さて、今年は、「向こう3年間の人生設計を立てる」ということを目標にしていました。
オリンピックまでにはクィーンズタウンか日本へ引っ越すことを考えた場合、
2019年には今の店を手放すことを考えなくてはいけません。
それが2019年の頭なのか終わりなのかによっても、ずいぶん違うんですが、
大雑把にはそんな計画だったわけです。
つまり、ずっと先(少なくとも2年、長ければ3年先の話)

そんな中、2017年は、本当に災難続きでありました。
(って、まだあと2か月ありますが)

事件その①

まずは、このブログでも以前紹介しました、「金土2日間停電事件」
この時の様子は、3回にわたって記録していますので、
興味のある方はどうぞ。

停電で営業できないっていう有り得ない金曜日 ①
やっと発電機が届き、土曜日の営業に備える②
まさかのウチの前?③

かき入れ時である、金曜日の朝、いきなり停電。しかもうちのビルだけ。
同じビルでも、他の店は半分しか停電していなかったので、
生きている所から電気をつないで営業していましたが、
ウチの店だけ完全にアウトで、営業不可能。

そして、金曜日のディナーが始まる直前に、発電機が届き、
「これでディナーからなんとか営業できる!!!」と思ったのも束の間、
他の店の電気はすべて回復したのに、ウチの店だけが回復しませんでした。
というのも、ウチの店だけ配電盤が別の場所にあり、
発電機がもう一台ないと、ウチの店の配電盤までカバーできないことが発覚。
他の店は半分しか電気を失っていないんだから、
一台しかない発電機は、ウチの店の配電盤につないでほしかったんですが、
数の力には勝てず、泣く泣く、ウチの店だけ、金曜日の夜も営業できなかったのです。

そして、金曜日の夜、ウチの店の分の発電機がようやく届き、
土曜日のランチから営業再開できる予定でした。
ところが!なんとまさかの、ケーブルが切断した場所が、ウチの店の目の前だった!
ってことで、土曜日、出勤したら、店の前が掘り起こされていたのです。
マジ、ありえませんよ!!!

せっかく発電機が来たのに、土曜日も営業できないっていう。。。
金土2日間営業できないという痛手がどれほどのものか。
月火ならまだしも、なぜ金土???
月末だったことも重なって、この2日間営業できなかったことが原因で、
その月の売り上げ目標を達成することができなかったのでした。
(つまり、前年度比割れです)
もう、ほんと、ガックシな事件でした。

事件その②

今に始まったことではありませんが、泥棒の多いNZ。
今年もやられました。

朝出勤したら、レジまるごと。ってやつです。
前回の泥棒は、「金庫丸ごと」だったので、それよりはいいんですが、
金庫にお金を入れておいても無駄なんですから、
もう、どうしようもないですよね。
下手に隠しておくと、その分店が荒らされるので、
分かりやすいところに置くほうがいい気がしてきました。

その時の様子も、当時のブログにつづらています。
またもや泥棒に入られた!

はい。完全にこじ開けられてますね!

もう、泥棒に入られても、驚かないし、ショックも受けません。
こんなことに慣れて来しまっている自分が怖い。。。

事件その③

ビルの管理会社が、ビルに入居する全店舗の換気扇の清掃をするのに、
とある、クリーニング業者を頼んだんです。
換気扇のダクトは、ビルの屋上にあるのですが、
ここのビルの屋上には、普通の人は上がれなくて、
隣のチャイマの駐車場の、ハシゴを使わなくては上がれない高所にある窓が、
一枚だけガラスがはずしてあるんですけど、
そこからしか上がれない。
そんなの誰も気が付かないし、「あ、あの高いところの窓一枚ないな」と思っても、
誰も気にしませんよ。
そこからうちのビルの屋上にあがるのは、ほんと、業者さんくらいなんです。

そして、換気扇清掃会社の人が来て、帰った、その日の夜。
うちの店のウォークイン冷蔵庫の温度がみるみる上がり、使用不可能に。
まあ、調子が悪くなることはよくあることなので、
すぐに業者を呼びました。

すると!なんとまさかの!
ビルの屋上に設置されている、ウチの店の冷蔵庫のコンプレッサーのガスが、
完全に抜けていたのです!!!
なぜ、抜けていたかって、素手では開けられない、2か所のボルトが、
なんらかの器具を使って開けられていて、完全にガスが全部抜けてしまっていたんです!

ここまで聞いた時点で、犯人が誰かなんて、みんなが分かること。
そう。昨日来てたクリーナーですよ。
ダクトの掃除をするのに、ダクトの中に入りますから、
ボルトを緩めてフィルター外したりする作業を屋上でしていたわけです。

冷蔵庫修理の人も「ここには普通の人は上がらないし、器具を使わないと開けられないから、
昨日来てたクリーナーが限りなく怪しい」と言っていましたし、
呼ばれてやってきたビル管理会社の人も、
「こんな偶然あるわけないから、クリーナー会社に違いないね」と言ってました。

ところが、クリーナー会社は、
「うちのクリーナーがやったという証拠を出せ」というのです。
物証なんてありませんが、状況証拠は真っ黒じゃないですか。
うちも「わざとじゃくて、誤ってやってしまったとしても、やった人は分かっているはずなので、
認めてほしい」と言ったのです。
でも、先方は、証拠がない限り認めないというスタンス。
ちょっとあり得ないんですけど!
あんたんとこのクリーナーじゃなかったら、一体誰がやったって言うんだよ!

最近の刑事ドラマでも、えん罪とか、よくあるし、
状況証拠だけでは追い詰められないことも、よーーーく分かっているんですが、
本当に、悔しい!
これが日本だったら、日本人同士、日本語を使って戦えるのに、
外国で、英語でしか戦えなかったら、もう諦めるしかありません。

こうやって、いくつのことを諦めてきたでしょうか。
もう数え切れませんよ。

そして、私たちは、自分は全然悪くないのに、
冷蔵庫の修理代$850を支払わなくてはいけなくなったのでした。

事件その①も、その②も、その③も、
自分のミスとか、気のゆるみとか、怠慢とか、とは、全然関係ないことばかり。
どうして、こんなに真面目に頑張って働いているのに、
こんなにどうしようもない事件ばかり起こるのでしょうか?

もう、本当に嫌だ!
こんなことに慣れたくない!

そう思うと、「もうお店やるの嫌になっちゃった。もう辞めたい。」って気持ちが、
自然と増幅してくるのでした。

とはいえ、「もう、辞~めた!」なんて、無責任なことはできません。
うちでは、多くのスタッフを抱えているんですから。
その当時、永住権を申請中のスタッフが一名、
永住権を目指して就労ビザ申請中のスタッフが一名、
この二人を無事に送り出すまでは、私たちの勝手な都合で辞めてはいけない。
スタッフあってこそのTATSUMIなんですから。

そう思って、つらいことがあっても、悲しいことがあっても、
頑張って乗り越えてきたんです。

そんなとき、さらなるショックな出来事が、私たちを襲ったのです。

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