購買記録が見つからない。。。⑦


さて、保険会社から、「購買記録がなければ補償しません!」という
厳しい現実を突き付けられたところまで、前回書きましたが、
当然レシートなんてありません。
現金で買ってるので、クレジットカードの履歴もありません。

ヴィトンに連絡して、購買記録があるかどうか聞いてくれっていうけど、
買い物をしたすべての人の記録なんて取ってないよね?普通。
ましてや、地震でなくなってしまったクライストチャーチ店で買ったものだし、
記録すら残っているのかどうかも危うい。

と、思いながらも、今回担当してくれているヴィトンオークランド店の日本人の方に、
「購買記録を出せと言われたんです。。。」と、連絡をとってみました。

すると、どうでしょう!
ヴィトンは、すべてのお客様の購買記録を保存しているんですって!
びっくり!!!
あとで不良品だったり返品だったり修理だったりということになった時に、
その購買記録を使うそうですよ。
そうですよね。完璧なアフターサービスを提供するためには、
そういうことって重要ですよね。
さすが、ルイ・ヴィトン。

で、検索してもらいましたよ。
私の旧姓の方で。

そしたら、「ない」って言うんです。
購買記録。

旧姓はツダというのですが、
「ツダ様は、スペルはTUDAですよね?」と言われ、
「違います。TSUDAです」と、答え、
それで、見つからなかったのかと思いきや、
やはり購買記録はみつからず、

「ようこ様は、スペルはYOHKOですよね?」と言われ、
「いやいや、YOKOです」

海外が長いと、ローマ字に疎くなるのでしょうか。
どうも、姓名の両方のスペルが間違えていたらしい。

でも、正しいスペルで検索しても、
私の購買記録が見つからなかったのです!!!!
電話の向こうから、スタッフの方の困った様子が伝わってきましたよ。

だけど、それ以前に買った財布の記録はありました。
ちなみに、その財布も、店に泥棒が入った時に、鞄ごと盗まれたんですけどね。

どういうこと?記録がないなんて!

ヴィトンのスタッフの人も、
「名前以外にも、電話番号や住所でも検索できますが、
なにか情報はありますか?できる限り探してみたいので」と言ってくれ、
とりあえず、今すぐには思い出せないので、また連絡します。
と言って、電話を終えました。

まず、ヴィトンがすべてのお客様の購買記録を残していることに驚いたんだけど、
(っていうのも、残した記憶がまったくないから)
残しているとしたら、私の記録がないことにもびっくり。
何故だ???

ヴィトン側では、ほぼ100%記録は残していて、残っていないケースは、
お客様が「連絡先や名前を残すことを拒んだ場合」のみだそうですよ。
連絡先を残した記憶もないけど、拒んだ記憶もない。
一体どうなってるんだ?

とりあえず、携帯番号は、iPHONEになったときに新しくなったので、
それ以前に使っていた携帯電話番号なら登録されているはず。
その記録はすぐに出てきたので、旧携帯電話番号を、ヴィトンにメールで送り、
再度検索を試みてもらえるようにお願いしました。
これで見つからなかったら、もうないよね。

ところが、です。
ヴィトンの日本人スタッフの方から電話がかかってきて、
「やっぱり、データが出てこないんです。
本当に、残念で仕方がありません。
でも、今までも、保険会社とのやりとりは何度もありますが、
購買記録の提出を迫られることって、本当に少ないんです。
今回、実際に持っていた証明となる写真まで提出しているのにもかかわらず、
購買記録を求められるなんて、本当に稀なケースだと思います。
なぜなんでしょうね。ほんとうに残念なんですが、
こちらでは、これ以上お力になれず、本当に申し訳ございません。
もし、他に、思い出せる情報がありましたら、いつでも喜んで協力させていただきますので、
またご連絡ください。」
とのことでした。

そうか。携帯番号でも見つからないか。
やっぱり、記録を残していなかったのかも。
地震でなくなっちゃったクライストチャーチ店での購入だから、
データもなくなっちゃってるんじゃないのか?と、思うしかありませんでした。

でも、ないものはない。
どうしようもない。

でも、やっぱり納得いかないのは、
一度認めたものを、いきなり何の理由もなく却下してきたこと。
ましてや、他の盗まれた物たちは、持ってた証拠もないのに認めてくれたのに、
なぜ、持っていた証拠があるバッグのみを認めないのか。

もしかしたら、私の所有物ではなくて、
誰かに借りたりとかして持っていた写真を提出しているんじゃないかと、
疑われているんじゃないか?と思いました。

そこで、過去に撮った写真から、
私とバッグが一緒に写っている写真を探すことにしました。

でもねー、私、いつも写真を「撮る側」の人間なので、
そもそもが、私が写っている写真自体がとっても少ないんですよ。
私が写っているとしたら、それは「誰かに撮ってもらった写真」で、
もれなくダンナが一緒に写ってるんです。
ま、ダンナが一緒に写っているのはいいんですが、
要は、それくらい、私は写真に撮られていないってことです。

たまたまダンナが撮ってくれた写真もありますが、
この盗まれたバッグを持っている写真というのがないんです。
だって、なんせお出かけ用のバッグですから、普段は持ち歩いてないんですよ。

そして、1000枚を超える写真データの中から、
ようやく見つけた2枚。
一枚は、沖縄旅行に行ったとき、ホテルの人に撮ってもらった写真。

もう一枚は、ミュージカルを見に行ったときに、
フェイスブック用に友達に撮ってもらった写真

大量の写真の中から、ほんとにこれだけしか見つからなかったのですが、
さすがに3枚もあれば、文句ないだろう!
持っていたことが嘘ではないということは証明できるはず。

というわけで、私は、以前送ってある写真を含む、
私がヴィトンのバッグと一緒に写っている3枚の写真を保険会社に送ったのです。

「残念ながら、ヴィトンで購買記録は見つかりませんでした。
でも、私が確実にそれを持っていたという証拠になる写真を3枚送ります。
私が、確実にこのバッグを保有していたことは、この写真からも明白です。
これ以上の証明があるでしょうか?
持っていたことが証明できているのですから、ぜひこれで保険を認めてください。」

というメールも一緒につけました。

それから待つこと2週間。
この待たされる長さはいつものことなんですが、
待ちに待った保険会社からメールがやっと届いたのです。

(つづく)


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