とんとん拍子


世の中って、うまく行くときもあれば、行かないときもありますよね。
でも、なにごとも、運とタイミングだと私は思っています。

今回、その「運とタイミング」で、家(アパートですけど)を購入することになりました。

買うって言っても、ほんとーーーーに狭い、1ベッドルームなんですけどね。

そもそも、「店から近い」というのは第一条件です。
そういう意味で、今住んでいるアパートは、徒歩3分。
本当に目の前のアパートですから、信号ひとつ渡るだけで、
雨でも傘すらいらない感じです。

でも、このアパートは、悲しいかな、電車がうるさくて、まったく安眠できなかったのです。
私たちは、家には「寝に帰る」だけ。
なのに、その睡眠を邪魔されては、たまったものではありません。
そして、カーテンではなくブラインドがついている寝室は、
夜明けと共に朝日が差し込んで来て、それはもう寝てはいられないまぶしさなのです。

寝るときは、寝苦しくても「アイマスク」と「耳栓」は欠かせません。
そして、そんな暮らしに嫌気がさし、
「もう引っ越そう!」と決めたのです。

契約は一年ですので、9月の第一週目まであるのですが、
それまでに、次の部屋を、店の近くで探さなくてはなりませんでした。

家賃があまりに高いので、「購入」も視野にいれ、
部屋を探し始めました。

探すと言っても、Trade Meを見るだけなんですが、
このTrade Meを初めて見たのが6月1日のこと。
そこから今日までの変遷。。

6月1日 Trade Me で物件を探す
6月4日 店の近く(徒歩5分)のアパートを見に行く(暗くて気に入らず)
6月11日 同じアパートの最上階を見に行く(日当たりが良いので気に入る)
6月13日 銀行にローンの相談(頭金50%と言われ、どうしようか悩む)
7月1日  同じアパートの2階の部屋を見に行く(部屋と同じ面積の広いテラスが気に入る)
7月4日  もう一度銀行に相談するも、頭金50%がネックとなり、話は頓挫
7月13日 マテリアルダメージの保険金が手に入り、ローンが組めることに
7月20日 メインバンクからの返事がいっこうにないので、他行へ変えることを決意
7月24日 他行との面談
7月25日 不動産屋さんにオファーを出す
7月26日 オファーに対する返事が来て、ちょっと売値が下がる
7月27日 不動産屋さんにさらなる値下げのオファーをする
7月28日 オファーに対する返事が来て、ちょっと売値が下がる
7月29日 先方の売値を受け入れて、契約成立
7月30日 銀行から、「ローン承認」のお知らせ
7月31日 地震被害の最後の保険金が入金され、ローン借入額が、さらに減額可能に
8月1日  弁護士と一緒に契約書にサインをして、契約終了

9月5日  入居予定

とまあ、こんな感じでした。
今の家の契約が9月4日までだったので、なんというタイミングでしょうか。

「こんな家もうやだ~!引っ越す!!!」と決めてから、
次の家を探して、見に行って、ローン組んで、値段交渉して、契約するまで
ほんの2カ月のできごとでした。
そして、「この家にする!」と決めてから最後の10日間は怒涛のようでした。

ついこの前までは、「別のところを賃貸するか、それともどっか良いところがあれば買おうか。でもお金ないし」
とか言ってたのに、なんだかとんとん拍子で話が進んで、あれよあれよという間に、
買うことが決まってしまいました。

同じアパート内で、3部屋見せてもらって、もっとも気に入った部屋を購入できたことは、
本当にラッキーだったし、
頭金50%ないとローンは組めないと言われていたのに、
銀行変えたら1週間もしないでローンが承認されたり、
そしてまさかの最後のこの土壇場で、ずっと待っていた残りの保険金が全額おりたり、
私は別にクリスチャンではありませんが、
なんだか「神に導かれたのか」と思うほど、すべてがうまくいってしまいました。

お店の契約の時だって、物件を探してもいなかったのに、
オークランドにきて2週間で、この物件の方から私たちの方に転がり込んできて、
2か月後にはばっちり契約終了してましたし、
ほんと、これも、「なにかに導かれたよう」でした。

家を購入すれば、確実に1ベッドルームにしか手が届きませんので、
ほとんどの家具を処分しなければいけません。
それは仕方がないとしても、家具以外の私物も多い私たちにとっては、
収納の狭さもネックの一つとなっていました。
それもあって、「購入」への躊躇もあったのです。

ですが、最後に決めた部屋は、他の部屋と間取りは一緒なのに、
部屋と同じ広さのテラスがついていることにより、
今あるバルコニーのファニチャーも全部持って行けますし、それでも余りある収納力です。
さらに、地下駐車場は、車2台分のスペースがあるのですが、
私たちは車が一台しかありませんので、
もう一台分に倉庫を置いて、さらに収納を作ることができます。
これも、駐車スペースが、駐車場の一番角だったからできること。
本当に、収納に関しては、一番の問題でしたので、
駐車場の空きスペースと、テラスの広さは、
私たちが「この部屋にしよう!」と決断した大きな要因でした。
さらに、部屋は北向きの角部屋。とても日当たりがいいのです。
広いテラスで日当たりも最高なんて、部屋は狭くても、なんだか広い家のように見えるのです。

このマンションは、全部屋同じ間取りなのですが、
その中で、「北向き」「テラス付」「角部屋」という要素を満たしている部屋は1つだけです。
その部屋が、私たちが家を探している今、売りに出るなんて、
まさに、すべては「運とタイミング」なんですよね!

はじめての我が家ですから。
心機一転、小さいけどマイホームの日々を楽しみたいと思います。

家はともかくとして、店の方は、あとは「努力と実力」の世界ですから、
頑張って行くしかありませんが、
そいうわけで、私たちは、きっとNewmarketにご縁があったのだと思います。

何を隠そう、私が初めてオークランドに来たのは、
ワーホリ時代、オークランド経由で日本に帰国するときでした。
オークランドに行ったことがなかった私は、空港近くのホテルに宿泊だったのですが、
一度行ってみようとバスにのって、街まで出かけたのです。
そのとき「わー。やっぱりオークランドは都会だなぁ。」と、ウィンドウショッピングを楽しみました。

ところが、そのあと、ニュージーランドへ戻ってきて、オークランドへ仕事で行ったとき、
「あれ?私が行ったことのあるオークランドの街と違う。なぜだ?」と不思議に思ったのです。
ショッピングセンターも「ESPRIT」もない。。。

実は、私、空港から街までのバスがニューマーケットを通過するとき、
ニューマーケットが街の中心部だと勘違いして、バスを下車し、街歩きを楽しんでいたみたいなのです!

この事実をあとから知った時は、本当に衝撃でした。
私が「オークランドのCBD」だと長らく信じていた場所は、なんとNewmarketだったとは!

まあ、話はそれましたが、私がNewmarketとご縁があった。という話でした。

そもそも、クライストチャーチに住んでいた時は、「買うなら一軒家」が当たり前だと思っていたので、
まったく手が届きませんでした。
でも、オークランドでは一軒家なんて夢のまた夢。
しかも、店まで歩いて通える一軒家なんて、夢を見るのもおこがましいお値段。
なので、だからこそ、アパートを購入することを決意することができたのです。
クライストチャーチだったら、やっぱり「一軒家購入」を目指したと思うんですよね。

ほんと、人生って分からないものですね。

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