数年後のプランとして、とにかくオークランドを離れることは決めているけれど、
プランAとして、クィーンズタウンへ引っ越すこと、
プランBとして、日本へ帰国すること、
2つの選択肢を考えていました。

日本へ帰国してどうするか?って話なんですけど、
以前NHKで、最近、外国人観光客が、大都市ばかりではなく、
小さな街を自分の足で訪れるというケースが増えている。というのをやってた。
そして、どこかの小さな街で、海外留学経験のある女性が、
外国人観光客の為の案内役を買ってでて、
町おこしの中心人物となって奮闘している。という話。

私たちは、別に町おこしをしたいわけじゃなくて、
そういった感じで、日本で英語を使って仕事ができたらいいな。
って、漠然と考えていました。

というのも、15年も海外で暮していたって、英語なんて全然できないんですよ。
真面目に勉強してきたわけでもないし、何かを目指して学校へ行ったわけでもない。
ただただ、日々の暮らしや仕事の中で身に着けた、サバイバルイングリッシュ。
今だって、毎日お客様とお話しするのに、100%の理解なんてありえないし、
自分のいいたいことだって100%は伝わらない。

私が、日本でホテルで働いていた頃、
私の英語なんて、ほんとなんちゃってだったんだけど、
それでも、「英語が通じる」というだけで、お客さんは喜んでくれた。
それは、英語が通じる人が少ない国、日本だから。
でも、NZで働く以上、英語ができるのは当たり前。
そんな中での私の英語なんて、へなちょこもいいところ。
ちょっと難しい話になると、ほんとわけわかんない。

今までも、それこそ、泥棒に入られたり、
うちの店だけが2日間も停電になったり、
詐欺の被害にあったり、
自分の悪くないことで大変な目にあったり、
でも、そんな時、英語だから、思うように戦えない悔しさ。
ただ暮らすだけなら、英語なんてそんなにできなくてもいいけど、
やっぱり、ビジネスやってると、逃げられないことはたくさんある。

だけどね、日本だったらさ、
多分、外国人の人に喜んでもらえる程度の会話ならできる。
高度な英語力はなくても、私程度の英語力でも役に立つような、
外国人観光客の人を相手にした仕事がしたいな。
と、漠然に思い始めたのでした。

せっかく15年もNZで暮してきて、
それが日本に帰って少しでも役に立ったら嬉しいじゃない?

その番組を見た時は、なんとなく「長野とかいいな」と思ってました。
東京からも近いし、白馬とか外国人多そうだし、お蕎麦も美味しいし。

そんな時、ダンナの故郷、広島へ里帰りして、
結婚式を挙げた宮島へ行ったんですね。
そもそも私は広島の人間ではないので、
宮島へは、結婚式でしか行ったことがなかったんです。

いわゆる、フェリー乗り場から宮島までの、観光コースしか歩いたことがありませんでした。

(この黄色のルート)

この、表参道商店街ってのが、いわゆる観光客向けのお土産屋さんとか並んでいるところ。

京都の清水寺の三年坂とか、浅草の浅草寺の仲見世みたいな感じ?
お土産見たり、買い食いするには楽しいよね。
でも、前回宮島に行ったとき、この一本裏にある「町屋通り」を歩いたんですよ。
そしたら、どうでしょう。この趣のある街並み。

この古民家がね、最近、こじゃれた古民家カフェとかになってるんですよ。
いやー。いいなー。
こんなところで、カフェ&ビストロとかできたら素敵じゃないですか?
ニュージーランドワインを取り揃えて、フラットホワイトとか出して、
広島の牡蠣と、ニュージーランドのマッスルとか。

でも、このあたりって、家の権利とかが複雑で、物件がなかなかでないんだって。
物件の数自体が少なくて、なかなか空き物件が出ないってのは、クィーンズタウンと同じ。
しかも、空き家で廃墟になっているような古民家ですら、すごい値段で売りに出てる!
うわー、無理だなー。って感じの値段。
やっぱり人気あるんだろうなー。みんなこんなところで店とかやりたいよね。

でも、ダンナの実家の近くで、厳島神社という世界遺産がある宮島で、
外国人観光客もたくさんくる場所で、しかも、素敵な古民家で、
お店が出来たりしたら、いいなー。

「いいなー」っていうのは自由ですよね。

でも、クィーンズタウンも、宮島も、物件が希少すぎて、
ここで店を開くってのは、非現実的な話なのでした。
だけど、なんか、宮島はダメだったとしても、
「日本で店をやる」っていうイメージが、湧いてきたんですよね。
もっと田舎の方で、オーベルジュとか、
そんなかっこいいのできなくても、安い物件を買って、小さいレストランとかできたらな。
そして、できれば、外国人観光客の人が訪れやすい場所。

日本で10年、NZで10年、いろんな経験を積んで、
今もう一度日本でやったら、なんかとっても素敵なことが出来そうな気がして。
でも、もう一度店をやるとしたら、やっぱり50歳になる前じゃないと、
きっと動けなくなる。

これが、プランBで日本へ帰国した場合の夢のプランです。

この時は、プランAも、プランBも、まだまだ漠然とした、

ただのアイディアでしかありませんでした。

(つづく)

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