うちのシェフ、この度めでたく、永住権を取得しました!
永住権を目指して、家族でNZに渡航してきたのは、かれこれ3年半ほど前。

最初、うちの店のシェフ募集に、日本から応募してきたのは、
4年前の今頃でした。
彼はワーホリ、奥さんはもうワーホリ取れない年齢。子供が二人。
これで、永住権が目指せるかどうか、というところから始まりました。

彼の経歴は、専門学校卒業した後、日本の旅館で10年の経験がありましたので、
元移住カウンセラーの私の見立てとしては、「永住権問題なく取得可能」でした。
あとは、永住権が取れるまでの道のりと、それまでに必要な資金の試算。

ワーホリビザですぐにでも働くことができる彼は、
渡航後すぐに、うちの給料だけでも、ギリギリではありますが、
家族4人で暮らしていけると踏みました。
なので、同じ状況で永住権を目指している家族が聞いたらびっくりするくらい低予算での渡航でした。
もちろん潤沢な資金があればあるほどいいですが、
私は、「早い方が良い」と思ったのです。

まずはワーホリで1年働き、そのあとに就労ビザ取得。
英語ができないので、2年働いた後、IELTS免除で永住権申請を目指すという道のりです。
ワーホリで一年。
就労ビザで二年。
そこから永住権申請して半年で永住権取得。
と、まさに、思った通りの道のりを進んでくれました。
全部で3年半です。

生活費は、彼の給料で賄い、彼が就労ビザを取得したのちは、
奥さんがパートタイムで働き、
永住権申請に必要な費用をコツコツ貯めていきました。
就労ビザがあるので、子供の学費も無料です。

絶対に永住権が取れると最初から思っていたので、
今回の永住権取得には驚きませんでしたが、
それでも、うれしいことに変わりはありません。
なんて言っても、英語がまったくできない状態でNZに来て、
毎日仕事でもちろん学校にも行けないし、
いくらIELTSが免除になったとしても、
どうやって電話面接をパスするのかってのが、大きな課題だったからです。

奥さんの方は、やっぱり子供の学校のこととか、
家のことを不動産屋さんと話したり、
なんだかんだ英語に触れる機会もあり、
この3年で、着実に英語力を上げていきました。
明るくて前向きな性格なので、そういう人の方が英語が伸びるという良い見本のような人です。

でも、肝心のダンナの方は、さっぱり英語が伸びず、
私も、奥さんも、本当に本当に、心配していました。

だけど、実は、この彼、永住権申請するまでの間に、
移民局から2回も「永住権申請しませんか?」のお誘いレターが届いていたのです。
じゃあなんで、さっさと申請しなかったかって、
やっぱり理由は英語力不足でした。

そして、書類を全部提出してからしばらくすると、
やってきました。永住権申請の一番の難関。
移民局からの電話です。

本人は、まるで自信ナシ。
近くで聞いていた奥様によると、
「一応聞かれたことには答えていたけど。。。」

でも、話を聞いてみると、
聞き取れなかったら、何回もゆっくりと言い直してくれるし、
質問事項も、びっくりするくらい簡単なことばかり。
「お父さんの名前は?」とか聞かれたらしい。
本当に、優しくて易しい面接だったと。

そこで私は確信しました。
「これはパスする」と。
だって、どう聞いたって、落とそうとする面接ではなくて、
まるでパスさせることが前提のような面接。
さすが、お誘いレターが2回も来ただけのことはある。
「これは、絶対パスさせる気だ。」
そう思いました。

なので、電話面接の結果が心配で不安で夜も眠れないような精神状態だったので、
「大丈夫。絶対パスする。安心して。その電話面接で落ちるわけがない。
むしろ、これで落ちたらIELTS合格なんて絶対無理だから、日本帰るしかないよ。」
と、励ましてるのか脅してるのか分からないような言葉を送り、
それで落ちてたら洒落になりませんが、
数日後、見事「永住権取得」の連絡が来たのです!

