年内最大のイベントであった「TAKAZAWA」でのディナー。
12月27日にダウンしてから、いっこうに回復の兆しを見せないダンナ。
とうとう、12月29日がやってきてしまいました。

「TAKAZAWA」は10席しかない小さいお店ですので、
当日キャンセルは、全額支払いです。
今回、一人3万円のコースしかないということで、それで予約をしていたので、
行かなくても6万円ということです。

先日、ダンナが体調を崩した日の食事会に来た友達が、
このたびめでたく司法試験に合格するという快挙を成し遂げたので、
そのお祝いもかねて、その友人を誘って「TAKAZAWA」へ行くことにしました。
行かなくても6万円支払うなら、友達連れて行って6万円の方がいいですよね?
ま、行ったら行ったで、お酒代もかかってさらに高くなるわけですが、
それでも、行かずに6万円より、よっぽどいいですよね?

というわけで、TAKAZAWA行ってきました。

TAKAZAWA

写真は、ほかのお客様が写ってしまうとまずいので、
テーブルの上のものだけ撮影してよいそうなんですが、
私たちは一番乗りだったので、
これからTAKAZAWAさんが現れるキッチンをパシャリ。
この小さい教室の教壇のようなところで、料理が生み出されていくのですね。

TAKAZAWA

まず、席に着くと
「お飲み物はいかがいたしますか?」と聞かれました。
ドリンクメニューみたいのってないんですね。
料理に合わせて、お任せでお願いしました。
いくらになるのか恐怖だけど、
こういうレストランにくる人は「一杯いくらですか?」とか聞かないよね、きっと。

メニューの一番上に、こう書いてあります。

「ENJOY YOUR IMAGINATION」

というわけで、まずは料理名を、次に写真、最後に私の感想という流れにして、
みなさんにも「Enjoy Your Imagination」をしていただきたいと思います。

まずは、メニューにはない料理が2品。

「北海道産牡蠣、レモンの泡を添えて」 (みたいな名前でした)

TAKAZAWA

これが大粒だったんですが「一口でお召し上がりください」と言われ、
結構口が大変なことになりました。
もちろん美味しかったですよ。

次が「たこ焼き」
え?たこ焼き???

TAKAZAWA

本当にたこ焼き。

でもね、これ、食べたら、中はタコじゃなくて白子でした。
ただでも熱いのに、白子が口の中でとろけて、
口の中が、それはそれは大変なことになりました。
もちろん美味しかったです。
特に感動したのは、青のり。
口に入れた瞬間に、ものすごい磯の香りがして、
あとで聞いたら、四万十川で取れた海苔を使っているとか。
やっぱりいいものは違うね。こんなにちょっとでも分かる。

さて、ここからメニュー開始。

Ratatouille
「ラタトゥイユ ~様々なテクスチャーを一口で~」

TAKAZAWA

1つ1つの野菜を個別に調理して、1つにまとめたラタトゥイユで、
これも、「一口でお召し上がりください」と言われたよ。
牡蠣よりも大変でした。
スプーンの先にのせてあるのが、
黒いのが「京都 大徳寺の納豆」
白いのが「広島 一番塩の結晶」
(と言っていたような気がする)

これらを全部一緒に食べることで、
口の中で、いろんな野菜の味と食感を楽しみつつ、
塩と納豆がアクセントを添えるのです。
納豆は、噛んだ時は納豆の香りを感じましたが、
味としては赤味噌に近い感じがしました。

Vegetable Parfait
「野菜パフェ ~カプレーゼスタイル~」

TAKAZAWA

これ、今日の料理の中で、私の中のナンバーワンでした。
見た目のかわいらしさもさることながら、味が美味しい。
NZでも、見た目で「WOW」と言わせる店はいくらもありますが、
見た目だけではなく、味も超美味しい店って、なかなかありません。
これは、上から下まで、すべて美味しかった。
今日の全メニューの中で、どれをダンナに食べさせたいかって言ったら、
間違いなくこれです。

Tom Yum Goong
「佐渡産活甘海老 ~トムヤンクンを再構築~」

TAKAZAWA

これは、皿の上の食材に、葉っぱに包まれたスポイトの中の液体をかけて混ぜると、
口の中のトムヤンクンになりますよ。っていうものです。
何が美味しいって、佐渡産活甘海老の頭を挙げたやつが、
本当に香ばしくておいしかった。

Powdery Dressing
「パウダードレッシング ~ブリ大根の新しい形~」

TAKAZAWA

これ、ブリ大根といっても、ブリと大根なだけで、
まったくもって私たちの知っているブリ大根ではありませんよ。
しかも、信じられないくらい美味しかったんです。
先に出た、私の中のナンバーワンである「野菜のパフェ」と、これと、
どっちが一番か、本気で悩みました。
そのくらい、美味しかったということです。
まず、NZでも、パウダードレッシングを使っているお店結構ありますが、
いまだかつて、その「意味」を感じたことは一度もありませんでした。
ドレッシングがパウダーになっているのは面白いかもしれないけど、
別に、パウダーじゃなくていいじゃん?的な。
ところが、これは違いましたよ。
もう、パウダードレッシングが、こんなにも生きている料理を初めて食べました。
ブリは生で、大根も生のラディッシュなんですが、
それに絡めていただくパウダードレッシングが、
口に入れたとたんに広がる風味と、その口どけ。
いやー、美味しかった。
しかも、このパウダードレッシング、目の前で作ってかけてくれるんです。
だからこそ、作り立ての香りが際立っていたのかもしれません。

