はじめての食い逃げ


先日、とても忙しい日、レジが混みあっていました。
そのうしろを、カップルが手をつないで外に出て行ったのです。
でも、その時、私はレジにはいなかったので、一部始終はスタッフから聞いた話なのですが。。。

レジでお会計をしていたお客様が、「彼ら、食い逃げじゃない?」と言ったのです。
レジにいたスタッフは、店の外にでて、そのお客様のあとを追いました。
すると、そのカップルは、手をつないで、走って道路の向こうに逃げていったそうなのです。

そこで、スタッフは私にすぐ報告。
「食い逃げです!信じられません!私、携帯に電話してみます」
と言いました。

そう。そのお客様は、予約のお客様だったのです。

でも、そのカップルは、はじめてご来店のお客様。
そして、あまり当店では見ないタイプの、ちょっと若い、ニュージーランド人と中国人のカップルでした。
それにしたって、お金を払わずに逃げるとは!いつからたくらんでいたんでしょう。
来る前からそのつもりだったのか。
途中で思いついたのか。
それともお金を支払うつもりだったけど、レジが混んでいたので支払うのが面倒くさくなったとか。
レジが混んでるから今なら逃げてもばれないと思ったのか。
理由はわかりませんが、まあ、とにかく支払わないで帰ったのです。

スタッフは「携帯に電話しても出ない!もう!警察に通報しよう」
と言いました。

まさか警察だなんて、思いつきもしませんでした。
まあ、とりあえず、今は忙しいし、携帯にも出ないみたいだし、
明日にでももう一度電話してみるか。
程度にしか思っていませんでした。

そのあと、レジに行くと、スタッフが、誰かと電話していて、
「代金を支払わずに帰った。金額は$○○です。すぐに支払いをお願いします」
みたいなことを言っていました。
なので、「あ、留守電に残しているのかな」と思ったのです。

そこで、電話を切ったスタッフに、
「留守電にメッセージ残したの?」と聞いたら、
「いえ。警察に電話しました。
こういうのは、店から電話するよりも、警察にやってもらったほうがいいんです」と言ったのです。

えーーーー!警察に電話したの?

もう、びっくりです。

巽に泥棒が入った時でさえ、警察に電話するの嫌だなー。って躊躇したものです。
なのに、こんなにさっさと簡単に警察に電話できちゃう彼女って、すごい。
感動しました。
なんでも、私たちが電話しても、どうせ無視されるので、
警察が電話して、支払いを要求するほうが効き目があるから、
こういうときは、自分たちでやるより、警察にお願いしたほうがいいんだと言ってました。
彼女は、もともとオーストラリアで働いていたので、
こういうこと、よくあったのかもしれませんね。

食い逃げにもびっくりしたけど、
警察に速攻電話したスタッフにもびっくり。
すごいなぁ。ちょっとかっこよかったです。

勉強になりました。

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