GROUPON


昨日、「GROUPON」の営業の人がやってきた。
私たちは、クーポンをやる気は全然ないので、電話で断ったのですが、
話だけでも聞いてほしいといって、お店までやってきました。

「GROUPON」とか「GrabOne」とか、オークランドでは大分はやってます。
今はクライストチャーチでもはやっているんでしょうか?
以前は全然聞いたことがなく、クライストチャーチでは、断然「Entertainment Book」でした。

「Entertainment Book」というのは、毎年$65で発売されるクーポン冊子なのですが、
大抵のレストランは25% OFFで、最高$30の割引きというオファーをしています。
実は、私たちも、「Entertainment Book」に載せていました。
クライストチャーチには、オークランドのような広告媒体があまりないので、
宣伝代わりに、このEntertainment Book に載せていたのです。
しかも、載せるのは、実は無料なんです。

というのも、Entertainment Book は、冊子を販売しているので、
レストラン側からは、広告費用を取りません。
そして、実際にクーポンを持ってきたお客様に25%OFFしてあげることによって、
その割引した金額が、つまりはレストラン側にとっては、広告代のようなものなのです。

雑誌や新聞に広告を載せるのって、どれだけの効果があったのか見えにくいので、
私はあまり好きではありません。もちろん高いですしね。
そういう意味では、Entertainment Book の場合は、
どれだけの人がEntertainment Book を見て来たのかというのが一目でわかりますし、
それに対しての割引きが広告費用だと思えば、
効果がどれだけあるか分からないのに出す広告よりも、よっぽど意義があると思いました。

クライストチャーチで巽をOPENして、改装したその年に、
「もっと多くの人に巽を知ってもらおう」といって載せることにしたのです。

その効果は絶大で、クーポンは、一か月で100枚ほどの利用がありました。
最高$30の割引きですので、実際には平均$20くらいです。
ということは、月$2000程度の経費ということです。

月$2000の広告を載せて、100組のお客様が来店されるかどうかわかりませんが、
クーポンは、実際の来店があるので、効果を肌で感じることができます。

でも、私たちは、まずは多くの人に知ってもらうことが目的でしたので、
最初から、一回こっきりで止めるつもりでいました。
というのも、オークランドのように大量のレストランが存在するわけではありませんので、
一度クーポンで来てくれたお客様が、そのまま常連になってくれるケースが多く、
クーポンを続ける必要はないと思ったからです。

ところが、翌年。Entertainment Book 側から、新たなるオファーがありました。
Entertainment Book には、ちぎって使うタイプのクーポンと、
提示して割引をするゴールドカードがあるのですが、
ゴールドカードの方が、いわゆるちょっと「高め」の良いレストランが載っています。
その、ゴールドカードの方に巽を載せたいというのです。
Entertainment Book いわく、バウチャーを使う層と、ゴールドカードを使う層は違うので、
今までよりも、もう少しリッチな層のお客様をGETできるとのことでした。

確かに、ゴールドカードのレストランは、少しお高いところが多く、
いくらバウチャーがあっても、気軽には行けない感じのところも多いんです。
もちろん、そんなところばかりではないけれど、
でも、バウチャーとゴールドカードの客層が違うっていうのは、少しわかる。

そして、翌年はゴールドカードにアップグレードして、Entertainiment Book を継続することにしたのです。

だけど、三年目は、さすがにやめました。
クライストチャーチの人口を考えても、
一年バウチャー、一年ゴールドカードに載せれば、もうだいぶ多くの人に知ってもらえたと思うのです。
月$2000の割引きはやっぱり大きいですし、もう、広告の役割は十分に果たしたと考えました。
さらに、多くの常連さんに「割引なんてやめろ」と言われたのも、やめた理由のひとつでもあります。

そこにきて、GROUPONです。
25%の割引きですら「もうやめよう」といってやめたのに、
GROUPONは、ほとんどが半額以上の割引きです。
たとえば「一人$80のコースが、二人で$79」みたいな。

GROUPONの人曰く、
「これは無料の広告で、半額のクーポンを購入した人に、半額で料理を提供すればいいだけ」というのです。
しかも、「これは割引きではない」と、何度も言うのです。

どこが割引きではないのかというと、
「あらかじめ半額のクーポンを売って、それを使ってもらうだけ」だから、割引きではないというのです。
う~ん。その理論てどうなんだろう。

しかも、GROUPONの人いわく、最近では、高級だったり、有名だったりするレストランでもクーポンを使っている。と。
「クーポン=チープな店」という考え方自体が、もう古いんだというのです。

たとえば、暇な日に、テーブルが10個埋まっていなかったとして、
その半分の5テーブルに、半額のお客さんが入れば、
なにもないよりいいでしょう???と。

それはそうなんだけど。。。

私の最も大きな懸念は、このようなクーポンを使う人って、
いつもクーポンを使うので、リピーターにはならないのでは?ということです。
もちろん、中には、TATSUMIを気に入って常連さんになってくれる人もいるかもしれませんが、
私たちが欲しいのは、クーポンで一回しかこないお客様ではなく、
TATSUMIを気に入って、常連になってくれるお客様です。
GROUPONの人いわく、10組のうち1組だけ常連になったとしても、
100枚クーポンを売れば、10組の常連が増えるので、
それだけでもやる意義がある。というのです。

それはそうなんだけど。。。

あとは、いつも来てくれている常連のお客様は定価でお食事されているのに、
隣のテーブルでクーポンを持っている人が半額で食事していたら、
なんだか、いい気分はしませんよね。
そのことも、GROUPONの人に言ったのですが、
「だったらその常連さんもクーポン買ったらいいんだよ」というのです。
うちの常連さんは、クーポンを使うようなお客さんじゃないんだけどな。。。
といったら、「誰もが安い方がいいに決まっているんだから、
クーポンを使わない人なんていない!」というのです。

TATSUMIがOPENしたとき、最初、「グラスワイン一杯無料」のサービスチケットを配りました。
これがあるから来てくれる人ももちろん多かったですが、
中には「ワイン無料チケットはあるけど、使わない」という人も結構いたのです。
それって、「割引チケットを使う」なんてこと、考えたこともない客層ってことですよね。

まあ、そんなわけで、GROUPONはお断りしたんですけど、
このクーポン熱は、日本でもすごいですよね。
避けては通れない道なんでしょうか。

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