さて、昨日の続きなんですが、
クィーンズタウンでは超有名な中華料理店「メモリーズ香港」
街のど真ん中に超巨大な店舗を構えていました。

が、そのお店が、一本道は違うけど、
やはり街のど真ん中に移転したという事で、
ちょっとご挨拶に行ってきました。

おなかが全然すいていなくて、
中華って感じじゃなかったんで、ほんとご挨拶。
レストランに行って、食事しないって、失礼極まりないですよね??

でも、お店に恐る恐る顔をだすと、笑顔で迎えてくれたオーナーのMさん。
5年ぶりだというのに、私のこと覚えていてくれました!嬉しい!

まず最初に「さっきまでごはん食べてたので、まだおなかすいてなくて、
今、街ブラしながらおなかをすかせているところなんです。
それで、ちょっと顔出してみました」と、報告。

Mさんは、前のお店から、ここのお店に移転すると同時に、
もう一軒別のコンセプトのお店をOPENしたとのことで、
「こことはタイプの違うオシャレなお店なんだけど、ちょっと見に行く?」
と誘ってくださいました。

小さいクィーンズタウンの街ですから、もう、すぐそこですよ。

そして、案内されたのが、「Wild Ginger」
コンセプトは、タパスバーなんだけど、
タパスって、要は、小さいお皿をみんなでシェアするみたいな。
つまり、飲茶もタパスと同じような食べ方ですよね。

というわけで、このお店は、「飲茶とタパス」のお店なのです。
それを聞いただけでも、ちょっとおもしろそう。
飲茶って普通飲茶だけだし、
タパスって普通タパスだけだし、
でも、両方を混ぜ合わせたフュージョンではなくて、
本当に、普通に両方あるらしい。

ちなみに、その日は正月休み中。
営業してないのに、中を見せてもらっちゃいました!

まずは、店内にはいったら目の前にある冷蔵庫。
中身が見える様なデザインになっているんですが、
これがおもしろい。
肉やら鴨やら、干し鮑やらが、中華の食材がぶら下がっているだけではなく、
その上段には、各種チーズ。
まさに、冷蔵庫からして、イタリアと中国がコラボしてる!

そして、バーエリアにいってびっくり。
なんじゃここは!?
まるでワインバーですよ

ここでも、ワインと中国酒が混在してるんですが、
まあ、それはそれは、超かっこいいワインセラー。

そして、「好きなものなんでも言って。ちょっと座って飲もうよ!」というMさんの一言に甘えて、
こちらのバーでお酒をいただくこととなりました。

そりゃもう、いろんな話を聞かせていただきましたよ。
前の店から新しい店に移ったいきさつとか、
もっと踏み込んだ、家賃の話まで聞いちゃいました。
あとは、クィーンズタウンの景気とかね。
本当に勉強になりました。
ありがとう!Mさん!

そうそう、ここのレストランは、すごいのはワインセラーだけじゃないの!
個室なんて、なに?これ?シアタールーム?

需要があるかどうかはまだ未知数だけど、
TV会議とかしながら食事とか、なにかビデオをみながら食事とか、
ビジネスでも家族でも利用できそうな多目的ルーム?
すごいなー。AKLでも、こんなのホテル以外では見たことない。

私、ほんとMさんは、経営者として尊敬します。
その発想力、行動力、洞察力、良いものを見る目、未来を見る力。
もちろん、私よりも年上ですが、10歳くらい上。
でも、私、10年後にこうなれている自信がない。

だけど、こういう人と話をすることで、
なんだか未来が開けるというか、希望が湧くというか、
「このままじゃいけない」と思うというか、
まあ、とにかく、とても勉強になりました!

さて「Wild Ginger」で一杯ひっかけたあと、
Mさんが「どう?おなかすいてきた?」というので、
「いやー、まだすいてないけど、そろそろ行かないと。。。」
と、言ったら、
「じゃあ、あっちの店に移動して、軽く鮑のしゃぶしゃぶでも食べようよ」
との提案。

「鮑のしゃぶしゃぶ?」

それって、ちょっと軽く食べるものじゃなくて、相当高級なものだと思うんですけど、
確かに、食事としては軽いのか???

まあ、半ばジョークで、でも、一杯ごちそうになったし、
ここはMさんの中華料理屋に移動して、なにか軽く食べれるものをいただこう。
ということになりました。

2階のお店で、バルコニー席があって、
寒くもないし、景色もいいので、バルコニー席に座りました。
中華でバルコニー席ってのも珍しい。
バルコニー席から見えるクィーンズタウンの夕焼け。

「何飲む?なんでもあるよ」と言われ、
「うーん。シャルドネ」と答えると、
Te Mata Elston がボトルで出てきました。
これ、私が好きなシャルドネの1つ。
私たちが、自分の財布と相談して払うことができるギリギリのプライスのワインです。

そしたら、「これでも食べて待ってて」と言ってでてきたのが、こちら。

ホワイトベイトの唐揚げ。
ホワイトベイトって、日本で言ったらシラウオみたいなもんで、
NZでも超高級。
うちの店でも、シーズンには、かき揚げで出したりしてたけど、
NZではオムレツに入れて食べるのが主流。
だって、そんな風にかさ増ししないと、高いんだってば!
こんな風に、純粋にホワイトベイトだけを食べるってことあんましないから、
ほとんど初めて、ちゃんとホワイトベイトを味わって食べました。
そりゃもう、美味しいのなんの。塩加減も最高。
どのくらい高級かって、原価だけで$50ぶんくらいありましたよ。
(冷凍の輸入ものは安いけど、West Coast産は、生でも冷凍でも高いのです)

で、美味しい美味しいと、むしゃむしゃホワイトベイトを食べていたら、
出てきましたよ。本当に。
鮑のしゃぶしゃぶが!