White Truffle
「白トリュフ ~八ヶ岳の目玉焼きと~」

TAKAZAWA

TAKAZAWA

軍鶏の卵の目玉焼き。
上からトリュフを目の前で削っていただきます。
見てください。この黄身の濃さ。
おいしかったねー。
石板の皿でジューっていってる。
さらに、これと合わせるワインがすごい。

TAKAZAWA

ワイングラスに白トリュフが!
そして、そこに注がれるのは、なんとソーテルヌ!
普通のワインじゃ白トリュフに負けちゃうんだってさ。
一体このワイン、グラス一杯いくらするんだ???

TAKAZAWA’s Potato Farm
「プレミアムコロッケ ~畑からの収穫~」

TAKAZAWA

皿の上に出された軍手。
「???」
ですよね?
こういうエンターテイメントが、またいい。

TAKAZAWA

出てきたのは、水槽のようなガラスケースに入った土。
かと思いきや、揚げたパン粉。

そして、この中に入っているコロッケを、
ジャガイモのごとく掘りおこして食べる。

TAKAZAWA

コロッケの中身は、もちろんジャガイモと、
白レバー。
高級コロッケを手で食べるっていう。
ま、余興ですな。

Land and Sea of HAKODATE
「神経〆穴子 ~函館の大地と海~」

TAKAZAWA

TAKAZAWA

スモークきいてて美味しかったよ。
上にのせてあるゴボウが、太くてホクホク。
まるでゴボウではない野菜のようでした。

TOKACHI Terroir
「蝦夷鹿 ~十勝のテノワール~」

これ、信じられないことに、写真がないの。
なぜだ?
まー、美味しかったよ。
お肉は臭みが全然なくて、そして柔らかくて、
ペロッと頂いてしまいました。
これに合わせていただいた赤ワインも美味しくてね。
TAKAZAWAさん、ソムリエなんだそうで、
料理に合うワインを選んでくれます。

 

TAKAZAWA’s Special Blue Cheese
「ブルーチーズ ~一口チーズ~」

TAKAZAWA

ブルーチーズとメニューにあったので、赤ワインを少し残しておいたんです。
だと言うのに!
なんと、これは、ブルーチーズそっくりの、
ピスタチオ入りチーズケーキでございました。
遊び心満載。
しかも美味しい。

Strawberry Short Cake
「苺のショートケーキ ~タカザワスタイル」

TAKAZAWA

さて、最後は、かわいいのが出てきちゃいましたよ!
女心をくすぐりまくりますよね。
容器に苺がキレイに貼りつけてあって、
中にはドライアイスと、アイスクリームと、生クリームのなんか。

TAKAZAWA

実は、こういうデザートNZでもよくあるんだけど、
私はあまり好きではありません。
おいしいんだよ。おいしんだけど。。。
苺のショートケーキといったら、私は苺のショートケーキが食べたいんだよ!
古い人間ですみません。

 

これで、すべての料理終わり。

最初から、最後まで、なんとも居心地の良い空間でした。
そして、料理が素晴らしい。
盛り付けの美しさもさることながら、
見た目だけではない、味のクオリティの高さ。

新しいことを取り入れたり、見た目が斬新なだけで、
味が伴わないお店が多いNZのレストラン事情。
たぶん、それは、真似をしているだけで、実力が伴っていないから。
でも、なにごとも、真似することから始まるものだから、
NZは、現在発展途上の段階にあるということです。
日本は、もう出来上がっている。
本物はこうなんだ。ということを、ひしひしと感じました。

では、3万円の価値があったのかどうか?
その感じ方は人それぞれでしょうね。
少なくとも、NZでは、$300出してもこれだけの食材は揃わないし、
揃ったとしても、これだけの料理をクリエイトすることはできないでしょう。
特に、「野菜のパフェ」と「ブリ大根」の秀逸さは、特筆すべきものがありました。

もちろん高いですが、実際に行って、見て、食べて、感じなければ、
分からないことを私が学び、吸収できたら、
それは、3万円の価値があったと思います。
あとは、一緒に行くことができなかったダンナに、
私のこの感動を伝えることが、今もっとも大事な私の責任。
うちとは高級さがまるで違う店ですが、
それでも、学ぶことはたくさんある。

特に、何故このTAKAZAWAに行きたかったって、
夫婦二人でやっているレストランだから。
奥様とご主人の素晴らしいチームワークで生み出される心地よい空間は、
夫婦ならではだと思いました。
私も、こういう風に、ダンナをサポートできているかな。

日本での、高級レストラン訪問一軒目は、
こうして素晴らしい体験とともに終了いたしましたとさ。

書きたいことは、まだまだたくさんあるけれど、
長くなるので、 料理のことだけざーっと書かせてもらいました。

つづく

東京都心とは思えない佇まい「芝 とうふ屋うかい」 (12月30日)⑫

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