荷物を全部運び出した後は、掃除をしてオーナーに返却です。
もともと、土曜日にガレージセールをして、日曜日に残りの荷物を全部出して、
月曜日に掃除をしようと思っていました。
で、その掃除なのですが、今回、ハウスクリーナーにお願いしたのです。
午前11時に、ハウスクリーナーに来てもらって、それが1時に終了し、
そのあと2時からカーペットクリーナーに来てもらって3時に終了し、
4時にオーナーに鍵を返却するというプランです。
ところが、そのハウスクリーナーが11時になってもやって来ません。
電話が来て、「30分遅れる」とのこと。
そもそも、こんなことは想定内で、遅れたときのことを考えて、
ハウスクリーナーの終了時間とカーペットクリーナーの開始時間を1時間わざとあけていました。
さすがニュージーランド。おもしろいくらいに予想通りの展開です。
結局、ハウスクリーナーが来たのは11:45でした。
そして、遅れただけなら良かったのですが、見ると、掃除機を持っていません。
持参しているのは、バケツと、その中に入っている掃除用洗剤と雑巾だけ。
「掃除機は？」と聞くと、「え？ないの？」との返答。
信じられません。人の掃除機を使って掃除をする気だったとは！
これって普通なんですか？私はてっきり、プロ用の掃除機を持ってくると思っていましたよ。
で、「掃除機がないなら車に取りに行ってくる。」と言って、またいなくなってしまったのです。
そして、掃除機を持ってきて掃除を開始したのは12時からです。
最初の予定よりも1時間も遅れてのスタートとなりました。
そして、1時に電話がなり、「終わったから見に来て」
まだ1時間しかたっていませんが、家具がないのでだいぶ早く終わってしまったようです。
急いで店から家に戻ると、私が次のテナントのためにと思って残しておいた洗剤類を
すでに自分のバケツに入れて「これ、いらないでしょ？もらってくね」と言うのです。
食器用洗剤と、ハンドソープと、ジフと、バスルーム用洗剤を持って帰りました。
ま、いらないから次の人に置いていこうと思ったわけで、いいんですけどね。
驚いたなぁ。こうやって集めた洗剤類でいつも掃除しているんだろうなぁ。
元手いらずですよね。
そんなやりとりをしていたら、なんと2時に予約していたカーペットクリーナーがいきなりやってきたのです。
まだ1時ですよ。
「私、2時に予約していたんだけど」と言ったら、
「じゃあ、オフィスが間違えたんだね。僕は1時と言われたから来たんだよ」と言います。
余裕をもって予約していたのに、ハウスクリーナーは1時間遅れてきて、
カーペットクリーナーは1時間早くやって来ました。
まあ、ちょうどよく、ハウスクリーンが終わった時に来たのでよかったですが、
ほんと、間一髪でした。
「終わるころにまたくるけど、どのくらいかかる？」と聞いたら、
「一時間くらいかな」と言いました。
私は店にもどって、また1時間後に家に来なければいけません。
朝から、家と店の往復を何度したことでしょう。
ちょうど1時間後に電話が来て「終わったよ！」というので、行ってみると、
部屋にはもういなくて、マンションの入り口で待ち構えていました。
「車を5分パーキングに停めてるから、急いでるんだ。これ、鍵。じゃあね！」
といって帰って行きました。
きちんと掃除ができているか、確認する暇もありませんでした。
しかも、カーペットクリーンに1時間かかるのが分かっているのに、
5分パーキングに車を停めてくるってのは、なかなかの強者です。
そして、店に戻って、ランチを閉店して、ご飯を食べて、
今度はオーナーに鍵を返す時間になりました。
オーナーは、家全体を見て回り、「これ、プロに頼んだのよね。全然完璧じゃないわ」と言います。
確かに、壁には家具がこすってついたような汚れがそのまま残っているし、
ドアにも脂のついた手でさわったような汚れが残っています。
でも、オーナーも「プロにお金払って頼んだんだからあなたの責任じゃないし、もういいわ」と言ってくれました。
そして、水道のファイナルメーターを読まなくてはいけないということで、
「どこにあるの？」と聞いたら、
なんと、バスルームの天井の蓋をあけたところの配管についたメーターを読むらしいのです。
オーナーは、「iPhone のライトを使わないと暗くて読めないよ」と言うのですが、
なんでまたこんなところに？？？
ライトで照らしてメーターはなんとか読み取ったものの、
次は「お湯のメーターを読んで」と言います。
でも、お湯のメーターなんて、どこにも見当たりません。
オーナーいわく、水のメーターのさらに上のさらに奥にあるので、
iPhone でフラッシュをたいて写真を撮れと言うのです。
え？？？本当に？？？？
みんなこんなことしてメーター読んでるんでしょうか？
何枚か写真を撮ると、確かに、暗闇にメーターらしきものが写ります。
でも、半分しか映ってなかったり、フラッシュで光っちゃったり、ぼけてたり、なかなか上手に撮れません。
なにしろ、そのメーターは、こっちを向いてないんですよ。上向きについてるんです。
20枚くらい写真を撮って、一枚ずつ確認すると、なんとか数字が確認できる写真が一枚だけありました。
これで一安心です。
っていうか、超疲れたんですけど！！！
実は、このあと余談がありまして、
敷金返金の件で、残念なお知らせがありました。
というのは、ガレージセール開催のためにエレベーターホールに張り紙をしたのですが、
それをはがしたときに、壁のペンキがはげたということで、修繕費として＄150請求されたのです！
そもそも、とってもぼろぼろで傷だらけなんですよ。
そこでちょっとペンキがはげたからって請求されるなんて、ほんと、腹も立ちますが、
誰がやったか分からないものには請求できない分、
誰がやったかわかる分にはしっかり請求するのでしょうね。
「払え」と言われたら考えますけど、敷金から差し引くと言われたら、
まあ、面倒もないし、もう忘れることにしました。
いちいち腹を立てたり、闘ったりする元気がもうありません。
というわけで、ガレージセールで売れた金額とほとんど同じくらいの金額を支払うはめになったという結末でした。
二度と行かないぞ！！
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