保険会社との攻防戦⑧


さて、前回は、保険会社が要求してきた購買記録が見つからず、
更なる写真提出をすることによって、
「バッグを持っていた事実」を証明したわけですが、
それが功を奏して、保険会社が補償してくれるのか否か、
待ちに待った保険会社からメールを受け取ったところまで書きましたよね。

そもそも、このシリーズ、こんなに長くなる予定なんか全然なかったんですよ。
なのに、何故こんなに長くなってるかというと、
保険会社からの返事がイチイチ遅いうえに、
言ってることをコロコロ変えてくるからなのです。

で、待ちに待ったメールの返事はというと。。。。

答えは「NO」でした!

理由は。。。。

「写真を何枚提出しても関係ありません。
こちらが提出して欲しいのは、購買記録のみ。
それさえ出してくれれば補償します。
ヴィトンはほぼすべての顧客の購買記録をとっているはずです。
なぜ見つからないのですか?
というわけで、補償しません。」

じゃあさー、なんで一番最初に、購買記録がなくても「リプレイスします」って言ったわけ?
私のバッグがたまたま廃盤だったから同じものにリプレイスできなかっただけで、
もし今でもあるシリーズのバッグであれば、
もうとっくのとうに新しいバッグになってるよ?
つまり、リプレイス完了してたよ?

私のバッグがすでに廃盤になっていたがために、
ヴィトンが「同じタイプのバッグだと$3700します」
というレターを出したとたんに、
突然決断を翻して「購買記録がないと補償しません」と言ってきた。
おかしいよね?完全に。一度は補償すると言ったのに!

とまあ、憤りを隠せない私。

っていうことは、購買記録さえあれば、$3700のバッグにリプレイスするんですかね?
しないだろーなー。
だって、高すぎるもん。
元値の倍以上。

でも、名前と携帯電話の番号で記録が出てこなかったら、
もうダメでしょう。

諦めましたよ。
もう。
あのバッグは持っていなかったと思おう。

と、思った。

だけどさー、諦めきれないよね?$1730って大金ですよ。
なんのために、保険に加入していたんだか。
このためじゃなかったのか???

と思ったら、もう一度奮起して、闘ってみようと思った。

とにかく、購買記録。
名前と携帯番号がなかったらもうダメなのはほぼ確実分かってる。
でも、他になんでもいいから情報がないかと思って、
もう店を始めてから使っていないHotmailの個人メールアドレスの受信メールを片っ端からチェックしてみた。

すると、そこに見つけたのは、かれこれ10年以上前、
旅行行くのに予約したホテルからのメール。
そこに、私の名前、住所、自宅の電話番号がありました。

そういえば、こんな住所に住んでいたなぁ。
家の電話番号なんて、あったんだ。
今では家に電話なんてないのに。

なんて思いながら、この自宅住所と自宅電話番号で、
もう一度ヴィトンに購買記録を検索してもらうことにしました。

しつこいよねー。
「また来たよ、こいつ」と思われているかもしれない。
いいよ。それでも。
しつこいよ、私。

やれることはすべてやってからでないと、
諦めきれない!

そして、数日後、ヴィトンから電話。
着信の番号だけでヴィトンからだと分かるので、
電話に出るのにも緊張します。

「もしもしー!ようこさんですか?
ありましたー!!!
自宅住所と、自宅電話番号の、両方ともありました!」

まじですか???
信じられない!
名前でも、携帯電話の番号でも見つからなかったのに、
家の住所と家の電話番号でヒットするなんて!

そんな奇跡ってあるんだなぁ。

「早速購買記録をレターで送りますね!
本当によかったです。私も嬉しいです!」

と、一緒に喜んでくれました。
ありがとう!

それから数時間後、購買記録のレターが送られてきたので、
早速保険会社に転送。

「購買記録ありましたよ!補償してくれるんでしょうね?」

とは言いませんでしたが、丁寧に、「よろしくお願いします」とメールしておきました。

でも、保険会社も、まさか今更購買記録が出てくるなんて夢にも思ってなかっただろうから、
どうしようかと思ってるんでしょうね。

それから2週間、いまだ返事来ず。

(つづく)


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