精密検査を受ける(コルポ診)④


さて、精密検査を受けに行きました。
Newmarketは、まわりに専門医や病院があって、とっても便利。
この前のマンモグラフィも、今回の検査も、大体車で5~10分のところです。
私は車の免許がないので、毎回ダンナの送迎を必要とします。
付き合ってくれて有難いですね。

担当の先生は、マレーシアか中国系だと思われる女性でした。
この先生、多分私と同じ年くらいだと思うんですが、
明るくて、話しやすい。そして、信頼できる雰囲気。

GPでは、検査結果についてと、CINについて簡単に説明を受けただけでしたが、
ここでは、子宮頸がんについての詳しい説明をまず受けました。

先生の話をまとめると。。。。

まず、20代以上の女性であれば、80%以上の女性がウィルスに感染したことがあり、
そのウィルスの種類は100種類以上あるそうです。
でも、それらのウィルスのほとんどは、インフルエンザウィルスのように、放っておいても自然消滅するんですが、
そのうちの16種類が、高リスクと呼ばれていて、癌化する可能性が高いウィルスなんだとか。

そして、CINも、ⅠやⅡでは経過観察するのですが、
私の場合はⅢの可能性を秘めた結果が出ていたので、
それをはっきりさせるために、精密検査をする必要があるとのことでした。

この精密検査は、日本では「コルポ診」と呼ばれているもので、
実際に拡大鏡を使って患部を確認しながら、組織の一部を切り取ります。
そのサイズは、大体5mm前後。
お医者さんにもよりますが、2~4箇所ほど切り取るそうです。
ちなみに、私は2箇所切り取りました。
隣のモニターで、私も見れるようになってるんですが、
気持ち悪いので見ませんでした。

そして、これがね~。痛かったんですよ!ものすごく!
人によるんでしょうが、私は痛みに弱いタイプなのかもしれません。
診察台の上には15分ほどいましたが、実際の処置は多分5分くらい。
それでも、途中で気が遠くなるかと思いました。
でも、体験談を見ると、私のような痛みを感じる人はあまりいないようです。

ちなみに、最初に行う、いわゆる「スメアテスト(子宮頸がん検診)」は、
まったく傷みがなく、綿棒などでこすって細胞を取る検査です。
実は、私、これですら痛かったんですよ。
「痛い」といったら、「そんなわけない」と先生に言われたくらい。
ま、それはさておき、スメアテストは、細胞を採取して顕微鏡で検査するので、
「細胞診」と位置づけられています。

今回の「コルポ診」は、「組織」の一部を切り取って行う検査なので、
「組織診」と位置づけられています。

この結果によって、今後の治療の方針が決まるわけですね。

そして、コルポ診のあと、先生とお話したのですが、
早速手術の話でした。
先生は、結果が出たらまた連絡するけど、見た感じ「CINⅢ」だと。
おそらく、全体に3分の2以上に感染が広がっていたのでしょう。

手術の方法は2つありました。

1つは、今日の「コルポ診」と同じ方法で、この病院でできて、
長さが、今日は5分だったけど、手術だと15分になるとか。
でも、歯医者での治療と同じように、麻酔注射をするから、
今日の検査が大丈夫だったら、多分大丈夫。と言われました。
そして、患部のみ麻酔なので、手術が終わったらすぐに帰れるというメリットもあります。
だけど、まったく痛みがないというわけにはいかないですよね。

もう1つは、大きな病院で全身麻酔をしてもらって、
眠っている間に手術が終わるという方法。
やることは同じだけど、私が寝てるか起きてるか、っていうのが違うのね。
当然、まったく痛くないんだけど、麻酔の関係で、病院には4~6時間程度滞在する必要があります。

どっちがいい?と聞かれて、そりゃ、今日の検査すらしんどかったのに、
これよりしんどいのはちょっと無理。ってのが正直なところ。
じゃあ、何を迷うかって、私今まで大きな病気も怪我もなく生きてきたので、
全身麻酔とか未経験なんですよ。
「眠ったまま目が覚めなかったらどうしよう?」とか思うわけですよ。
そんなことないのは分かってるんですが、ねえ。

ちなみに、値段は、病院で全身麻酔をするほうが断然高いので、
保険に入ってない人は、今日と同じ方法で手術を受けるのだそうですよ。
なので、私は保険に入っていると言うことで、
先生は、「保険入ってるなら病院でもいいと思うけど、あなた次第よ」と言ってました。
確かにそのとおり。
せっかく保険はいってるのに、痛い方を選ぶ必要ないよね?

っていうか、まだ検査結果出てないし。

でも、検査結果をお知らせするまでに、どちらの方法で手術するか決めておくように言われました。
ちなみに、ちょうどクリスマスの頃だったので、
検査結果はクリスマス後にお知らせしてくれるとのこと。
そして、保険に入っているので、年明け1月中には手術ができるとのことでした。

まだ検査結果も出ていないのに、どうも手術することが確実なような流れ。
でも、今日の検査と同じ感じで、時間が長いだけ。だと思うと、
そんなに大変な手術ではないんだな。というのが、最初の感想でした。

それはさておき、お会計ですよ!
なんと、まさかの$480!
保険でカバーされるとはいえ、この検査は一時自己負担の後日請求。
$480って、すごい大金ですよね???
だって、日本のウェブサイトを見ると、このコルポ診の費用に関しては、
大体5000円。保険が適用されなくても10,000円以内だと書いてあるんですよ。
それが$480って???
高すぎませんか?
ちなみに、日本だと、手術になっても保険で3~5万円程度なんだそうです。
NZでは、検査で$480もかかるくらいですから、
手術っていったら、一体全体いくらかかるんでしょう?

あー、つくづく保険に入っててよかった。。。

つづく

コルポ診の結果⑤

にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ
にほんブログ村
↑↑↑
ブログランキング参加しています!
良かったらクリックでの応援、よろしくお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA