思いがけない事実が発覚⑪


手術は無事に終わりましたが、
ドクターからの請求書に同封されてきた「ドクター所見」
これには、気になることが書かれていました。

「すでに伝えてありますが、子宮頸管が元々短くて2cmしかないので、
切迫早産の危険が非常に高く、妊娠・出産を望むのであれば、医師に相談してください」

とのこと。

「???」
私には、まったくなんのことだか意味が分かりませんでした。

子宮頸管が短いのが、妊娠・出産と、なんか関係があるの?

実は、最初のコルポ診の時に、ドクターに言われたことがあったのです。

「あなた、過去にも子宮頸がん手術受けたことある?」

「。。。ないですけど?」

「というのも、子宮頸管がたったの2cmしかないのよ。
他の人に比べて、あんまりにも短いから。
でも、気にしないで。
アジア人は、西洋人に比べて、すべてのパーツが小さいし、
大きい鼻の人もいれば、小さい鼻の人もいるのと同じで、
人によって、いろいろだから」

私はそれを聞いて、ダンナにも
「なんか、私、子宮頸管が2cmしかないんだって。
まあ、普通の人がどのくらいなのか知らないから、それがどれだけ短いのか分からないけど、
見えない部分のことだから、知らなかったねー。」

なんて話をしていたのです。
それが、重要なことだとは知らず。

きっと、妊娠・出産の経験がある人であれば、
子宮頸管が2cmしかないのが、どれだけ普通じゃないことなのか、
すぐに分かるのだと思うのですが、
私は子宮頸管が何なのかということすら知らない有様でしたから、
「へー。」という思う以外、なんとも思わず、そのことはもう忘れられていました。

そして、先日、手術のあと、ドクターが病室に来たとき、
「調子はどう?」という会話の時に、
「前も言ったけど、子宮頸管が短いから、もし子供を望むなら、相談してね」と言われたのです。
この時も、別になんとも思わずに「わかりました」と答えただけでした。

だって、子宮頸管が短いということは、コルポ診の時にも聞いていたし、
子供を望むなら相談って、そこのところはちょっと引っかかったけど、
でも別に、子供は天からの授かりものだと思っているので、
望んでいるわけでも望んでいないわけでもなく、
ドクターに相談するほどのことではないと思っていたからです。

ところが、送られてきたレターを見ると、
「子宮頸管が2cmしかない」ということと、「子供を望むなら相談して」の間に
「切迫早産の危険が非常に高いので」という、まったく新しい情報がそこにあったのです。

「どういうこと?それは聞いてないよ。」

そこから私は調べましたよ。
子宮頸管について。

子宮頸管は子宮の入り口。
そして、赤ちゃんにとっては、出口。
つまり、赤ちゃんが生まれる時に産道となるところです。
通常、非妊娠時で4~5cm、妊娠8ヶ月を過ぎて徐々に短くなって、
約2.5cmで破水するそうです。

一般的には、子宮頸管の長さが3cmを切ったら、絶対安静で入院するんだそうですよ。
妊娠37週までは40mmあるのが理想
少なくとも34週までは27mmあるのいいと言われていて、
25mmを切ったら、いつ破水してもおかしくないので、入院になるそうです。

子宮頸管が25mmになると破水って、最初から20mmの人はどうしたらいいんでしょうか?
手術して、もしかしてもっと短くなってたりして。。。

子宮頸管が短いと判断されると、対処方法としては「安静にする」という形しかなく、
体を起こすと負担がかかるので、常に寝ている状態でいなくてはいけません。
子宮頚管が短いと診断され、妊娠5ヶ月から出産まで、絶対安静でずっと入院していて、
シャワーも浴びれず、トイレにも行けず、という体験談も読みました。

そして私は、「子宮頚管が2cmしかない」ということが、
日常生活には何の差し障りがなくても、妊娠・出産には、どれだけ重大なことなのかということを初めて知ったのでした。

っていうか、そんな重要なことなら、コルポ診の時に
「鼻の大きい人もいるし、小さい人もいるし」
みたいなこと言うなよ!
夫婦で相談するとか、いろいろあるじゃん。

今まで、特に、子供を持つために努力をしてきたこともないし、
子供がいらないと思ったこともないし、
自然の流れに任せてきたのですが、
いつも行くGPのインド人のドクターには、
「結婚して6年もたつのに何で子供がいないの?おかしいわよ!」
などとプライバシーのかけらもないことを行くたびにズケズケと言われ、
(本当に毎回言われる)
それだけでGP変えたいと思っていたくらい。

というわけで、今までなんの努力もしてきませんでしたが、
もし、私が本気で子供を産みたいと思ったら、
多分、本気の本気にならないとだめで、
多分、子供ができたと分かったとたんに、もう仕事もできなくなって、
その上、出産までこぎつけることができるかどうかも微妙で、
しかも、多分、お金もかかる。

って、ことが、分かったのでした。

まあ、ドクターから直接なにか言われたわけではないし(レターには書いてあったけど)、
インターネットで「子宮頸管」「短い」などと検索して得た情報なので、
真偽のほどはよくわかりません。
もしかして、手術前で、子宮頸管がびびって短くなってただけ?
ってこともあるかもしれないし。
まあ、とにかく、半年後に術後検診があるので、
その時にでも改めてドクターにちゃんと聞いてみようと思います。

というわけで、今回の、子宮頸がん検診から始まった、
一連の様々なことはこれで終了。

ここに綴った情報が、今後、NZで子宮頸がん検診にひっかかってしまった人の
助けになることを願います。

術後検診の結果⑫

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