案外手作りなお店のデコレーション


うちのお店に来店されて、多くのお客様がおっしゃること。
「内装がかっこいいねー。」

エントランスの壁は大理石で、光を通し、
店内から見ると、とても高級感があってかっこいい。
でも、店の外から見ると、ものすごくガードされた感じがあって、
入りにくいのがマイナスポイントです。

そして、エントランスを入ってすぐのところにあるバーカウンター。
これは、このお店を始める時に、私たちが設計して作ってもらったのですが、
その後ろの壁は、全部石。
これを、多くのお客様は
「So Cool !!!」
とおっしゃいます。

昔、このお店が別の和食店だったころ、
上から水を流していたそうなのですが、
水がバシャバシャ跳ねてしまって、水を流すのはやめてしまったそうなのです。

うちでは、水が流せないのなら、、、ってことで、
その壁の前にバーカウンターを作ったという訳です。
それでも、石の壁は十分見ることが出来ます。

そして、この石の壁なんですが、
前のオーナーとその友人たちが、
自分たちで、ベニヤ板にボンドで貼りつけたんですって!
なんてハンドメイド。
でも、だからこそ、石がでこぼこで、水が上手に流れなくて、
上から流れてきた水が石にあたって飛び散っちゃうようなことになったんだそうです。

それにしても、これだけゴージャスな感じがする石の壁が、
まさかベニヤ板に自分たちで石を貼り付けて作ったようにはみえませんよね?
天晴な仕事ですよね。

さらに、店内の天井に飾ってある巨木の枝のオブジェみたいなやつ?
ものすごくアートな感じの、かっこいい枝なんですが、
実はこれも、元オーナーの友達が、どっかの海岸から拾ってきて、
自分たちで載せたんですって!
すごい!
そもそも、こんなのが海岸に落ちてるのもすごいですよね。

いかにも手作りみたいなお店はたくさんあって、
またその手作りの良さを味わえる店もたくさんあるんですが、
うちの店って、「手作り」とはほど遠い感じの雰囲気を醸し出しているのに、
実は手作りだったという秘話を、元オーナーとその仲間たちから聞いたときは、
本当に驚きました!

大先輩たちの仕事ぶりに感服するとともに、
さすがDIY国家NZだなぁ、とも思うのでした。
でも、なによりも、そうやって一緒にお店を作ってくれる仲間がいること。
そして、20年たっても、その仲間と一緒に飲み歩いているなんて、
なんだか素敵ですね!

私たちも、そんな仲間や友達を作っていきたいなぁ。と思うのでした。

ちなみに、うちのダンナもDIY男。
店の外のメニュー立ては、ダンナ作です。
以前もブログで紹介しましたが、力作なんで、改めて。。。

NZは、なぜだか「メニュー立て」というものが売っていません。
他の店も大工に頼んで作ってもらったりしているところが多いみたい。
メニュースタンドは、メニューを貼る上部の板を斜めの角度にしたいので、
その斜めを傾斜を出すために選ばれたのが、こちら。
「郵便ポスト」
ポストの屋根の部分の斜めの傾斜がちょうどよい角度なのです。

郵便ポストの上に、板を載せて、釘で打ちつけています。
そして、郵便ポストを、外席用のアンブレラスタンドに差し込んでいます。
さらに!
メニューボードが結構重いので、運びやすいように後方にタイヤをつけました。
どうですか?完璧でしょう?

こういうDIYが得意な男子がいると、本当に助かりますね!
そうそう。ちなみに、新しく外に貼る用に作ったランチメニュー解説。
これもダンナが作りました。

なんだかいろいろ凝り性で、
人に頼むより、自分でやった方が早くて満足いくものが出来るらしい。

本当は、毎月変わるシェフスペシャルとか、新しいメニューとか、
いろいろ考えてもらわないといけない仕事がたくさんあるので、
こういう大工仕事やデザイン関係の仕事に、あまり時間を割いてほしくないのが本音なのですが、
まあ、できあがりの完成度が高いので、そのまま任せてしまっています。

本当は料理だけに集中できる環境にしてあげたいんだけれどね。。。!

(私には無理)

 

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