「MASU by Nic WATT」に行って来ました!(後編)


さて、昨日は、お店のことについて何にも書く前に終わってしまいました。。。

行く前に、MENUを見たのですが、
特にランチメニューというものはなく、ランチもディナーも同じメニューでした。
最初は、月曜日の祝日に行こうと思っていたのですが、
ランチもディナーも同じメニューなら、わざわざ休みの日に行かなくても、
日曜日のランチでいいんじゃない?ということになりました。
まあとにかく、最近、やらなくてはいけないことが山積みだったので、
1日休みの日は、どこにも行かずに、山積みの仕事に集中したかったのです。

そして、日曜日のランチタイムに行くことにしたのですが、
ランチタイムは12時半OPEN
ランチといえば、遅くとも12時にOPENしそうなものですが、
まあ、ランチメニューというわけでもないし、
早い時間からOPENするより、ワインを飲みながら食事を楽しむ客層を狙っているのでしょうか。

さて、そのメニューなんですが、
「寿司/刺身」
「炉端」
「キッチン」
と、3つのパートに分かれています。

ざっとメニューを見て、まずは「食べてみたいな」と興味をそそるものをピックアップしていきます。

私が興味を持ったもの

「茶蕎麦とタラバガニのサラダ」$23.6
「かに釜飯」$45
「銀鱈の西京焼」$48

何故この3品に興味を持ったかと言うと、NZでは食べたことがない料理だったから。
オーストラリアでは、食べたことあるんですが、NZにはなかったので、
どういうプレゼンテーションで、どんな味付けで提供するのか興味がありました。

でも!でもですよ!!

よーく見てください。
この値段を!!!

居酒屋の値段じゃないですよね。

しかも、ランチタイムに食するには、あまりにも予算オーバー。
(予算なんてないですが、許容範囲ってありますよね?)

とりあえず、上記3点を食べたかったのですが、
実際お店に行ってから決めることにしました。

そして、お店に行って、席に通され、メニューを眺めていると、
マネージャーらしき方が声をかけてきました。

「日本人の方ですか?」

そう。
マネージャーは、イケメン日本人男子だったのです!
アジア人て、どうしても西洋人と混ざると見劣りしてしまうのですが、
西洋人に混じっても見劣りしない日本人になるのは、私の生涯の目標でもあります。
顔の堀の深さや、身長、ボディラインなど、持って生まれたものが違うので仕方ありませんが、
それでも、アジア人の中には、西洋人に混じっても全然見劣りしない人も結構いるのです。
彼はまさに、そんなタイプの人でした。
見た目の問題ではなく、オーラや自信や生き方が前向きで堂々としていれば、
人として輝くことによって、アジア人でも西洋人に負けないと私は思っています。

さて、話はずれましたが、マネージャーとしてスタッフを束ねる日本人男子の姿を見ることができただけで、
この店に来てよかったと思いました。

彼は、メニューの中からいろいろおすすめしてくれたのですが、
値段を度外視すると、やはり私が興味を持っていた釜飯と西京焼がおすすめのよう。

散々悩んだ挙句、私たちが選んだものは、

「海鮮ユッケ」 $24.6  昨夜の賄いで食べたマグロのユッケが美味しかったからなんとなく
「ほうれんそうのサラダ」 $8.6 マネージャーおすすめ
「ちらし巻き」 $14.9 どんな風に提供するのか、巻き寿司を1種類注文したかった。
「真鯛の味噌焼き」 $34 高いけど、西京焼$48より安い
「ポークリブの柔らか煮」 $28  マネージャーおすすめ

これで足りなかったら、またなにか追加しよう。
ということに。

えーと、ま、ご覧のとおり、値段は高級ですが、
お皿は居酒屋サイズ。

というわけで、「絶対足りないぞ!」と
まだ食べ終わってなかったですが、早々に「かに釜飯」を追加。
釜飯はきっと、時間かかりますからねぇ。早めに頼んでおかないと。

「かに釜飯」$45

全体的な感想ですが、正直いって、どれも美味しいです。
値段とか、これが和食なのかとか、そういうのはさておき、味は美味しいんです。

マネージャーとは別に、スタッフの一人に日本人の方がいらしたのですが、
その方も、「日本人の方には、日本食だと思うとがっかりしてしまうかもしれません」
と言っていました。
確かにそうかもしれません。
でも、もともと和食を期待して食べに行っているわけではないので、
私たちにとっては、そのへんはどうでもいいのです。

