今回、久しぶりに求人募集を出したのですが、
その過程で思ったことを、覚書程度に書き留めておきたいと思います。
もし、これからNZで就職活動をしようと思っている人には、是非とも参考にしてほしいです。

とはいうものの、私のブログを読んでいるような世代では、
「そんなの普通じゃん?」って思う事ばかりだと思うので、
正直あまり参考にはならないかもしれませんけどね!

「偉そうに!」とか「何様のつもりだ!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そう思ってしまうかもしれない方は、不快にさせてしまう恐れもありますので、
どうぞ、この先スルーしていただければ幸いです。

でも、経営者として採用を担当している以上、
厳しくても、嫌われても、「ここだけは守りたい」というラインがあるのです。

まず、うちの店の場合、採用の際に重視することは以下の3点。

1、社会的マナーと常識を持ち合わせているか
2、接客業につくにあたり、良い第一印象を与えることができるか
3、ローカルのお客様と問題なく会話できる英語力

経験とかは、あればそりゃいいけど、
それ以前の問題が、上記3点ということです。

1の、「社会的マナーと常識を持ち合わせているか」という点は、
応募してきた時点で判断します。
実は、ここで、半分の人が面接に進むことができません。

「え?応募の時点で?」

と、思うかもしれません。

では、実際、面接に進むことができないのは、
どういった方たちなのかというと・・・

Aさんの場合:
「求人見たんですけど、まだ募集してますか?」

応募のメールが、これ一行。
履歴書もついてない。
名前も書いてない。
まだ募集してるかどうか分からなくても、履歴書添付してくれれば、
「まだ募集してますので、面接にきてください」
と、話を進めることもできます。
まだ募集してるかどうかという質問に答えるためだけに、
「まだ募集しているので、履歴書を送ってください」
というメールを送らなくてはいけないのは、採用側にしたら、とっても手間。
こういう、自分の質問だけを一方的に送ってくるのは、
あまり良い最初の一歩ではありませんよね。

Bさんの場合:
「求人見ました。履歴書添付したので、宜しくお願いします」

応募のメールが、これ一行。
Aさんと同じく、名前もない。
初めてメールをする相手に、自分が誰なのか名乗るのって、
私の中では常識なんですが、どうでしょう。
確かに、履歴書を開けば、名前は書いてありますけど、
でも、それとメールとは別ですよね。
最初のメールって、大事なアピールチャンスなのに、
とても残念です。
今までの経験上、名乗ることもできない人は、
面接に進んだとしても、大抵残念な結果になることが多いのです。

驚きですが、
実は、応募してくる人の半分は、メールに名前が書いてないんですよ。
最初に名乗らなくても、メールの最後には名前書こうよ!
と、声を大にして言いたい。
だって、アルバイトとはいえ、これって就職活動ですよね。
携帯電話文化なのでしょうか。

Cさんの場合:
面接の日時を決定するのに、
「平日の15時~17時の間で、都合のよい日時をお知らせください。」
というメールをするのですが、
「私はいつでも大丈夫ですので、いつがいいかご連絡ください」
と返事が来ます。

あのー、いつがいいか聞いてるのは私なんだけど?

気を使ったつもりかもしれませんが、
聞いたことに答えてくれないことによって、
またメールをしなくてはならず、採用側にしたら、これも手間ですよね。
採用は、普段の仕事にプラスでのってくる仕事ですし、
何人もの方とやりとりをするわけですから、
スイスイと面接まで進めたいというのが本音。

最近の若い人ってみんなこうなんだろうか?

とは思いたくない。

だって、30歳でも、上記のようなメールを送ってくる人もいるし、
18歳でも、ちゃんとしたメールを送ってくる人もいる。

たとえば、今回実際に採用した19歳の子の応募メールはこんなでした。

「はじめまして。
現在ワーキングホリデーでNZに滞在している○○と申します。
NZ大好きでの求人に興味を持ち、応募させていただきました。
昼間は学校に通っていますが、夜と週末の昼は勤務可能です。
日本で接客業の経験もありますし、
○○でレセプションの仕事の経験もありますので、
英語でのコミュニケーションにも問題ないと思います。
勉強と仕事の両立は大変かもしれませんが、
そういう経験をするためにNZにきているということもありますので、
是非挑戦したいです。
お忙しいとは思いますが、お時間のある時に、履歴書に目を通してください。
宜しくお願いします。」

こんなメールをもらったら、是非会ってみたいですよね。
名前も名乗らないようなメールを送ってくる応募者よりも、
ずっと興味が湧きます。

19歳の子にこのメールが書けるんだから、年齢の問題ではない。
これが、私の言う「社会的マナーと常識」ということなんです。

ちゃんとしたメールが書けるかどうかなんて、
レストランには関係ないじゃんって思うかもしれません。
でも、そんなことは全然ありません。
社会的マナーと常識を持ち合わせていない人と一緒に働くというのは、
「常識である」ということを前提に話を進めることができないので、
コミュニケーションをとるのが、とっても大変なんです!!!