入り口の水槽に、1kgはくだらないであろう巨大鮑がはりついていましたが、
多分、あれだ。
この鮑は、オイスターで有名な、ブラフから来ているんだって。
一度行ってみたいなぁ。ブラフ。海産物が美味しそう。

この鮑ですが、左側は薄切りで、ほんと、「しゃぶ、しゃぶ。」と2秒くらいお湯にくぐらせたらOK。
右側のステーキみたいなやつも、さっとお湯でくぐらせるだけで十分。
だって、刺身で食べられるクオリティだもの。柔らかくてほっぺた落ちそう。
で、奥にあるのは、肝ね。

最初は、もったいないから、少しずつ食べていたんだけど、
これがまあ、食べても食べてもなくならない!
ものすごい量でした。

そのうち、「おいしいラムあるけど、たべる?」といって、
羊肉まで用意され、最後のしめは、自家製麺でした。

あー。食った食った。
食べ過ぎにもほどがある!

ランチで和牛の焼肉を食べたばかりなのに、
夜は鮑のしゃぶしゃぶとは。
なんてエンゲル係数の高い一日なのでしょう。

実は、私、鮑のしゃぶしゃぶを頂くのは、人生において2度目。
初めてはシドニーでした。
しかも、出張で、前に勤めていた会社の社長に連れて行ってもらったのです。
今回も、前の会社の社長の旧友のレストランですし、
本当に、こういう自分一人では出会えなかったであろう、人生の先輩たちの出会いは、
「ご縁」以外のなにものでもなく、本当に宝だと思います。
すごい人の周りには、すごい人が集まっていて、
私は、社長のお陰で、そういう方と出会う機会をいただけたのです。
それは、会社で学ばせてもらったことと同じくらい、何にも替えがたいことです。

私は、この、一緒に鮑のしゃぶしゃぶを食べたシドニー在住の社長の友達と、
クィーンズタウン在住の社長の友達の二人から、
それぞれ、とても、感慨深い話を伺いました。

まず、Mさんから聞いた話は、これはもう5年以上前の話ですが、
Mさんは二人の息子さんがいて、クィーンズタウンには良い学校がないから、
クライストチャーチの学校へ通わせていたんですね。
クライストチャーチに家を買って、息子と一緒に奥様もクライストチャーチに住んでいました。
つまり、その間、Mさんはクィーンズタウンで一人です。
でも、Mさんは、「自分は、子供の教育のためにかけるお金は惜しまない」と言ってました。
それはなぜなら、Mさんは、息子たちに、なにも残す気がないからだそうなのです。
自分の資産やビジネスを息子たちにあげることは簡単だけれど、
それは、息子たちのためには全くならない。
自分のお金は、未来の息子への投資には使うけれど、
お金そのものをあげることは、息子たちの未来にとって、何も良いことはない。
なので、自分が死ぬ時は、資産は全部どこかに寄付する。
という話です。
日本では、自分の資産をできるだけ子供たちに残そうとする話はよく聞きますが、
これは、そのまったく正反対の話。
だけど、息子たちが将来自分たちの足で立ち、自分たちの力で未来を切り開くためには、
確かに、Mさんの言うことにも深く納得。
親って子供に対して、いろいろな思いがあると思うし、
どれが正しいのか正解はないと思うけど、
ないものは残せないにしても、あるのに残さないってのには、
ちょっと、考えさせられてしまいました。
ま、どちらにしろ、子供もいなければ、お金もない私たちには、
全然次元の違う世界の話なんですけどね。。。
持ってるものは残したいと思うのが、親の心情かなぁと思っていたので。

そして次に、シドニーの方から聞いた話ですが、
食事の席で、私は、
「スタッフのモチベーションを上げるにはどうしたらいいのか、これが一番の悩み」
という話をしたのです。
ところが、その方が言ったことは、私にとって、まさに驚きの発想だったのです。
「スタッフを採用した時、そのスタッフのモチベーションは、多分一番高い状態にあるはず。
だって、仕事が決まって、頑張るぞ!って、みんな思うよね?
だから、僕たち経営者が心がけることは、そのモチベーションを”下げない”ってこと。
一度下がったモチベーションをもう一度上げるってのは、並大抵のことではないよ。
だから、モチベーションが下がらないようするのが大事なんだよ」
この話を聞いて、私は心のそこから猛省しました。
考えたこともありませんでした。発想の転換というか、目からうろこというか、
この言葉は、今でもスタッフと接する上で、私がもっとも心がけていることの1つとなっています。

というわけで、私が、図らずも、この上なく良い話を聞くことができたのは、
鮑のしゃぶしゃぶで繋がっている。っていうわけです。

さて、そろそろ店を出ないと、K君の仕事の時間。
お会計をお願いしたら、「いらないよ!」と言うMさん。
きっとそう言うと思っていたけれど、そういうわけにはいきません。
なので、みんなで現金を出し合って、置いてきました。
すると、Mさんは、むげに断るのも失礼だと思ったのでしょう。
「じゃあ、スタッフへのチップってことでもらっておくよ」といって、スタッフに渡しました。
スタッフは、「金額が多すぎます!」といって遠慮していましたが、
私たちが、「いいからいいから、みんなで分けて」と言って、受け取ってもらいました。

かくして、クィーンズタウンでの、有意義な、長い一日が終わりました。
とにかく、到着直後から、食べっぱなしの飲みっぱなし。

ホテルへ帰る途中、夕暮れのワカティプ湖に立ち寄って、
また心洗われたのでした。

これで夜の10時ですから。
恐ろしや。NZの夏の日暮れの遅さ。

さあ!明日はダウトフルサウンドに出発です!
やっとメインイベントの始まりです。

つづく

乗り物酔いには生姜が効く!?⑤

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