Tahurangi Translator Tower → 下山 → ホテル → ディナ ⑧


さて、昨日は、Tahurangi Tower から下山を開始するところまで書きました。

Tahurangi Tower からビジターセンターまでは、1時間半。
しかも、4WD用に舗装されている道を1時間半下るだけなので、
来た時とはだいぶ違う「おりるだけ」の道になります。

なぜ、4WD用に舗装されているかって?
それは、この電波塔を作るために必要な道だったのでしょう。
まぁ、舗装されているとはいっても、4WDのタイヤが走る部分だけ。
そして、あとは砂利道。
つまり、「道路」って感じではありません。

でもね、これ、結構急なの分かります?
出だしだけかと思ったら、エンドレスですよ。
写真の端には、逆方向を向いて休むダンナが写っています。

そう!そうなんです!

行きは2時間半かけてのぼってきたところを、
ここは一直線に1時間半でくだるのです。
つまり、「急」なんですよ。

下り坂が「急」なのって、こんなにしんどいとは夢にも思いませんでした。
実は、私の実家は、ものすごく急な坂の途中にあるのですが、
上から下まで歩いても、せいぜい5分。
ところが、ここでは1時間半。

登るのに1時間半ですから、
私たちは、下りなんて1時間もあれば下りきれると思っていました。
ところが、どうでしょう。膝への負担が大きすぎて、10分と歩けないのです。
下っては休み、下っては休み、
登りの時よりよっぽど休憩をはさみました。
でも、そうでもしないと、膝を痛めてしまいそうだったのです。

ここをのぼってくる人たちも、そりゃ相当しんどかったと思いますよ。
途中で足が上がらなくなりそうな坂です。
でも、ここを1時間半下り続けるのも、相当しんどいですよ。
階段をおりるのと違って、急な坂の場合は、足の裏も常に斜めの状態なので、
とにかく、つま先への負担と、体を支える膝への負担が半端じゃありません。
登りの時はスタミナがあるダンナの方が楽にのぼっていましたが、
下りになった途端、体重の重いダンナの方が、一気に動けなくなりました。
私は我慢強くないので、すぐに休みますが、
割と我慢強いダンナが休むのですから、
私よりも、相当膝に来ているようでした。

↓ ここは途中の休憩ポイントなので、少しなだらか。
こういう砂利道って、石が転がって歩きにくいのですよ。

実際、本当のルートは、まずこの舗装された道と砂利道を1時間半登って、
それから私たちがのぼってきたルートを逆に下って行くんだけど、
正直、どっちがいいのかな?と思いました。

だって、この「くだるだけ」のコースは、全然おもしろみがないのです。
一直線だし、舗装されているし、舗装されていないところも砂利が敷いてあるし、
自然な感じとは少し違う。

行きに歩いてきた道は、転がっている石もみんな軽石だったんです。
多分、タラナキ山が火山だからでしょう。
でも、この下りの方の道は違うんですよね。
同じ石でも、普通の石かコンクリート。

ここに辿りつくまでに、自然の中の登山を楽しんできたから、
帰りは下るだけでこれでもいいかもしれないけど、
行きにこの道を上り詰めて、一番高いところまでいっても、
「登山した!」って気になれないような気がするなぁ。
帰りに、私たちが来た道を回って帰るならともかく、
遠回りでもあるから、この来た道をそのまま降りていく人たちもいるだろうし。。。

ま、というわけで、
「下りなんて1時間で行けるよね」と目論んでいた私たち、
実際、規定の時間の1時間半を少し回るくらい時間がかかってしまいました。
まあ、途中、何度も休みましたからね。
だけど、まだ明日もう一日ありますから、
ここで無理をするわけにはいきません。

無事ビジターセンターに帰りついたのは、ちょうど16時。
登り始めたのが12時ですから、ルートの所要時間通り4時間でした。
でも、実際は、ポイントからポイントまでは、所要時間よりも早かったです。
だけど、写真を撮ったり、ランチを食べたり、そんなゆっくりした時間を過ごして、
それで戻ってきて予定通りの4時間でしたから、
歩くだけの4時間ではありませんでした。

さて、タラナキ山をあとにして、いざ、ホテルへ向かいます。
ちょうど夕暮れ時だったので、部屋から海に沈む夕日を見れそうです。
なんていったって、海の見える部屋を指定して、グレードアップしてますからね!

