オークランド在住の人には、全然目新しくもなんともないこの話題。
「オークランドで電車に乗る」
でも、わたしにとっては「はじめてのおつかい」並みに緊張と楽しみと感動がありました！
ニューマーケットの物件を借りてからというもの、17時半に仕事を終えてから店に通う暮らしが続いています。
うちのダンナは、昼間から店にいますので、いつもわざわざ私を車で迎えに一度街に出てきて、
それからまた店に戻るという、ダンナにとっては、とても面倒くさいことになっていました。
ところが！週末にニューマーケットを散策していたら、
突然「ニューマーケット駅」を発見してしまったのです！
こんなところに駅があるんだー。知らなかったー。
１階はショップと駐車場、上はマンションになっているので、
通りからは駅が見えなくて、今まで気づかなかったのです。
日本みたいに、一目で駅とわかる造りではなかったんですね。
店から駅までは、徒歩３～５分程度。超近いじゃないですか！
ってことで、早速電車でニューマーケットまで行ってみることにしたのです。
クライストチャーチは電車がありませんから、
「外国で電車に乗る」ということで、かなり緊張。
オフィスの同僚に、電車についての説明を受け、ウェブサイトで料金確認をして、
いざ駅へ向かいました。
さて、到着したブリトマート駅。ここが街の中心部の駅で始発駅でもあります。
券売機というものはありません。
窓口に並んで切符を購入します。
話によると、時間がない時とか、列が長いときには、電車の中でも切符を購入できるんだとか。
私が目指していた電車の時間まで、まだあと10分あったので、列に並んで切符を購入することにしました。
列に並んでいるうちに、「これからも乗るかもしれないから、回数券買おうかな」と思い、
窓口で「回数券ありますか？」と聞いたところ
「あるよ。10回券で、一回分無料になるから」とのこと。
ブリトマートからニューマーケットまでは、１駅$1.7なので
$17を用意したら、料金は$14.5でした。
日本の感覚だと、10枚+1枚というかんじで、10回分で、１回分おまけがつくと思ったのですが、
純粋に10回分で、約１回分割引になるのですね。
そして、でてきた回数券は、これまた日本の感覚だと、
11枚が回数券袋にはいっているか、点線で切れるように11枚のチケットがつながってでてくると思っていたのです。
ところが、実際でてきたのは、切符よりちょっと大きいサイズ、下に１から10まで数字がふられているもの。
これ、１つずつパンチを入れて使うんですね。
遊園地のアトラクションチケットみたいです。
無事回数券を手に入れて、いざ改札へ！
と思ったら、改札ないんですね。直接目的のホームへ。
どこ行きの電車に乗らなくてはいけないかチェックしないと、
いくらここが始発駅で、降りるのが次の駅だからって、すべての電車がニューマーケットへ行くわけではありません。
なんとも無知だったのですが、４つもの路線が走っていたのです！
ちなみに、そのうち３つの路線はニューマーケットに行くんですけどね。
私の乗る電車は３番線。
目的のホームへ向かうと、Newmarketと書いてある電車が停まっていました。
これに乗るのね。
でも、この列車とホームの間にあるガラスの扉はどのようにあくんだろう？と思っていると、
反対車線に電車がはいってきました。
どうも、この電車はただ停まっているだけで、しかも、このガラスは扉ではなかったようです。
しかも、ニューマーケットの駅の出口は進行方向一番前だと記憶していたので、
ホーム前方の方へ進んで待っていたのですが、
なんと、来たのは２両しかない電車。
今歩いてきたホームを戻って電車に乗りました。
そうかー。２両しかないんだ。
しかも、すごいことが発覚！
あれ？架線がない？
もしかして、これって、ディーゼルですか？！
そうなんだー。じゃ、正確には「電車」じゃないんだ。
電気じゃなくて、ディーゼルで走る電車、あ、電車じゃない。
ディーゼル列車？とでもいうんですかね。
それにしても、久しぶりの列車に、どきどきわくわく。
回数券を握り締めていたら、切符切りの人がまわってきました。
「パチン」
うーん。うれしいなー。
でも、ニューマーケット駅までは１駅しかありません。
もし、回りきれなかったらどうするんだろう？
自動的にタダ乗りになっちゃいますよね。（わざとじゃない）←ここ重要
切符を切ってもらって安心した私は、車窓からの風景を楽しみました。
スカイタワーやVeroやANZのビル夜景が、新宿の高層ビル群を思い出させますね。
そのあとも、高層マンションなどの灯りが、超都会っぽい。
さらに、高速道路を走る車の赤いテールランプが川のように流れる様は、
まさに首都高を思い出しました。
都会だなぁ。オークランド。
夜だと、町並みそのものは見えなくて、灯りだけなので、
ほんと、日本にいるような幻想に襲われました。
まあ、多くのオークランド在住者は「大げさな」と思われるでしょうが、
クライストチャーチに10年も住んでいた私にとって、
「ニュージーランド＝クライストチャーチ」なんです。
こんな都会の風景が見られるなんて、夢にも思いませんでした。
あえて、今一度言いましょう。
オークランド超都会。
車窓から見るビルの夜景に感動しているうちに、ニューマーケット到着。
電車からおりると、そこは近代的な駅でした。
そもそも電車の歴史が浅いから、駅も都会的で綺麗なんですよね。
（そのわりに、車両は古かったなぁ）
それにしても、18:30だというのに、駅に人が全然いないってことにも驚き。
エスカレーターをあがって、さて、「改札、改札。。。。」
探してみたけど、見当たりません。
そうなんですよ。
電車に乗るときも改札がありませんでしたが、降りる時にも改札がないのです。
電車の中で切符切って終わり。
私は$1.7（1ステージ）の区間しか切符買ってませんが、
もし乗り過ごしちゃっても、改札で精算とかできませんよね？
あの、切符切りの人は、誰がどこまでの切符を持っているか、ちゃんと把握しているんでしょうか。
ニュージーランドの信用社会でこそ成り立つんでしょうね。
電車楽しかったな。
回数券も買ったし、駅も近いし、これから私の足となってくれそうな予感です。
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