さて、2日目はエイベルタズマン。
もし、天候が雨だったりすると、中止かもしれない。

私たちは、まずはカヤック3時間。そのあと30分歩いて、ビーチで30分休憩して、
最後はカタマランヨットで3時間かけてスタート地点に戻るという内容で申し込みました。
豪雨だったり、強風だったりしたら、中止になる可能性もあります。
いや、そんな天気だったら行きたくないので、むしろ中止にしてくれ。

そして、早朝。カーテンからもれる朝日で目が覚めました。
時計を見るとまだ6時。あと1時間寝れるとベッドにもぐってから、
ふと、「昨日6時5分が日の出だったから、今日も多分同じくらいに日の出だな」
と思ったら、海から昇る日の出を拝んでおこうと思い、カメラを手に起き上がりました。

すると、どうでしょう。
予想通り。まさに朝日が昇るところでした!
エイベルタズマンに昇る朝日は、オークランドで見た朝日よりもずっと美しかったです。
そして、この朝日が象徴するように、天気はまずます。
快晴ではありませんが、この天気であれば、ツアーは決行でしょう。

でも、やっぱり寒い!朝だからかな。
そして、朝ごはんを食べに階下へ降りていくと、
ホスト夫妻が「今日はなんとか天気がもちそうでよかったね。でも、海の上は寒くなるかもしれないし、風が強くなるかもしれないから、あったかい上着を持って行った方がいいよ」と。

しばし沈黙の私たち。

「今着ているこの服が、一番あたたかい服なんです」
と、思いっきり半そで。

心優しいホスト夫妻は、自分のフリースとウィンドブレーカーを持ってきて、
私たちに持たせてくれました。
これで私たちは、なんとか今日一日生きながらえることが出来そうです。

そして集合場所まで車を走らせ、受付を済ませ、カヤックの準備。
雲行きは大分怪しい感じですよ。

今日の天気は、曇り。そして、明日とあさっては雨なので、
この天気が雨に変わる可能性大。
天気のせいかどうかは分かりませんが、同じチームの8人のうち4人が来なくて、
結局4人+ガイドさんで出発することになりました。

もう一組はドイツからのカップルで、英語全然できないの。
カヤックの説明をガイドさんがしてても、ちんぷんかんぷんの様子でした。
私がワーホリで来た時も、あんな感じだったんだろうな。ガイドさん大変だなぁ。

でも、英語ができなくたって、体力十分。
出発してすぐに私たちはだいぶ差を付けられ、
結局、私たちは、ガイドさんに紐をつけられて、引っ張ってもらうことになりました。
自転車でいう補助輪つけて走ってる感じで、結構恥ずかしいんですが、
そのひっぱられるスピードたるや、恥ずかしいなんて言ってる場合ではないくらいすごかったです。
自分でも漕ぐように言われて、漕ごうとしても、あまりのスピードについていけない。
すごいなぁ、ガイドさん。

そして途中のビーチで休憩。
これでまだ半分だなんて、私はもう終わりでもいい気分だったよ。

少し晴れ間が見えてきて、しかも動いて暑くなってきたので、
ここで中に着ていたフリースを脱いで、しばし休憩。
このあと、アザラシを見に行くんだとか。
大丈夫か?私。すでに大分お疲れモード。

このあとは、もう、ガイドさんが
「あそこにアザラシいるよ!」
「あ、あそこに親子が!」
「赤ちゃんがいる!」
とか、いろいろ言ってくれるんですが、もうそれどころではなく、
「本当に写真撮らなくていいの?」と何度も聞かれたけど
「結構です」と大分憔悴していました。

さて、たどり着いたゴールですが、
ずっと座ってカヤックを漕いでいたのに、なぜだか足がガクガクで立てない。。。
ここから30分のトレッキングで、全然大したことない道のりなのに、
立ってるのもやっとなくらい足にきていて、山道で足が上がらない。
私、歩くのは結構得意で、山登りもお手の物なんですが、
なんでこんななんでもないルートすら登れないのか。
カヤックで相当足に来ていたのが原因ですが、
なぜカヤックで足がたたなくなるのか、全然意味が分かりませんでした。

やっとのことでたどり着いたビーチ。ここでランチ休憩です。
なんと、まさかの、あの曇り空が、だんだん晴れてきました!

さて、ここからはカタマランヨットに乗船です。
大型のヨットで、寝室もついていて、10人まで寝泊りできるんだとか。

今は夏休みだからか、船長さんの息子が手伝いに来ていました。
こんな10歳くらいの子供に一体に何ができるのかと思っていたら、もうびっくりですよ。
カタマランヨットはビーチにいけないので、エンジンのついたゴムボートでヨットとビーチを往復しながらお客さんを送迎していくのですが、
このエンジン付きゴムボートを操るのは、この10歳足らずの少年なのです!!
さらに、沖まで出て、いざヨットの帆を張る場面になったら、
お父さんが帆を張っている間、舵は息子が任されているんですよ。
かっこいいなー。私が10歳の女の子だったら、間違いなく惚れてるね。
こういう男こそ、生きていくのに役に立つに違いない。
まだ少年なのに、家業を手伝う姿に、非常に感心したのでした。

船には20人くらいのお客様が乗り込みましたが、アジア人は私たちだけ。
しかも、NZ人ですらほんのわずかで、ほとんどがヨーロッパからの旅行者でした。
エイベルタズマンは、まさに「世界のエイベルタズマン」なのだと実感しました。

こんな感じで、だいぶ天気も良くなってきて、みんな気持ちよさそうに甲板の上で時間を過ごしていました。
が、そのころ私は気持ち悪くなって、一人船室で横になっていました。
船、苦手なんですよね。
でも、エンジンのない、この揺られる感じが、非常に気持ちよく、完全に気持ち悪くなってダウンする前に、心地よい眠りにつくことができました。
エイベルタズマンっていうと、ほとんどがカヤックとボートとトレッキングのツアーなのですが、
このヨットのツアーは、静かに海を漂いながら進む感じで、とてもよかったです。
おすすめです!(って私は半分以上寝てたんだけど)

さて、陸に到着したのが夕方の6時。
天気は最高。

そこで、私たちは、ここから世界一の透明度を誇る、ププスプリングスへ向かうことを決意したのです!
というのも、本当は明日の朝に行く予定でしたが、明日の天気予報は雨。
だったら、今から行ったらまだ明るいうちに到着できるのでは?と思ったのです。

ここからププスプリングスまでは車で1時間ちょっと。
今から行けば7時PMには到着できる。
7時っていったらもう夜だけど、9時まで明るいNZなら、
7時ならまだ行けるんじゃないか?

7時の太陽ではもう傾いていて、晴れていてもきれいな水を見ることができないかもしれませんが、
土砂降りの中行くよりはきっといいはず。

そして、私たちはププスプリングを目指して出発したのです!

(つづく)

いざ!ププスプリングスへ!⑧(1月2日)

 

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