先日ニュージーランドにきたばかりというワーキングホリデーのスタッフを雇用しました。
最近は、ワーホリが二国目で、オーストラリアから来たという人が多く、
そういった場合には、学校には行かないので、いきなり仕事を探すんですね。
そういえば、今うちで働いているワーキングホリデーのスタッフは、
4人いて4人ともオーストラリアから来ています。

そういうNZに来たばかりで仕事を探す人の場合、
大抵は先に銀行口座を作っていて、
IRDナンバーが送られてくるのを待っているという状態で、面接に来る人が多いのです。

それが、その先日雇用したワーキングホリデーの子から、
「銀行口座が作れないんです」と相談されました。

どういうことかというと、家の近くの銀行に行ったところ、
住所を証明するものと、雇用主からのレターがないと口座が作れないと言われたそうなのです。

最初、彼女が初めて銀行に行ったときは、まだうちでの仕事が決まっていなかったので、
雇用主は存在しません。それを銀行に言うと、
雇用主が決まってから再度銀行に来るように、
そして、「雇用主が口座を持っている銀行じゃないと口座が作れない。」と
言われたそうなのです。

えーーー?そんなの聞いたことない。
と思ったのだけれど、
それが、銀行を何行か尋ねてみたけれど、どこでも同じようなことを言われたそうなのです。
法律が最近変わったとか。

だけど、3か月前に雇用しているスタッフは、何の問題もなかったのに、
一体いつ変わったんだろう。

うちはASBで口座を持っているので、
必然的に、彼女はASBで口座を作らなくてはいけなくなります。

というわけで、彼女には、雇用契約書を銀行にもっていくように伝えました。
雇用契約書には、彼女の名前、うちの会社の名前が明記されているうえ、
雇用されているというもっとも動かぬ証拠となりますからね。

ところが。。。

銀行に再度彼女がトライしてみると、「これでは駄目だ」と。言われてしまったのです。

きちんと、銀行あてにレターを書いて、
彼女がうちの会社で雇用されていることを明記し、
さらに、うちが持っている銀行口座の番号も書かないといけないらしい。

でもさ、雇用契約書は、彼女がうちで雇用されていることの証明になるし、
雇用契約書に書いてある会社名をASBの端末で検索したら、
口座番号なんてすぐにわかるよね???

と、彼女も窓口で行ってみたそうなんですが、
答えは「ノー」。

そして、私は再度、レターを書きました。
ASB宛てのレターで、彼女をうちの会社で雇用しているということ、
そして、うちの会社がASBで口座を持っているということで、口座番号も明記。

面倒くさいし、融通の利かない銀行に腹も立つけど、
「本当にすみません」という彼女にはなんの罪もなく、
本当にこのように法律が変わったのであれば、
今後もこういったレターを作成しなければいけないということなので、
一度作っておけば、私もあとがラクですからね。

というわけで、この新しいレターをもって、再度銀行へトライ。

前回担当してくれた人にアポを取って、
間違いなく、言われたことがレターに書いてあることを確認。
担当者も「これでOKね!」と言ったのも束の間、
また、ダメだったのです!!!!

今度は何が駄目だったかっていうと、
「たとえ雇用されていても、テンポラリーでは駄目、パーマネントじゃないと」
と言うんだそうです。

今日働いていて、今日口座を作っても、来週辞めていたら困るらしい。

一体何が困るんだか、まったく意味不明。

で、「レターに、辞める日を明記しろ」と。
長期雇用じゃないと、口座は作れないらしい。

意味が分かりません。
辞める日なんて決まってませんよね?普通。
うちで働いているスタッフ全員、辞める日なんて決まってませんよ。

いい加減彼女も腹を立て、
「私、もう違う銀行に行きます!!!」と一度は言ったものの、
雇用主が口座を持っている銀行でしか口座を作れないとなれば、
ASBで作るしかありません。

というわけで、私、もう一回レターを書きましたよ。
幸い、彼女はまだNZに来たばかりで、
渡航三日後でうちで働くことが決まりましたので、
一年雇用ということで、ワーホリビザの期限まで雇用すると明記しました。

それを持って、再度銀行へ。

はー。何度目の正直でしょうか。
ついに、めでたく銀行口座を開設することができました。

この、雇用主から証明書だけではなく、
住所の証明書も必要で、
しかも、その証明が、大家さんからの住所証明などは無効で、
郵便で送られてきた、名前と住所が印刷された郵便物しか証明に使えないとか。
でも、NZに来て間もない彼女に、住所が印刷された郵便などあるはずもなく、
ましてや、自分で家を一軒賃貸しているわけではなくて、フラットをしていたら、
電気代や電話代の請求も大家あてだから、彼女宛てには届きません。
というわけで、ASBから彼女宛てに郵便物を発送してもらい、
それを受け取ってから、雇用主のレターと一緒に提出という措置を取りました。

ほんと、長い道のりでしたよ。

彼女が銀行口座を作りに行って、やっとうまく行ったその日、
銀行からお店に電話がありました。
てっきり、本当に働いているかどうかの確認かと思ったのですが、
「雇用主に発行してもらったレターのコピーを取るのを忘れたから、
明日もう一回銀行にレターを持ってくるように伝えてくれ」と。

最後の最後まで、ため息の出るような銀行口座開設の顛末。

いつからワーホリビザの人は、こんなに銀行口座開設が大変になったんですかね。

ちなみに、最近雇用した別のワーホリの子は、
やっぱり銀行で同じことを言われて、ホストマザーが一緒に銀行に行って、
いろいろ証明して、やっとこさ銀行口座を作れたそうです。
その時に言われたのは、
「仕事をしていないなら、ホームステイ先のファミリーが口座を持っている銀行でしか口座を作れない」と。

仕事もしてなくて、ホームステイもしてない人は、銀行口座を作るのはだいぶ困難を極めそうですね。

そうそう、IRDナンバーの申請には銀行口座が必要だから、
銀行口座がないと、当然IRDナンバーも取得できないんです。

仕事ないと銀行口座が作れない。
銀行口座がないとIRDナンバーが取得できない。
IRDナンバーないと仕事ができない。

 

これ、どうしたらいいんですかね?

昔はこんなに大変じゃなかったのに、
こんな風に法律が変わるというのは、なにか問題があったんですかねー。

ちなみに、今うちで働いている学生ビザの子は、
たったの3か月の学生ビザなのに、銀行口座開設できたそうです。
これまた不思議。
ほんの一か月前のことなんですけどね。

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