カウリの森から空港への絶望的道のり ⑦


フェリーに乗るのを知らずに、乗り場を行き過ぎてしまったブログをUPしてから、
かれこれ1週間。
随分ブログをさぼってしまいました。

フェリーを降りてから、カウリの森ワイポウア森林公園へ向かいます。
最初の目的地は、「最古のカウリ」として有名な「タネマフタ」。
「Tane Mahuta」とは、マオリ語で、「森の神」を意味します。

最古のカウリがどのくらいの大きさかというと、
高さ51メートル
幹の円周13.8メートルとのこと。

さて、それがどのくらい大きいかというと、
正直、写真では伝わりません。
実際に木に触れるわけではないので、比較が難しいのです。

でも、ものすごーーーく、大きかったですよ。
とても神秘的なものを感じました。
「この森は、タネマフタに守られている」っていう感じ。

しかも、なにがすごいって、森の中を何時間も歩いて見られるものではなく、
駐車場から徒歩1分?って距離。
こんなお手軽なスポットで最古のカウリが見られるなんて、すごすぎ。

このあと車でもう500Mくらい走ると、
こんどは、また別の3種類のカウリが見られるカウリウォーキングコースがあります。
駐車場から歩いて10分くらいのところにある「フォーシスターズ」
そこからさらに15分くらいのところにある「タネ・マツアナヘレ(森の父)」
なんと樹齢2000年!!!
30分歩くと、「ヤカス」という7番目に古いカウリの木があるのですが、
これは、唯一触ることができるカウリです。

でも、実は、タネマフタを出る時に、すでに15:30
ここから空港までは1時間40分かかります。
飛行機が17:30なので、17時にはWhangareiに戻りたいと思っていました。
つまり、今すぐここを出ても、ぎりぎり。
到着17:10
そして、ガソリン入れて、レンタカー返却して、チェックインして、
って、かなりギリギリだぞ。

そのくせして、「一番手前にあるフォーシスターズだけなら見れるかな」
と、ついつい駐車場に車をいて、「往復20分」と書いてあったので、
「私たち歩くの早いから、往復10分で行ってこよう」
と、無謀にも、フォーシスターズへ向かったのです。

「自然を楽しむ」間もなく、まさに時間との戦い。
「ザ・日本人ツアー客」的な速さで、フォーシスターズを見学し、車に戻って、
Googleで空港到着時間を見ると、
まさかの「17:30」

えーと、飛行機は17:30発だから、
携帯でオンラインチェックイン済ませたら、17:20到着でもなんとかなる?
もちろん、ガソリン入れる時間なんてないよね。

ダンナに「間に合いそう?」と聞かれ、
正確な飛行機の時間と、正確な所要時間を伝えると、ビビると思い、
「到着予定時刻10分早めてくれたら間に合う」とだけ伝え、
ノンストップで空港へと向かったのでした。。。

私たち、いつも空港へ行くのはかなりぎりぎりなんですよ。
というのも、国内旅行だと預け荷物もないし、
オンラインチェックインしておけば、搭乗ゲートに直行できるので、
「飛行機に乗るときは1時間前」なんていうのは昔の話で、
今では、30分前でも早いくらい。

しかも、今回のファンガレイ空港の小ささを考えたら、
おそらく、最悪17:20分に空港に到着したら、なんとかなるはず。

途中の車の中で、
最悪この飛行機に乗り遅れた場合のオークランド便を調べ、
今日はもう飛んでなくて、明日の早朝便になることも覚悟して、
そうしたら、もう一泊しないといけなくなるから、ホテルも探さなくてはいけないし、
などなどいろいろ、下調べは進めておきました。
ここまで最悪の事態を想定して動いたのは初めてのことです。

途中の中継地点の町で休憩をするはずでしたが、そこもスルーして、
トイレにも行きたくなったけど、我慢して、
もちろんガソリンの給油もできなくて、
ファンガレイ空港の駐車場に飛び込んだのが、まさに17:20

そしたら、空港から、ちょうどレンタカー屋さんのおばちゃんが出てきて、
「ちょっと!あなたたち!もう搭乗始まってるわよ!
走って!走って!鍵もらうから!」
と、こちらに走り寄ってきました。
私が「ごめんねー。時間がなくてガソリン給油してないの」と、言うと、
「いいのいいの!いいから!走って!!!」
と、私たちを空港へ急がせてくれました。

そして、空港に入ると、
1つしかないゲートに人が並んでいます。
まさに、この飛行機ですよ。
すぐうしろにトイレあるんだけど、行く時間ないよね?
仕方ない。飛行機の中で行こう。

さっき車の中でウェブチェックインを済ませたのですが、
いつもは搭乗券を印刷するのに、もちろんそんなことできていません。
それを搭乗口の乗務員さんに伝えると、
すぐうしろにあるチェックインカウンターで、
サッとチケットを発券してくれました。

幸い、私たちが一番最後ではなく、
トイレから出てきた人などが後ろに続き、
無事、他のお客様に迷惑をかけることなく、
飛行機に乗り込むことができたのでした。。。。

いやー。ほんと。
今回は、マジでだめだと思いましたよ。
頑張って運転してくれたダンナ様に感謝です。
ほんとに危うく、Whangareiで一泊、
翌朝の便でオークランドに帰ることになるところでした。

たったの30分のフライトで、トイレ行く人なんているの?
なんて思ってましたが、いましたよ、ここに、二人も。

シートベルトをはずしていいサインが出て、まずは私がトイレに、
そして、そのあとダンナがトイレに、
席に戻るとすぐに、シートベルト着用サインが出ました。
30分のフライトでは、2人がトイレに行くくらいの時間しかないってことです。
しかも、トイレがびっくりするくらい狭かった!
あれ、体の大きい人、無理だろうな。

まさに、「トイレに行くために飛行機に乗った」といっても過言じゃないくらい、
短い飛行でした。

あー、でも、安心したら、どっと疲れが出ました。

こうして、今回も、骨休め旅行ではなく、
なんだか疲れて帰ってくることになってしまいましたよ。

だけど、ノースランドいいですね。
ぜひ再訪したいと思っています。
でも今度は、Whangareiまで飛行機で飛んだあとは、
Whangareiでのんびりして、PaihiaかRussellに宿泊して、
遠出をせずに、今度こそゆっくりした時間を過ごしに行きたいと思います。

そうそう、これを見て、洞窟探検行きたい!と思った方、
いつでもLEDヘッドトーチ、お貸しいたします。

 

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