契約書を手に入れたものの。。。


さて、大家との面談にパスしたかどうかは分かりませんが、
とりあえず「契約を進めましょう!」ということになり、
まずは弁護士を決めるように言われました。

そう。契約といえば弁護士ですよ。
別に、日本人同士だし、しっかり話して内容も把握してるし、
そもそもすでに営業を終了している物件だから、
前の店のスタッフとか、名前とか、そういうの関係ないし、
本当は、弁護士なんて挟まなくたっていいくらい簡単な契約なんです。
でも、今回は「プライベートセール」ということで、間に不動産屋さんも挟んでいませんので、
いわゆる「証人」という意味で、弁護士をきちんと依頼することにしました。

実は、クライストチャーチでビジネスを買ったときは、弁護士を挟んでいなかったのです。
でも、まわりの人たちは「えー?弁護士挟んでないの?大丈夫?」という反応で、
そのとき初めて「契約のときは弁護士がいるんだ」と、知ったようなものでした。
無知なものです。
幸い、それでもめるようなことは、あとでおきなかったので、結果オーライなんですけどね。
しかも、クライストチャーチには日本語が話せる弁護士がいないからといって、
わざわざオークランドの日本人弁護士に依頼をしていたりするのです。
確かに、こういうきちんと理解しないといけないものは、日本語が通じる人のほうが安心ですよね。

ところが、オークランドに来てみたら、店舗契約ごときで、わざわざ日本人弁護士を使う人は全然おらず、
「なんで?NZ人でいいでしょ?」という反応。
わたしたちは日本人なので、日本語が通じる日本人がいいと思うのは当然だと思っていたのですが、
相手の弁護士はどうせNZ人なので、こちらもNZ人の方がいい。という考え方のようです。
なるほど。それも納得。

でも、じゃあ、誰に頼む?ってなったとき、なんの情報もなく、
今お世話になっている会社が使っている弁護士事務所に頼むことにしました。
とりあえず費用を聞いてみると、$1500~2000するんだとか。
えー?だって、もう契約書もあるし、私たちがサインして終わりなんだけど、
なんでそんなに高いの?
こういう目に見えないものの値段というのは、本当に理解できないものです。
安いか高いかなど、考える余裕もなく、時間もなかったし、そのまま依頼。
多少高くても、正確に、そして敏速に手続きを進めてくれるのであれば、
$1500でも、まぁいいか。
(面倒くさがりの私たちは、なんでも、まぁいいか、としてしまうのです。本当はだめなんですけどね)

実は、今回の契約、「8月1日を契約開始日にしてほしい」という条件がついていました。
その話をしたのが月曜日ですので、金曜日までに契約を済ませなければなりません。
正味5日です。
なので、こんなに差し迫った状態でも、「できる」と言ってくれるなら、もう頼んじゃいますよ。

というのも、なぜそんな急な話になったのかというと、
契約って、通常やっぱり月初めの1日スタートとするのが切れがいいですよね。
もちろん家賃の支払いも絡んでくるし。
なので、わたしたちは9月1日から契約スタートにしたかったのです。
そこから改装などして、10月中旬ごろにOPENできたらなぁ。という計画でした。

ところが、売主さん的には、一日でも早く、この物件を売りたかったので、価格を下げたところ、
思いのほかたくさんのオファーが来てしまい、
「これは早く契約しないと、次から次へと希望者が来てしまう!」となったのです。
嬉しい悲鳴ではありますが、これは早く契約をすすめないと、大変なことになる。
私たちはプライベートセールですが、不動産屋さんにも出しているので、
不動産屋さん経由で、どんどん希望者が見学にくるんだそうです。

実は、物件を見せていただいてから、
売主さんと私たちは、ここの店をどんな風に改装したいとか、オークランドでどんな店をやりたいとか、
いろんなことを語り合いながら、何度も一緒に酒を飲んだりしていました。
そして「売るなら君たちに売りたい」といつも言ってくれていたのです。
自分が今まで10年以上も続けてきた店を、どこの誰かも分からない人には売りたくない。
とも言ってました。
その気持ちは、とってもよく分かります。
私たちも、愛着ある店を手放してオークランドに来ていますから、
もし、巽を、他の誰かが再開するとしたら、
たとえ店の名前が違っていたとしても、絶対へんな人にはやってほしくありません。
たとえ、私たちに、選ぶ権利がなかったとしてもです。

そういうわけで、売主さんは、私たちに売りたいと思ってくれていて、
不動産屋がつれてくる他の人で決まってしまう前に、
私たちと契約を結びたかったのです。
そのためには、9月1日では遅すぎるというわけです。

そもそも、7月20日も過ぎてから「ビジネスを買いたい」という話をして、
契約開始日が8月1日なんて、考えてもいなかったので、
私たちの中では、自然と9月1日が開始日になるだろうと考えていました。
でも、8月1日に契約が開始できるなら、それはそれで、悪いことではありません。
契約が一ヶ月早まれば、OPENも一ヶ月早めることができます。
もちろん、準備期間が短くなることに不安はありますが、
ここまで動き出してしまったものを、振り出しに戻すことのほうが、よっぽど勇気が必要です。

弁護士を挟んでの契約などしたことがないので、
本当に5日で終わるのかどうか、本当に心配なんですが、
もうお任せするしかありません。

月曜日に弁護士に依頼
火曜日に契約書を先方から入手
水曜日に弁護士と面談

あと、二日ですが、このあと、思わぬ波乱が待ち受けていたのです。。。

 

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