「お茶する」考察


みなさん、「お茶」ってよくします?

実は、私、「お茶」って全然したことがないのです。

毎日一緒にいるダンナとも、一緒に「お茶」したことは、
生まれてこの方一度もありません。
ご飯は食べにいくけれど。

「お茶する」って、どういう時?

正直、未体験。
こんな人、きっと珍しいと思います。

なぜ、「お茶する」を経験したことがないかというと、
まず、「毎日働いていて時間がない」
次に、「お茶する友達がいない」
という、この2点に尽きますね。

誰かのおうちに遊びに行って、そこでお茶が出てきて一緒に飲むことはありますが、
わざわざ「お茶」をするために、どこかで待ち合わせて、お茶を飲むためだけに会うってのは、
本当に経験がありません。

なので、まわりの人々の「これからお茶する」とか、「この前お茶した」
とかいう会話に、猛烈な憧れがあったりするのです。

最後にお茶したのはいつかというと、
多分、オークランドでTATSUMIをOPENする前に、
勤めていた会社の同僚とごはんを食べに行って、
そのあと「お茶」しました。

普段ランチタイムに話すことはあっても、
会社外でお茶をすることは初めてで、
女子トークがとても楽しかったのを覚えています。
というのも、まず、私は「同僚」ってのを、しばらく持っていませんでした。
同じ会社で働いている人はいても、私は「ボス」だったりするわけです。
「同僚」ではありません。
オークランドで働いたわずかな期間、多分4か月くらいかな。
だけど、「同僚」が持てたことは、私にとって、本当にいい思い出になりました。

話はそれましたが、「お茶」です。

毎週日曜日お休みになったので、前回一緒にカラオケに行ったスタッフの奥様と、
また「カラオケに行こう」という話になりました。
そして、その奥様と、私が以前住んでいたアパートの隣人が、
なんと同じ職場だったという繋がりがあり、
「3人でカラオケに行こう!」という運びとなったのです。

前回行った韓国のカラオケは、曲数も少なくて、歌本も歌手別がなかったので、
悪くはなかったけれど、今回は別のところに行ってみようということになりました。
そこで、中国人の知人から教えてもらった「Plush」というお店に行くことにしました。
街の中心部よりもNewmarket寄りなので、車も路駐できるし、
お店もきれいだし、どうも曲数も多いらしい。
検索システムがあるって。すごい。最先端!

そして、奥様のお仕事が15時までということで、
16時から18時までカラオケして、それぞれダンナの待つ家に帰る。という計画。

で、行ってきましたよ!
「Plush」

車を店の前につけると、
あれ?
あれれ???
なんか店が暗い。

入り口を見てみると、
なんと、「18時から」だってさ!
事前調査が足りませんでした。

うわー。
まだOPENまで2時間もある。
どうする?どうする?

ここで、3人で相談が始まりました。
1、この前行ったカラオケに行く
2、18時まで時間をつぶして、またここに戻ってくる。

前回のところより、ここに行ってみたい気持ちはあるものの、
みんなダンナを家に置いてきているので、
ここでカラオケに行くと、家に帰るのが20時を過ぎてしまうのは、大丈夫?
そして、2時間もの時間をつぶすって、けっこう長いよね?

優柔不断な私は、どうにも決められません。
でも、こういうときには決めてくれる人がいるんですね。
「私は遅くなっても大丈夫。二人が大丈夫なら、2時間お茶して時間潰しましょう!」

というわけで、「お茶」をしにいくことに。

うわー。
お茶を飲みに行くって、時間潰すって、
私には、ほんと、未体験の世界ですよ。
いつも時間に追われているのに「時間を潰す」って、
なんて魅惑的な、そして贅沢な話でしょう。

行ってきましたよ。お茶。
ただお茶を飲みながら、お喋りするんですね。

「お茶する」の目的は、今回は「時間を潰す」でしたが、
実際「お茶する」ってのは、みんなでお喋りすることが目的だったんですね!
いやー。なに?あっという間。
お喋りしてると、時間が過ぎるのが早い!
3人とも、会って話したことは数えるほどしかないのですが、
まったく問題なく、楽しい時間を過ごすことができました。

このあと、カラオケ行って、20時過ぎに家に帰りましたが、
結果からすると、あんなに楽しみにしていた「カラオケ」よりも、
「お茶」のほうが楽しかった!
だって、カラオケって、「歌う」ことが目的だから、お喋りができないし。

基本、私、お喋り大好きですから、
だからこうやって、ブログに向かって一人で喋ってるわけですが、
「誰かと喋る」って、やっぱり楽しい!

友達いないにもほどがあるよ。。。

昔 、日本やクライストチャーチで、会社に勤めていて「同僚」がいたころは、
よくこうやって、お喋りしていたなぁ。

オークランドに来てから3年。
普通の人にとっては普通のことである、ただの「お茶」なのに、
私にとっては、感慨深いできごとでした。
寂しい人生だなぁ。とつくづく感じたり。

仕事に打ち込み、朝から晩までダンナと一緒に過ごす時間もいいけれど、
友達が欲しいなぁとも思うのでした。

NZに来てから、「友達が全然いない」と言っている人をよくみかけます。
日本にいたときは、だまってても職場の同僚や、学生時代の友達などがまわりにいたけれど、
やっぱりNZでは、自ら積極的に友達づくりをしないと、
なかなか友達ってできないのかもしれませんね。

今回分かったことは、「お茶する」ってのは、お茶を飲むのが目的じゃなくて、「お喋り」が目的。
そして、友達との親交を深める。
「ごはん食べに行く」のは、おしゃべりもするけど、一応「食事」が目的。
私は、「食事」をするための時間は割くことができるけれど、
「お喋りをする」ためだけの時間を割く余裕がない。
なんと、時間貧乏なことでしょうか。

今回の「お茶」も、毎週日曜日がお休みになって、初めて実現したこと。
2時に待ち合わせして、8時に家に帰るまでの6時間。
お喋りとカラオケしかしてない。
それはそれは、楽しく有意義な時間でした。
でも、ふと立ち返ってみると、
このことに対して
「6時間も費やしたのに、何も生んでない」
と思ってしまうのです。
ほんと、貧しいですね。私。
「楽しかった」なら、それでいいのに。
昔から、スケジュール帳に白い項目があると不安になってしまうタチでした。
「何もしない」ことに恐怖を覚えてしまうのです。

せっかく時の流れがゆったりとしたNZで暮らしているのだから、
もっと時間にも心にも、余裕を持って暮らして行きたいですね。

 

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