さて、今年の営業も、残すところあと4日。
というわけで、昨日は、日本帰国前最後の日曜日でした。

まー、非常に盛りだくさんの一日だったわけですが、
まずは、友人宅でクリスマスパーティ!
そんなものにお呼ばれされることって、滅多にあることではないので、
どんなに忙しくても、行きまっせ!いや、行かせてください!

こんな素敵な、海が見えるおうちですよ。

友人宅でのクリスマスパーティは16時~。
お子様がいるので、早いんですね。

こんな時しかできませんから、
調子に乗って、トナカイの角のカチューシャを装着しての参加。
大人になってから、こんなバカなことができるって、幸せです。

食べ物は持ち寄りだったのですが、
私たちは準備する暇がなかったため、たこ焼き器を持参。
その場でたこ焼きを焼かせていただきました。

この日、19時からTATSUMIのクリスマスパーティがあったため、
18時半に途中退席することをあらかじめ伝えておき、
2時間ほどの参加でしたが、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

ビンゴでクリスマスプレンゼント交換!とか、こういうの楽しい。

さてさて、このあとはKAZUYAでのフルコースが待っていますから、
飲食は控えようと思っていたんですが、
そんなの無理ですよね?

私は、我が家の貯蔵庫から、とっておきの一本。
ペガサスベイのデザートワイン、「ENCORE(アンコール)」を持参。
2008年のビンテージものです。

お酒持って来いとは言われてませんでしたが、
お招きいただいたお礼です。
美味しいワインはみんなで飲んだ方が美味しいからね!

さて、ほどよく飲んで、ほどよく食べて、KAZUYAへ向かったのが18時半。

KAZUYAでクリスマス会だなんて、TATSUMI儲かってんな!!!
と、勘違いしないように。

今回は、お客様からいただいたチップを、現金でみんなに渡すのではなく、
KAZUYAでの食事会という形で配分することにしたのです。

というのも、お金って、あげたらそれで終わりじゃないですか。
でも、それを使ってKAZUYAで食事することによって、
お金だけよりも、ずっと価値があるものを、みんなに経験してもらえると思うんですよね。

ああいう一流のお店で食事をする経験って、なかなかないし、
増してや、食べて終わりではない、なにかを感じて掴んでもらえたら、
それって、みんなにとっても、すごくプラスになることで、
お金だけ渡すよりも、ずっと良いことのように思えたんです。

チップだけでは、全員分の食事代は賄えませんので、
オーバーする分は会社で出しましたが、
でも、それも、みんなに喜んでもらって、仕事へのモチベーションに繋がったり、
感じたことを仕事に生かせてもらえたら、
それはお金には代えられませんよね。

というわけで、結構大きな決断でしたが、
今年は、店でパーティではなくて、KAZUYAで食事会にしたわけです。

結果、みんな、本当に感動してくれたし、今までにない経験ができたし、
「ただの食事」で終わりではない、何かを感じてくれたので、
とっても良かったと思いました。

料理って美味しいだけじゃだめだし、
同じ食材を使ってでも、こんなにもいろんなものに姿を変えることが出来るんだ。
っていう、そういうことを教えてくれました。

TATSUMIスタッフのために尽くしてくれた、チームKAZUYAの皆さんに、
心から感謝いたします。

 

 

スタッフの中には「家族に申し訳なくて、自分だけ参加できない」という人もいて、
それでも、これはただのクリスマス会ではなくて、
自分の経験値をあげることのできる、またとない機会だから、といって、
何度か話したうえで、参加してくれた人もいたんです。
家族のことをそこまで考えることが出来るなんて素敵だな。と思いました。
私なら、「いえーい!」って感じで一人で参加しますよ。

そこで改めて、スタッフがうちの店で頑張って働くことができるのも、
それを支えてくれる家族があってこそなんだな、と実感。
KAZUYAさんにお願いして、当日は参加者全員に、
「家族のため」のお土産を用意してもらいました。
これで、うしろめたさを感じることなく、
KAZUYAでの経験を家族と分かち合うことができたのではないかと思います。
そして、独り身の人は、お土産を独り占めですが、
それでも、家で、KAZUYAでの経験を思い起こすのに一役買ってくれるのではないでしょうか。

というわけで、最初から最後まで、満足の行く一夜となったのでした。


私はこの皿が好き。
おはじきみたいで可愛いですよね。

そして、あいもかわらず、ものすごいワイン愛で、
一皿一皿に合うワインを紹介してくれたMOJOさんには、
改めて感謝です。
スタッフ一同、MOJOさんには、なによりも感動いたしました。

「サービスマンとはこうあるべき」という姿を、
毎度のこと嫌と言うほど見せつけられ、
「私には無理」と、自己嫌悪に陥るどころか、
「違う人間なんだから仕方ない。」という諦めの境地にさせてくれるMOJOさん。
あなたは昨日も最高でした。

今回MOJOさんは、いつもニュージーランドワインばかり飲んでいる私たちの為に、
敢えて、ニュージーランド以外のワインですべて合わせてくれました。
もう、「よくそんな変な名前覚えてられるね」っていう名前のワインとブドウ品種ばかり。
そして、MOJOさんは、ワインの名前や産地だけではなく、
そのワインの背景までをも紹介してくれます。
美味しくないわけがない。

 

そして、食後のチーズ。
はい。全種類いただきました。
どれもこれも美味しかったですよ。
シェリーも美味しかったです。

このあとのデザートワインなんですが、
ここだけは、ニュージーランドワインで攻めてきたMOJOさん。
しかも、そのワインは、私のお気に入りのOSAWAのデザートワイン。
うちのメニューにも載せていて、グラス売りもしているものです。
まさか、ここまでニュージーランドワインを避けてきて、
最後の最後で、うちの店に置いているワインを紹介するとは!

でも、MOJOさんは、こう言いました。

「ここまで、敢えてNZ以外のワインを紹介してきましたが、
このOSAWAのLate Harvestは、NZで1、2を争うワインです」と。

そうやってMOJOさんに紹介してもらえるワインを
私が選んでうちのワインリストに入れていることを、誇りに思いました。
MOJOさん、ありがとう。

そして、ダンナが、またここでちょっと意地悪な質問

「1,2を争うっていいましたが、その1,2を争うもう一つのデザートワインはなんですか?」

そして、MOJOさんはこう答えました。

「そうですねー。ペガサスベイのアンコールが、素晴らしいですね」

キターーーーーーー!!!!!

それ!今日私が秘蔵の蔵から出してきて、
クリスマスパーティで、まさに飲んだやつだよ!!!

再び登場。これですよ。

MOJOさん。私の行動を監視しているのか?
と思うほど、息のピッタリ合ったデザートワインセレクションでした。
イエーイ!

おしまい。

 

 

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