というわけで、きちんとした応募のメールを送ってくれた方と、
面接をさせていただいています。

次に、2番目の「第一印象」です。

やはり、接客業なので、その人がどんなに仕事ができる人でも、
英語ができる人でも、性格が良い人であっても、
お客様に「感じのいいスタッフだな」と思ってもらう最初の第一歩って、
やっぱり「第一印象」なんです。
だから、私は、面接の時、
レストランのエントランスから入ってくる瞬間をしっかりチェックします。

背中を丸めて暗い表情で入ってくる人、
こちらが気づくまで、入り口にたたずんでいる人、
「あの~。。。。面接に来たんですけど~。。。」と、おどおど入ってくる人。

採用不採用は、この第一印象までで8割決定するといっても過言ではありません。

笑顔で
「今日16時に面接の約束をしている○○と申します」
と言って入ってきたら、

「お!いいな!」と思います。

そして、あとは、面接の内容なんて、たいした話はしてません。

・きちんと目を見て話ができるか
・聞いた質問に的確に答えてくれるか
・会話の途中に笑顔はあるか

見ているのは、この3点のみです。

社会的マナーがあって面接に進み、
面接の時の第一印象が感じがよければ、
あとは「英語力」だけです。

そもそも、求人に「英語力」についての基準は書いてありますので、
うちに応募してくる人のほとんどは、
「英語でのコミュニケーションには問題ありません」と言って応募してくるのです。
実際、英語学校では、6段階の5番目のクラスで勉強していたり、
IELTSコースに通っていたり、TOEIC 850点を持っていたり、
履歴書上の英語力にはまったく問題ないんです。

そこで、英語はある程度できるということを前提に、
一応、確認のために、簡単なリスニング力チェックだけさせてもらってます。

それは、留守番電話に残された、お客様のメッセージを聞き取ってもらう。
というものです。

留守電に残されたお客様のメッセージには、予約が入っています。

いつ
何時
何人
名前
電話番号

上記5点を聞き取ってもらいます。
何を聞き取ればいいかも分かっているし、話の内容も分かっているので、
欲しい情報だけピックアップすればいいから、
正直そんなに難易度は高くないと思っているのですが。。。

これがねー、びっくりするくらい皆さん聞き取れないんです。
学校の先生の英語は聞き取れても、
クラスメイトとのコミュニケーションは問題なくても、
実際にローカルの人の話す英語が聞き取れないということです。
思い起こせば、私もワーホリの頃、そうでした。
「最近英語が伸びて来たな~」と思った矢先、
銀行とか郵便局で、カウンターの人の言ってることがわからなくて、
愕然とするのです。

4件の留守電を聞いてもらうんですが、
全滅の人、結構います。

おばあちゃんでゆっくり喋るけど発音に癖がある人もいれば、
かつぜつはとても良くて聞き取りやすいんだけど早口の人もいます。

なので、私の中で、半分聞ければ及第点としています。

厳しいかもしれませんが、
実際の仕事では、半分しか聞けないのでは本当は駄目です。
でも、半分聞ければ、今後に期待しよう。ということです。
私も初めてNZで働いた時は、びっくりするくらい英語ができなくて、
他のスタッフ助けてもらったものです。
だけど、やっぱり、必要最低限の英語がないと、克服できなかったと思います。

私だって、今でも英語は苦手だし、
うちのスタッフもみんな英語が得意なわけじゃないけど、
それでも、最低でも、お客様に迷惑をかけることがないように、
日々頑張っています。

ちなみに、英語がイマイチでも、
それをカバーできるだけの笑顔と明るさとコミュニケーション能力がある人は、
採用しているのも事実です。

学校英語のすべてを否定するわけではありませんが、
「こんなに聞き取れないんだ~」と、毎回驚かされます。
だって、一番上のクラスとか、試験コースとかで勉強しているんですよ。
やっぱり、学校英語と、生きた英語は違うのかなぁ。と
ほとんど学校で英語を勉強せず、
仕事で修羅場を乗り越えながら英語を身につけた私は、
そう思ってしまったりします。
せっかくNZに来ているのですから、学校英語+αの、生きた英語を身につけて、
日本に帰って活躍して欲しいなぁと心から思います。

というわけで、今回採用したのは、
この3つのチェックポイントをパスした子です。

厳しい?厳しすぎる?
でも、実際、とっても大事なこと。

採用する側の人間になって10年近くたちますが、
ここNZでは、日本みたいに、優秀な人がたくさんいるわけではありません。
なので、仕事ができる人かどうかという基準で採用しようと思ったら、
それはもう非常に困難なのです。
そして、多くの失敗から学んだことは、
せめて、「人として、この人と一緒に働きたいと思える人かどうか」ということに、
基準をおくことにしたわけです。

もちろん、この3つの点をクリアしても、
本当に仕事ができなくて困ってしまう場合もあるんですが、
それでも、育てる甲斐はあるというものです。

3つ目の「英語力」に関しては、
働く職場によって必要とされる英語力は異なると思いますが、
1つ目の「社会的マナー」と、2つ目の「面接時の第一印象」は、
どこの会社でも共通して大切なことだと思います。

最近、応募してくる人のほとんどが、
大学を一年休学してきている20歳前後の人か、
ワーホリギリギリで渡航してきている30歳前後の人なんです。
この開き10歳。
でも、大学を休学してまで留学にきてる若い子達って、
目標があるからか、みんな生き生きとして、しっかりモノが多いのも事実。
最近の若い子達も、捨てたもんじゃないなぁ、と感心しています。

おもしろいのが、
私が「ねずみ年」
ワーホリギリギリのスタッフも「ねずみ年」
大学休学して来ているスタッフも「ねずみ年」
ってことで、12歳ずつ歳の離れた3世代のねずみ年スタッフが、
全部で6人もいるんです!
(スタッフは全部で10人)

そのスタッフの一人が言うには、
「ねずみ年の人は働き者」だそうで。

ねずみ年パワーで、このまま年末年始を
一気に駆け抜け、一緒に乗り越えて行きたいと思います!

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