そして、到着したお部屋から見えた海に沈む夕日!

ががーん!!!
ショック!!!
これ、ひどくないですか?
確かに、海は見えるけど、見えるだけ。
これなら、ホテルは海の目の前なので、
部屋からじゃなくて、ホテルの前から見た方がよっぽど綺麗に見えますよ。
ひどいなー。
確かに海見えるけど、、、
嘘じゃないので文句も言えず、
海の見える部屋に追加料金払ってアップグレードしたことを悔やんだのでした。

もうとにかく、疲れ切ってましたので、さっさと夕飯食べて、お風呂に入りたかった。
というわけで、この近辺のレストランを調べたところ、
すぐ近くにレストランがたくさんある通りがあるようなので、
もう、直接行って、よさげなところで夕飯を食べることにしました。

普段は、旅行といえば、食事も楽しみのひとつなんですが、
ニュープリマスは、事前調査で、「ここは行っとけ」的なレストランはなさそうでしたので、
だったら、安くて、汚い服でも気軽に行けて、さっさと食べて帰れる店でいいのです。
もちろん、美味しくないのはダメですが、求めるものは元から高くありません。

そして、ぶらぶら歩いていると、
トリップアドバイザーで一位に選ばれてたインド料理屋を偶然発見。
こりゃもう、ここで食べるしかないでしょ。

カレーなら、さっさと食べて帰れますしね。

ここのメニューは、普通のインド料理屋とは違いました。
普通は、いろんな種類のカレーがあって、
しかも、チキン、ラム、シーフード、などの具が選べるのですが、
この店の場合、「チキンならこれ」「シーフードならこれ」と言った感じで、
カレーの種類が決め打ちなんですよね。
なので、いつもは、具材とカレーの種類で散々悩むのですが、
今回は、カレーの種類の少なさから、すぐに決めることができました。
味はまあまあかな。

というのも、前菜に注文した料理のソースが辛すぎて、
そのあと何を食べても味を感じなくなってしまったのです。
残念。

帰り際、「どこから来たの?」と聞かれ、
「オークランドから来た」と言ったら、
「オークランドでレストランをやってるの?」と聞かれびっくり。

「そうだけど、なんで分かるの?」と聞いたら、
「メニューの見方や、オーダーの仕方を見れば分かるよ」と言われてしまいました。

なんで?

通常、私たちがちょっと高級な店に行くときは、
同業者なのって、ばれないようにしてても、ばれるもんだと思うのですよね。
だって、高い店は、「勉強料」だと思ってますから、
良かれ悪かれ、多分そういう目をしてメニューを見ているんだと思うんです。

だけど、アジアンの店に行くときは違います。
純粋に安くて美味しい料理を食べに行きます。
今回もそのつもりだったのに、
同業者なのがばれていたなんて!

あー、驚いた!

最後におまけ。
ホテルのエレベーターホールに置いてあるソファ。
このセンスどう思います?
夜中にひとりでエレベーター乗って、ドアが開いて、これが置いてあったら、
大分怖くないですかね?

明日は、午前中は自転車を借りて、
「Coastal Walkway」という海沿いの14Kmの遊歩道を走ります。
午後は、タラナキ山の、もう1つの登山口へ行き、
「Dawson Fall」という滝を見に行く予定です。
体力がなくても、滝までは徒歩10分。
体力と時間があれば、吊り橋まで行く2時間のコースを歩く予定です。

つづく

Coastal Walkway をサイクリング!⑨

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