だけど、本当に良かった。
これでホッと一安心です。

永住権を目指して日本からやってきた家族が、
3年半かけて永住権を取得できたのですから、
こんなにめでたいことはないですよね。
しかも、書類を全部そろえて提出したあとすぐに、移民局から電話。
電話面接の数日後には、永住権取得のお知らせが!
本当に早かった。
2回もインビテーションを出していた人から、やっと永住権の申請が来たのですから、
移民局も「やっと来たよ」って感じだったのかもしれません。

待ってる時間って本当に精神的ストレスを抱えるから、
申請から取得までが、とんとん拍子で良かった。

でもね、すべてが順風満帆だったわけではないのです。
みなさんも、エージェントや弁護士選びは慎重に。
彼らは、お客さんが確実に永住権を取れる道を勧めます。
そりゃそうですよね。当たり前です。
確実に取れる方法を勧めるのが仕事ですから。
だけど、そんなにお金や時間にゆとりがある人ばかりではないのです。

実は、彼が日本で通っていた専門学校が、NZQAで認められなかったのです。
これは、私の中で大きな誤算でした。
でも、その時、弁護士は「日本の専門学校が認められなかったので、こっちで専門学校行ってください。それが確実です」と言ったのです。
それが確実なことくらいみんな分かってますよ。
でも、日本で専門学校卒業していて、10年の経験があるのに、
なにが悲しくて、NZでまた料理の専門学校に行かなければいけないのか。
そんなお金もないし、時間もない。
大体、学校行ったら家族を支えていくだけの就労ができません。
彼は一人ではないのです。専門学校行ってる暇なんてないよ!
っていうか、最初からそんなつもりないし。

そもそも、専門学校が認められなくたって、申請ポイントは足りているんですよ。
全然問題ない。

というわけで、弁護士を無視して、そのまま強行申請。

でも、ちゃんと取れたよ。永住権。しかも、さらっと。

急がば回れ。が正しい時もあるし、
むしろ、人生かかってるような永住権申請なんて、
急がば回ったほうが良いのかもしれない。
だけど、こんな風に、自分を信じてショートカットする勇気があったから、
今、家族みんなで、超幸せ。

自分の人生設計をきちんと理解した上でアドバイスしてくれる弁護士さんやエージェントに出会えることが、一番大切なことですよね。
迷ったときや、問題が起きたとき、良きアドバイスをしてくれたり、導いてくれたり、
一緒に悩んだり、時には一緒に戦ってくれる。
良きパートナーとなって永住権申請をサポートしてくれる人に出会えたら、
きっと上手く行く!

他にも、弁護士には「えーーー???それないよね?」ってこと、いっぱいあった。
私、たぶん弁護士よりもたくさん書類書いたよ。
だって、弁護士の書いた書類「これ、本気で出すつもり?」っていうダメ出しの連続。
聞かれたことに答えてなかったり、移民局の欲しいであろう回答を書いてなかったり。
もちろん私も嘘は絶対書かないよ。だけど、これはダメだろ。っていう。。。
書き方ってありますよね?相手を納得させる話術というか。
何人もの申請を受け持って、エキスパートなのかと思いきや、
反対に何人も受け持つことで仕事が雑になるのでは?と疑いました。

まあ、長くなりましたが、私も彼らとは4年の付き合いで、
最初の家探しなどから始まって、ずっと一緒に頑張ってきたつもりなので、
自分のことのように嬉しいのです。
だから、いい加減な弁護士には、自分のことのように腹が立ちました。

永住権が、どんどん取りにくくなっていると言いますが、
それは、正しくもあり、正しくもないと思うのです。
NZにとって本当に必要な人材には、ちゃんと永住権がおりるし、
そもそもポイント制なわけですから、
申請できるポイントをきちんと取得できるだけの職歴や学歴があって、
そしてそれを証明できる書類をそろえることができて、
しっかりと、「必要な人材である」ということをアピールさえできれば、
今でもきちんと永住権はおりると思うのです。
もちろん、人によって違ったり、書類の書き方ひとつで違ってしまったり、
みんなが同じというわけにはいきませんけどね。

とりとめもなくいろいろ書きましたが、
ここに書いたことは、すべて私見ですので、何にも責任は取りませんが、
今、永住権を目指して家族でNZに渡航してきている多くの方の参考になればと思います。

永住権取得までは、そこがゴールに見えたけど、
いざ取得してみたら、そこはスタートでしかないって気づく。
今まで「とりあえず永住権とらなくては」というのが最優先事項だったのが、
それがなくなって、もっと自由に他の事を考えたり、楽しんだりする余裕ができたってこと。
「永住権が取れたらこれがやりたかった」ってこと、
これから思いっきり楽しんだり挑戦したりしてほしいと思います。

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