X

世にも美しい月下美人の開花の瞬間

月下美人

我が家の月下美人。
ダンナがクィーンズタウンで株分けしてもらったのが10年ほど前で、
クライストチャーチで8年くらい前に一度開花したのですが、
それか、まったく蕾をつける気配もナシ。

っていうのも、大分放置なんですよね。
外に置きっぱなしにしていたら、日差しが強すぎて葉っぱが傷んでいたり、
室内に入れておいたら水遣りを忘れていたり、
食べ物ではないからか、あまり大切にされてきていなかったのです。

でも、ダンナは結構好きみたいで、
傷んだところを切り取ったり、伸びすぎた葉を切り取って株分けしたり、
茎が伸びてきたら支柱を立てたり、
私が何もしない分、世話を焼いておりました。

それでも、オークランドに来てから、ただの一度も蕾をつけていなかったのです。

ところが!

年末年始日本に帰るにあたって、全株ビニールハウスの中に入れて行ったんです。

そしたらどうでしょう。
その中の一つが、突然蕾をつけているではありませんか!!!!

突然環境をかえたらびっくりしてしまうかもしれないので、
しばらく蕾が育つまではビニールハウスに入れておいて
それから室内に移しました。

1月25日(室内に移した日)

1月27日(蕾がだいぶ上を向いていきました)

月下美人は、咲く前に蕾がどんどん上向きに上がって行くんです。
そして、そのあと、まっすぐ正面を向きます。
蕾が正面を向いたら、その日の晩に咲きますので、
開花を見逃さないように、
開花しそうな日の前日に、月下美人をお店に運びました。

1月28日(月下美人をお店に運んだ日)

1月29日(蕾がまっすぐ前を向いてきました)

それでは、開花の様子をご覧ください。
撮影時間も入れていますので、
いかに、開花のスピードが早いのかをお分かりいただけると思います。

20:37

21:11

21:31

21:43


22:22

22:35

蕾が膨らみ始めてから、2時間で満開となりました。

では、再び、正面から。
ちょっと、エイリアンっぽくて、食べられちゃいそうです。


開花したときの花弁は、真っ白で、柔らかくて、本当に美しいんですが、
蕾の外側のガクだった部分が、後ろで広がっている様子が、
ますますエイリアンのようで、私は好きなんです。

一夜しか咲かない花なんて、本当に儚くて素敵。
さらに、本当に美しいのに、一夜だけってのが、
「美人薄命」という言葉がぴったりです。

翌朝には、こんな風になってました。

枯れるというか、しおれるというよりかは、
ただうなだれてしまっただけで、夜になったらもう一度開花しそうなくらい、
瑞々しいままに垂れ下がっていました。

うちには月下美人が10株くらいありますので、
他のがまた蕾をつけることもあるかもしれません。
とりあえず、ビニールハウスって環境が、
月下美人には快適だったのかもしれませんね。

大葉にばかり手をかけているので、
もうちょっと、月下美人のこともかわいがってあげようと思います

yoko:
Related Post