NZだからって、こんなにいい加減でいいのか??


しばらくブログが更新できませんでした。
というのも、もうもう怒涛の忙しさで、ブログを書くどころか、
1日14時間働いて、座ったのはランチ休憩の15分だけ。みたいな。
そんな日も。
だけど、スタッフのみんなも、頑張ってくれているので、私が休んでいる場合ではない。

で、そんなに忙しいさなか、一通の封書がオークランドシティカウンシルから届きました。
開けてみると、中には「Food Premises Certificate」が。
実は、これ、NZで食べ物を取り扱う施設には必要とされるもので、
年に一回、保健衛生管理局みたいなところの人が抜き打ちでやってきて、
食べ物の保管方法、冷蔵庫の温度管理、清掃や清潔さなど、様々なことをチェックして、
その結果として、この「Food Premises Certificate」が送られてくるのです。

これ、採点方法は減点法で、満点から、ダメだった分だけ減点されて、
その点数で、A~Eまであるのかな?
確かなことは覚えてないけど、私は、AとB以外の飲食店は見たことがない。
あ!一回中華料理屋でDというのを見て驚いた記憶が。。。
まあ、でも、普通にきちんと食品管理や清掃を行っていれば、
そうそうC以下を貰うことってないと思う。

それが、Certificateの更新手続きをしたあと、
チェックの人が来ないなぁとは思っていたんだけど、
来てもないのに、いきなりCertificateが送られてきたので、
「あれ?」とは思いました。
ま、でも、3年連続「A」だと、4年目は、チェックが免除されるのか?
なんて、思ったり。

そして、開封してみると、
なんと!
中には「B」とグレードされたCertificateが入っていたのです!!!!
なんてこった!!!

でも、そんなわけはない。
誰もチェックに来てないし。
例え誰かが来ていても、うちの店の衛生状態でBになるはずがない。
と、気を取り直し、冷静になることにしました。

このCertificateは、店の入り口の、みんなが見えるところに掲示しなくてはいけないんですよ。
みんな、このグレードをチェックして店を決めたりするわけではないし、
「グレードどこに貼ってあるんだ?」なんて探したりもしないけど、
ま、目に入るところに掲示してある上に、Aであることは割と当たり前なので、
たまにBとかの店があると、「へー。Bなんだ」みたいな。
目立つわけです。悪い意味で。
BにランクされたCertificateなんて、私のプライドが許しません。
絶対に何かの間違いに決まってる!!!

というわけで、シティカウンシルにクレームしましたよ。
「Food Certificate が送られてきたんだけど、
誰もチェックに来てないのに、ランクBなんだけど、どういうことですか???」

すると、担当者は、
「11月17日に保健衛生局の○○がチェックに行っています。
その結果をもとに、ランクBのCertificateを送りました」
とのこと。

「ぜーーーーーーったいに誰も来ていません。
スタッフ全員に確認しましたが、間違いありません。
本当に来たというのであれば、チェックリストのコピーを送ってください。」
と反論。

すると、
「わかりました。保健衛生局の担当者に連絡させます」
とのこと。

そしたら、そのやりとりをした日のランチタイム真っ只中の1PMころ、
やってきましたよ、その担当者が!!!!
こんなに仕事が早いなんて、NZでは珍しい。

でも、今ですか???
ちょっと大分無理なんだけど、今追い返すわけにはいかない。
だけど、え?この戦場のようなキッチンに入って行くんですか???

「忙しすぎて、ちょっとお話してる時間ないんですけど、
それでもキッチン見ていきますか?」
と、尋ねると、
「ちょっとKoichiに話がある」
とのこと。

なんだよ、話って。

でも、なんだか穏やかそうで、にこやかな感じの人だったので、
これはこの人にちゃんと見てもらった方がいい。と思い、
キッチンにご案内。
NZでは、担当者によって、天国にも地獄にもなるのです。
良さそうなら捕まえておかないと!

するとどうでしょう。

「他の店をチェックした結果を、TATSUMIだと言って送ってしまった。
この店にはチェックには来ていません。
なので、ランクBなのは、この店ではないので、Certificate取りに来ました。
持って帰るので、出してもらっていい?」

え???
なにそれ???
間違えた????
こんなに大事なものを???

そりゃ、にこやかに来店するはずだ。しかも速やかに。
100%お役所のミスですからね。

しかも、、Certificateには、しっかりとうちの店の名前まで印字されていて、
それが間違えているだなんて!!!

まあ、だけど、この「ランクB」はうちのじゃないってことで、
掲示しなくても良いどころか、持って帰ってくれたんで、
おそらく来週あたり、本当にキッチンチェックがやってくることでしょう。

それにしても、もし私がクレームしなかったら、
うちの名前が入ったランクBのCertificate、そのまま掲示してたし。
っていうか、間違えられた店がたまたまランクBだったからクレームしたけど、
もしランクAだったらクレームもしないから、間違えは発覚しなかったでしょう。

ほんと、NZのこういうとこ、ほとほと嫌になる。

NZ人、一人一人は、本当にみんないい人。
友達としても、お客様としても、みんないい人。
だけど、いざ「仕事で関わる」とか、「お金が絡む案件」となると別。
本当に本当に、今までどれだけ嫌な思いをしてきたか。
こちらがちゃんとやらなければ、そのまま流されてしまう事の多さ。

みなさんも、しょっちゅう体験しているであろう、
「NZあるある」でした。

 

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