保険もこれでやっと終わりか


昨年の地震のあと、いろいろな補償を保険でしてもらってきましたが、
とうとう終わりが見えてきました。

今までおりた保険を振り返ってみると、

①2011年2月22日の地震から、2011年10月にTATSUMIをオークランドで再開するまでの営業補償
②クライストチャーチからオークランドに移転するのにかかった費用
③店内にあった備品や食材など、地震でだめになってしまったものに対する補償
④2011年10月にオークランドで新規OPENしてから2012年3月までの、
売上がクライストチャーチ時代よりも落ちた分の補償

と、4つの項目の保険金が支払われました。

あと、残りは、クライストチャーチの巽を再開するのに必要な経費です。
といっても、実際にクライストチャーチの巽はまだレッドゾーンにあり、再開はできないのですが、
それでも、保険は、巽を元あった状態に戻すための費用を試算して、
その分を支払ってくれることになっています。
私たちは、その保険金を、自分たちのお金でなんとか支払った、
オークランド移転や改装などの費用に充てようと思っています。

そして、この費用が、実際に修復するわけではないので、「試算」の考え方により、
費用が大きく異なり、私たちの考える修復費用と、保険屋さんが考える修復費用が、
それはもう倍以上も違ったのです。

もちろん、保険屋さんが言った金額でOKすれば、すぐに支払ってもらえたのですが、
私たちは、会計士さんのアドバイスにより、公的機関に試算をお願いすることにしました。
ただし、これにはリスクもあって、もし公的機関の試算が、保険屋さんの言い値よりも低かった場合でも、
私たちは、その金額を受け入れなければいけないのです。
そういう意味で、公的機関に依頼するのは、賭けでもありました。

そして、今日、やっとその答えが出ました。
結果は、公的機関の試算額は、私たちの要求額とほぼ同じ。
「これでOKしますか?」と、会計士さんから連絡がきたのです。
いやはや半年以上かかりましたよ。

長い道のりでしたが、あそこで妥協して保険屋さんの言い値でOKしなくて本当に良かった。
でも、本当にこれで終わりです。
私たちのファイルは、これでクローズされることになったのです。

これからは、保険金に頼らずに、自分たちだけでやっていかなくてはいけません。
そんなの当たり前のことなんですが、それでも、今までどれだけ保険に助けられたことか。
ちょっと保険金が高くても、「レストラン協会」が推薦する保険に加入しておいて本当によかった。
使うときのことまで考えて加入していませんでしたが、
私たちは本当に運がよかった。
いろいろ考えるのが面倒なので、勧められるがままに加入した保険でした。
最後の保険金を、有難く頂戴したいと思います。

懐のゆとりは、心のゆとりにつながります。
ちょっと一息ついて、これからも精進していきたいと思います。

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