしかありませんでした。
どうか、天気がよくなりますように。。。。

そして、翌朝7時半にホテル出発。
見てください!まるで絵葉書のように美しい朝日。
なんだか幸先がいいじゃありませんか。

さて、乗船。
なんと100人ほど乗っている乗客のうち80%近くが日本人。
しかも、カップルだらけ。ハネムーンかなぁ。
なんていったって「グレートバリアリーフ」ですから。
はい。入り口にはカメラマンが構えています。
ハイチーズ。

もう、恥じらいもなく、他の新婚旅行カップルに混じって写真撮影ですよ。
しかも、購入しちゃってますから。
このあたりから、あまりの日本人観光客の多さに、思いっきり「日本人観光客」に混じることにしたのです。
全部日本語で説明してもらえるし、らーくちーん!

乗客の半分くらいはスキューバダイビングに行くみたいですが、私たちはシュノーケリング。
船の中で、足ヒレとか選んで準備万端。風もあまりありません。
でも、昨日の雲ひとつない空とは大違いで、今日は雲が出ています。
しかも、昨日はうだるような暑さだったのに、今日はなんだか涼しい。
船が走り始めて1時間もしたあたりから、まわりの人がみんなぐったりし始めました。
私も、なんとなく気分がすぐれません。
見渡すと、みんな机に突っ伏しているか、床に横たわっています。
その様子は、明らかに「寝ている」のではなく「倒れている」かんじ。
そんな中にいたら、私もますます気分が悪くなってきました。

2時間たってミコマスケイが見えてきました。
ミコマスケイは、グレートバリアリーフに浮かぶ珊瑚でできた白砂の無人島。
あー。気分は悪いけど、海はきれい。でも、パンフレットにのってた写真の方がきれいだったな。。。
今日は天気がそれほどよくないので、海の色があまり良くないのかも知れません。
それにしても異常な数の鳥がいて、ちょっと気持ち悪いくらい。

人間がはいれる場所は限られていて、ロープが張られています。
本当に一部だけ。でも、人がそれほど多くないので、別に混み合うことはありません。
島には大きな船がつくことができないので、船は沖合いに停泊したまま、そこからボートで上陸します。
いわゆる南の島が始めてのダンナは、きれいな海に大喜び。

早速シュノーケリングといいたいところですが、
気分がすぐれないので、しばらくは浜辺でゆっくりお休み。
でも、なんだか肌寒いんですよ。昨日はあんなに暑かったのに。
ちょっと海に入る気がおきない感じです。
太陽が出ると「おーーーっ!」と思うほど暑いのに、
雲に隠れるととたんに涼しくなります。

いったんボートで船に戻って、軽くランチ。
ここで食べ過ぎると、あとでまた船酔いしたときに危険です。
さて、食後、島に戻って、今度こそシュノーケリングです。
ちょっと涼しいけど、案外水は温かく大丈夫!
砂浜から10Mも行けば、珊瑚とイソギンチャクがいっぱいで、魚がたくさん泳いでいました。
ひとりでぶらぶら魚を見ていると、はぐれてどこかに行ってしまう危険があったので、
だんなとペアになってシュノーケリングです。
とってもきれいでしたー。

(写真はプロの方が撮影したものを頂きました)

「泳ぐ」ということ自体が私とは無縁の行為だったので、最初は戸惑いましたが、
まあ慣れてきたら楽しかったです。
顔を水につけたのなんて、何年振りでしょうか。
最初は耳に水がはいってきてびびりましたが、気にしなくなったら、大丈夫になりました。
でも、足ヒレがついているので、なんだか思うように動けず。
足腰をちょっと痛めました。まあ、運動不足ってやつですね。

船に戻り、あとは帰るだけ。シュノーケリングで気分も回復してきました。
船からも魚が見えます。

さて、帰り道ですが、行きとは比べ物にならないほどの風と揺れ。
波がザパーンと甲板にまで入ってきたりして、ちょっと立って歩くのもしんどい。
これはやばい。寝るしかない。
まわりを見渡すと、、、、やっぱりみんな倒れています。
これ、はたから見たら、船で食中毒でも起こったのかと思いますよ。
いやあ、ひどかった。

でもね。ミコマスケイって物凄い評価が高いんですよ。
「絶対いくべし!」「絶対おすすめ」「何度いってもいい」などなど。。。。
そうかー、そうなんだー。みんなにはそんなに良かったんだ。
でもね、世界的に有名な旅行口コミサイトを見ると、
日本人はとても高評価ばかりしているのですが、その他の国籍の人の評価は良くないものが目立ちました。
なので、もしかして、私の感覚が「日本人」ではなくなってきているのかも。とも思いました。
感じ方とか、目の付け所とか。
でも、これだけ日本人から高い評価を得ているのに、外国人からの評価はそうでもないって、
どういうことなんでしょうね。

結果として、船酔いをしてしまったら、すべて終わりだということです。
楽しい船旅も、おいしいランチも、美しい海も、かわいい魚も、
船酔いしたら最後、もう何も楽しめないんです。
なので、ミコマスケイはきっと素晴らしい楽園なのでしょうが、
行きも帰りも船酔いで苦しみぬいた私にとっては、
素晴らしい時間よりも苦しかった時間のほうが長かったため、
総合評価として「二度と行かない」になってしまったのです。

そして、もうひとつわかったことは
「船酔いをしない人に、船酔いの苦しさはわからない」ということです。
あれだけ船酔いすることを訴えたのに、ツアーデスクの人は「大丈夫」といったのです。
「ちょっとくらい揺れても、ミコマスケイの美しさを見たら酔いもぶっとぶだろう」
と思ったのかもしれません。
まあ、そういうこともあるかもしれませんが、私がしたかったのは船旅ではなくシュノーケリング。
往復4時間はあまりにも長すぎました。
ちなみに、船酔いしなかったダンナは、船旅も島もシュノーケリングも、
とても楽しかったと大満足でした。

でも、私も、シュノーケリング自体は楽しかったので、またしてみたいです。
なので、次回は、船に乗らなくても魚にあえる南の島を目指そうと思います。

星空とワラビー見学ツアー

 

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