空腹を満たすためにする食事であれば、こういう店には行きません。
私たちがこういう店に行くのは、1に「勉強」、2に「食を楽しむ」です。

たとえば、冷凍食品や、既製品のソースやドレッシングばかり使っている店があるとします。
でも、そういう店って、絶対に美味しくないものは出さないと思うんですよね。
だって、誰が作ってもそれなりの味に仕上がるのが冷凍食品や既製品のいいところです。
特に、日本の冷凍食品のレベルの高さっていったらたいしたものですよね。
空腹を満たすために行くには十分ですし、味に不満を感じることもないでしょう。

でも、それが、私たちにとって、「勉強」になるか、という視点で考えた時、そうはなりません。

そういう意味で、私たちが、値段が高くても、新しい店に出向く理由は、「勉強」なのです。
そして、私たちにとって大事なこと

1、興味を持てる料理があるか
2、プレゼンテーションが美しいか
3、これは美味しいと思える味か

こういうモダン和食に期待しているのはそういうことなのです。

つまり、それが本当に和食かどうかというのは、良し悪しの判断基準ではなく、
料理のレベルが高いかどうかが、良し悪しの判断基準。

そういう意味では、「MASU」は、非常に満足でした。
海外に行かなくても、こういう料理を楽しめることになったのは喜ばしいこと。
じゃあ、また行くかっていうと、値段がねー。
私たち、美味しいものにはお金を出すタイプの人種ではありますが、
それでも、高いなぁ。

というのも、この店って、高いけれど、やっぱりカジュアルなんですよ。雰囲気が。
高級店とか、この前行った「The Sugar Club」みたいなホテルの最上階だったりとかだと、
もっとスペシャルな感じがして、普段使いではないから、多少高くても許せる。
でも「MASU」はカジュアルな店だと思った時、普段使いにするにはちょっと高い。

今回、二人で$240でした。
ランチですよ!?

でも、私たちが食べたかった料理が高いものばかりだったということや、
お酒を2杯ずつ(計4杯)注文したことも原因していると思いますので、
もっと安く済ませる注文方法もあるはず。

あとは、高い安いって、判断基準も人それぞれ。
なので、みなさんが高いと思うか安いと思うかは分かりません。

最後に注文したデザートですが、
「チョコレートのプリン」 $18.9
「茶碗蒸し」 $14.3
この2つは、盛り合わせで提供されました。

デザートですらシェアをしてもらうというスタンスなのですね。
ま、どうせシェアするからいいんですが。

で、なぜこの2種類を選んだのかと言うと、
「チョコレートプリン」の説明のところに
「cedar roasted chocolate」と書いてあったのです。
杉でローストしたチョコ?
興味ある。

もう1つの「茶碗蒸し」
普通に興味をもつネーミングですよね?
説明のところには、
「mango, lychee, passionfruit and coconut」と書いてあったので、
ま、茶碗蒸しの器の中に、茶碗蒸しみたいな見た目になるように作ったデザートなのかな。
と思いました。

そして、写真をみていただくと、右側がチョコレートプリン、左側が茶碗蒸し。
茶碗蒸しは、ま、割と予想通りでした。

なるほどねー。
杉でローストしたチョコレートって、
お酒の枡に入れて焼いたチョコレートフォンダンだったのですね。
斬新。
こういうのって、思いつかない。
枡を手に取ったらアツアツでしたよ。

そうそう、釜飯ですが、肝心な釜の蓋をあけた写真を撮るのを忘れました。
これは、完全にカニの和風リゾットでした。
釜飯どころか、雑炊ですらない感じ。
でも、味は美味しいんですよ。
きっと、このNic Wattさんは、日本に行った時に釜飯に出会って、
「これ、いい!」と思ったんでしょうね。
でも、釜飯のこの雰囲気だけ頂いて、中はカニのリゾット。
だけど、本当に釜飯である必要があるのか?って話なんですよ。
別に、釜飯やさんにきているわけじゃないし。美味しいんだからいいんじゃん?

「釜飯」と言う名の釜飯の器に入ったリゾットに、
「茶碗蒸し」と言う名の茶碗蒸しの器に入ったデザート。
これぞ、日本人ではない人が考えつく、モダン和食なのだと思います。
私は、こういうのを「面白い」と思いますが、
やはりスタッフの方がおっしゃっていたように「違うじゃん!」と思う方もいらっしゃるのでしょうね。
でも、日本人のために作っている日本食ではないですから、
私はこういうの全然アリだと思うスタンスです。

以上、「MASU」食れぽでした。

釜飯、美味しかったけど、高いな。
カニとか使わないで、普通にきのことか使ったら、$12くらい安くなる?

高いけど、場所いいし、ホテルの一階だし、観光客とかも来るだろうし、
なんせ、話題性あるし、お金持ちのオークランド人や観光客とかで、
きっと流行るんだろうなぁ。

うちは、もっと地道に頑張らねばだな。。。

 

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