連休は、ガーデンで肉体労働。

今年は、２週連続の連休。
年末年始遊んだ分、２週連続連休だったにもかかわらず、
私たちはどこにも行かず、庭仕事に励みました。
家と店の両方。
一般の方は、毎週土日が2連休というのが普通だと思いますが、
普段日曜日だけがお休みの私たちにとって、
2連休はとても貴重です。
それが2週も続くなんて、夢のよう！
一日休んでも、次の日もまた休み！
癖になりそうです。

さて、家はともかく、店の方は、「庭いじり」なんてかわいいもんではなく、
もう、「造園」に近い、超力仕事。
一日目が終わった後、全身疲労で、バンテリンを塗って翌日に備えました。

店で、どんな作業に取り組んだかというと、
とにかく店のガーデンは、４年前からほぼ手付かず。
ただただ毎日水をやるだけで、ぐんぐん育っていくんですよ。
そして、育ち過ぎた植木たちは、ガーデンの許容範囲を超え、
もう、なんとかするしかない状態に陥っていたのです。

まず、４年前に店の外にガーデンを作ったときの写真がこちら。
まだかわいらしい感じ。

２年で、このくらいまで成長。
３倍ほどの高さに、６倍近くの容量となりました。

ところが、４年たって、収集がつかなくなった植木たちは、
こんなに元気に花を咲かせることはなく、ただただ巨大化していったのです。

特に、この右側の紫の花の植木は、成長しすぎないように、
植え替えをせずに、買った時のポットごと、この大きいポットの中に入れたのです。
つまり、小さい鉢のままで、
４年間土も替えず、肥料もやらず、ほんと水だけ。
なのにもかかわらず、なんたる成長。
栄養不足にもほどがありますよ。
葉の色の精彩に欠けるし、花の数も減ってきて、
なんか、だんだんみすぼらしくなってきました。
そりゃそうですよね。

というわけで、今回の一番の目的は、この紫の植木を大きいポットに植え替え、
土も替えて、栄養もやって、しばらく家で養生させること。
４年もTATSUMIのエントランスを飾ってきたこの植木を、このまま終わらせたくない。
今やらなければ、もう復活できないような気がして。

これがですね、「ポットをいれただけ」だったはずなのに、
大きい鉢から抜こうとしても、まったく微動だにしないのです。
まずは横に倒し、引っ張ってみましたが、ビクともしません。
そこで、少しずつ掘り進んでみると、なんとまさかの、
植木鉢の上からも下からも、びっくりするくらいの根がぎっしりと伸び放題となり、
この大きな鉢の下につくくらいまでに根が伸びていたのです！

大きく育ち過ぎないようにと、ポットに入れたままにしておいたのに、
そのポットからはみだして、まさか、ここまで縦横無尽に根を張り巡らせているなんて、
水と太陽だけで生き延びるために、根っこが一生懸命栄養を探して伸びて行ったのでしょうね。

というわけで、この大きい外側の鉢から、小さいオリジナルの鉢を取り出すのに、
軽く１時間はかかりました。
炎天下の中、くらくらしながら、やっとのこと出てきた鉢。

根っこを全部切って、プラスチックの鉢も切って、中身だけ取り出し、
大きな鉢へと移植しました。
植木鉢を取り出したあとの、根っこの残骸。
すごいです。

そして、エントランスを飾っていた大きな紫の花の木がなくなり、
今度そこに植えられるのは、隣の店との境に使われていた、
オレンジの花の木。
これも、４年間一度も土を変えていないのに、
じゃんじゃん新しい花を咲かせます。
これを、新しい土を入れた、エントランスの鉢へと移植。
ぶわっと広がっていたのが、小さくまとまりました。