Rikkaの壁


TATSUMIの前のレストラン。
オークランド在住者の間では当然有名な「Rikka」ですが、
創作和食の先駆けで、10年以上も前から斬新なことをやってました。
そして、長年この地で日本食レストランを営業していたわけですから、
RIKKAファンの多いことといったらありません。

「DonDonRikka」というどんぶりやさんが、Rikka の裏にあったのですが、
そこは今では「平蔵」という鉄板焼きやさんになっています。
平蔵さんは、Rikka の電話番号を変えずに、そのまま引き継ぎましたので、
いまだに「Don Don Rikka」の予約の電話がはいってくるそうです。
でも、丼と鉄板焼きでは、種類も値段もあまりにも違うので、
そのあたりは、お客さんも「違う店になったんだ」と理解してくれます。
でも、Rikka とTatsumiでは、両方とも創作和食のジャンルになりますので、
間違えてしまうお客様が多いと思い、あえて電話番号は変更しました。

それでも、1年近くも前に閉店したRikka が、再OPENしたと思って来る人の多いこと。
電話番号は変えたものの、突然来店する方のほとんどはRikka と間違えて来ます。
反対に、電話で予約してくるお客様は、TATSUMI だと分かって予約をしてくれていますので、
来店のお客様のときのように「勘違い」がなくて、ほっとします。

Rikka でも、客層は幅広かったと思いますが、
高くてもおいしいものが食べたいと思って利用していた人と、
それこそ、居酒屋感覚で利用していた人がいたことが、よくわかります。

前者のお客様は、金に糸目をつけず、お酒も料理もばんばん注文し、
驚くような注文の仕方をして、ものすごい金額になった請求書を見ても、
「すごいおいしかったよ。またくるよ」と、非常にご満悦でお帰りになります。
その反面、後者のお客様は、入り口でメニューを見て、
「Rikka と違う」といって帰っていきます。
もしくは、「試してみる」といってはいってきても、
注文は、ロール寿司のみだったりします。

どちらのお客様であったとしても、
「Rikka だと思って来た」ことに違いはありません。
そのようなお客様を、いかにTATSUMIのお客様にしていくか。
というのが、私たちが乗り越えなければいけない試練だと思っています。

そもそもがRikka のお客様で、
Rikka を期待して来ているわけですから、
違うレストランだと分かったとき、Rikka と比較されて当然です。
そして、当然Rikka へは高い評価をしているからこそ来ている訳で、
期待値は最初から高いのです。

Rikka じゃなければ帰るお客様や、
Rikka とは違うオーナーだと聞いて帰るお客様や、
Rikka とは違うシェフだと聞いて帰るお客様がたくさんいる中、
Rikka じゃないと分かっていても、入って試してくれるお客様には、
絶対に満足して帰っていただかなくてはいけません。

このように、Rikka の評判がとても高かったことは、
私たちにとって、プラスでもあり、マイナスでもあるわけですが、
マイナスもプラスに変えて行けるよう、
もっともっとレベルアップをしていかなくてはいけません。

ところで、やっと外席の許可証が届きました!
ニュージーランドにしては、相当早かったと思います。
でも、外席を出して良いという許可がおりただけで、
そこでお酒を売るには、また別の許可が必要です。
これは、前からお願いしているエージェントの仕事ですが、
リカーライセンスのときと同じように、遅々として進んでいません。
せっかく外席が出せても、お酒が売れなければ、
売り上げ倍層計画というわけにはいきません。
でも、外席が置いてあるだけでも、「営業している」ことはアピールできるので、
これですこしずつ、ランチタイムもお客様がはいってくれれば。と思っています。

 

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