難関?LCQ試験


LCQとは「Liquor Control Licence」の略で、アルコールを販売できる資格のようなものです。
レストランや、お酒を売るスーパーマーケットには、この資格保持者が必要です。
巽では、うちのダンナが持ってますが、これを機会に私も取る事にしました。

まずは、朝の8:45~17:00までみっちり講義。
翌週月曜日に試験。
しかも、試験は100点満点じゃないと合格じゃないんです。
1問1点で計100問です。ものすごい量です。
しかも、9割が筆記。

これを聞いて「かなりしんどい」ことは、予想していただけることと思います。

しかも英語ですよ。

日本語であれば、日本語で講義を聴いて、日本語で理解して、日本語で筆記なので、
丸覚えじゃなくても、理解さえしていれば、なんとなるじゃないですか。
それが、全部英語となると、もう丸覚えするしかありません。
だって、たとえば酔っ払いの見分け方で「舌がもつれる」とか「足がふらつく」とか、そんな英単語知りませんよ。

100点満点もつらいけど、この英語丸覚えもつらい!
ものすごいプレッシャーです。

ちなみにこの試験、重要なポイントはどこにあるかというと、
「酔っ払いを生み出さない」ということにあるのです。

とにかく、酔っ払いの保護や、酔っ払いの喧嘩、酔っ払いの事故、酔っ払い運転、酔っ払いの器物破損などなど、
酔っ払いの起こす問題は相当警察にとって大きな負担となっているそうなのです。
ですので、この講義は「酔っ払いを生み出さないためにはどうしたらいいか」というのがメインなのです。

日本でも、駅とか街とかに酔っ払いがいっぱいいますが、別に犯罪じゃないですよね。
でも、NZの場合、誰かが酔っ払っていたら、おまわりさんが「どこで飲んだ?」と聞き、この酔っ払いを生み出した店は、罰金が課せられるのです。
NZに来てすぐの頃、バーで寝ていると追い出されるのをみて、「日本なんて寝てる人いっぱいいるのに」って思ってました。それは、おまわりさんが見回りに来たときに、店内で寝ている人がいたら「酔っ払いを生み出した」ということで、店が罰金を支払わなくてはいけなくなるからだったのですね。

とにかく厳しい!

講義では、
「酔っ払いそうな人を酔っ払いにしないためには。。。」
・水を出す
・つまみを注文してもらう
・一杯のお酒の量を減らす
・おかわりは注文されるまでこちらから聞かない
etc…
「酔っ払いにお酒を出さないようにするには。。。」
・タクシーを呼んであげる
・酔っ払いにはお酒を出せませんというポスターを見せる
・酔っ払いの人の友達に相談する
etc…

あとはNZのお酒についての法律とか。
難しい単語多すぎ。

来週のテスト問題は、練習問題として渡されました。
これを自分で答えを調べて、本番でちゃんと書ければいいのです。
それでも、100問すべてを完璧に答えるのは至難の業。
そこで、本番のテストでは、80%以下だと落第で再試験となるのですが、
もし80%以上取れれば、間違えたところをもう一度見直すチャンスをもらうことができます。
また、その「見直すチャンス」の時には、なんと教科書を見てもいいのです。
つまり、80%さえとれれば!なんとかなる。

そして、ネイティブ達との授業にまったくついていけなかった私たちをかわいそうに思った先生は
私たちに「居残り」を命じました。
そして、練習問題を家でやって、先生にFAXすれば、それを先生が添削してまた送ってくれるとのこと。
つまり、他のネイティブの生徒たちは、自力で教科書から解答を見つけなければいけないのですが、
私たちは、その解答を添削してもらえる特典がついて、「間違えているかもしれない解答」を覚えたり「意味の分からない質問」を空欄にしたりすることなく、完璧な解答を丸暗記することができるのです!やったー!
ま、これくらいのハンデもらわないと、私たちにはしんどいですよ。。。

そんな試験はインチキだと思うかもしれませんが、
それでも、いくら問題と回答の両方が分かっていても、筆記で100問、しかも英語で丸暗記するって、並大抵ではありません。
勉強からは長らく遠ざかっていますから。。。

うーん。頑張るぞ!

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