日本滞在中、台湾旅行ブログを書く暇がなく、
NZに戻ってきてから台湾ブログを終わらせて、
「さて!日本滞在記!」と思って最後のブログをアップしたのが、
もう2週間以上も前。
多くの方から「日本滞在記どうなってんだ?」というお声をいただいていたのですが、
NZに戻ってきた次の日、ブログどころではない出来事が起こってしまったのです。

まず、NZに戻ってきた最初にしたことは、ガリバーに車を取りに行くこと。
日本のガリバーにある車を運んでもらっていたのですが、
それが準備できるまでの間の代車を借りに行ったのです。

そして、その車に乗って、さて、ランチ。

私たちはモーターウェイの一番左側を走っていたのですが、
前の車が急ブレーキを踏んだのです。
別に渋滞していたわけではなかったのですが、合流とか、脇見とか、なんかあったのでしょう。
そこで、私たちも急ブレーキ。
だけど、車間距離があったので、余裕で減速することができました。

ところが、「後ろの車大丈夫かな?」と思って、ふろルームミラーを覗いてみると、
な、な、なんと!まったく減速しないままトラックが向かってくるではありませんか!!!
ダンナは、慌ててハザードランプを点けて、後続トラックに注意喚起したものの間に合わず、
トラックは、私たちの車に衝突してしまったのです!

私たちは、右後方からトラックに追突され、
そのまま左側の外壁へ飛ばされ、そのまま横転して、ザザーっと滑って止まりました。

ぶつけられて、横転して、車がやっと止まったあと、
私とダンナは、まずは二人で生存確認を行いました。
運転席側に横転しているので、運転席側の窓ガラスは当然割れて、
そのまま地面をすべっていったので、右腕や右頭部の怪我がないか、まず確認。
私は、横転したあと、シートベルトで座席に体を支えられている状態でしたが、
頭部を強打し、おでこがすでに腫れてきているのが自分でも分かりました。
でも、幸い、二人とも血が流れるような外傷はなく、
とりあえず、車からの脱出をはかることにしました。

助けが来るまで待つか、出られそうなら自分たちで脱出するか迷いましたが、
このままの状態で、万が一後続車に追突でもされたら、それこそ命はありません。

そうこうしている間に、横転した車から私たちを救出するために、
まわりの車から、人が駆け寄ってきました。
どうも、前の2台も追突したらしいですが、
車がちょっと凹んだくらいで済んだようで、すぐに私たちの車を見に来てくれたのです。

後ろはもうグチャグチャで、万が一、後部座席に人が乗っていたらと思うと、
本当に恐ろしいです。

すぐに救急車がやってきて、私たちは、オークランドホスピタルに搬送されました。
頭を打っているので、レントゲンと、CTスキャンを取ってもらいましたが、特に異常は見つかりませんでした。
とりあえず、一安心。

ところが、予測していたとはいえ、次の日からムチウチが始まり、
もう、首の全方位が痛い。
横とか後とかは、筋肉痛とか寝違えとかで、痛めることはあっても、
首の前まで痛いのは初めてで、この痛みが引くのには3日かかりました。

しかし、大変なのはここからで、首の痛みがひいても、
頭の違和感、吐き気、めまい、食欲不振がずっと続き、
ちょっとずつ良くなると信じていたのに、1週間たっても、10日たっても、
いっこうに良くならないのです。

毎日昼の12時頃までは起き上がれず、そのあと15時くらいまでは動けず、
18時くらいにやっと調子がでてきて、ご飯を食べて、夜21時頃から絶好調。
という日々が続いていました。

夜は絶好調なのに、翌朝また同じ症状を繰り返すため、
本当に、何もできない。
無駄に夜だけ元気が良いのです。

外出もせず、食事も一日一食、しかも少ししか食べられないということで、
体重はみるみるうちに減っていきました。
食べなければ体力も回復しないと思い、食欲はないけれど、何か食べる。という義務感による食事で、
あんなに食べるのが大好きだった私が、嘘のように食べることに興味を持てなくなってしまいました。

現在、朝起きると、とりえずミニトマトを1パック食べて、お昼にはヨーグルトを食べる。というところまでは回復しましたが、
お医者さんに相談しても、後遺症がどのくらい続くかは、その人次第と言われ、
もう気長に回復を待つしかありません。
ちょっと体調が良いと思って動くと、翌日熱が出たり、もう、一進一退です。

たまたま仕事をしてなかったから良かったものの、
もし仕事をしていたら、とても働ける状態ではありません。
その場合、個人で加入している保険会社からも、ACC(国の保険みたいなやつ)からも、給与が補償されるのですが、
働いていないから、どこからも一銭もお金が入りません。
ただただ、家で寝ているだけ。という、なんとも無駄な時間を過ごしています。

NZ在住の方は、ご存知だと思いますが、NZには「慰謝料」みたいのもなく、
今回私たちの車に追突したトラックは、当然商用車で、
その会社から見舞金くらいあっても良いと思うのが日本の考え方ですが、
私たちは、トラックの運転手の顔も名前も知りません。
運転手は、私たちが死んだと思って、怖くてトラックからおりられないうちに、
救急車がきて、私たちは病院へ搬送されてしまったからです。

そんなわけで、日本から帰ってきて、引っ越しの準備とか、クィーンズタウンでの新しい店の準備とか、
やらなければいけないことは山ほどあるのに、何もできない状況で、
本当に悔しいです。

ただ、この事故は、写真を見ても分かるように、「命があっただけでも有難い」と思える事故でしたので、
本当に、あと1Mずれていたら、あと10kmスピードが出ていたら、
もしトラックが右にもよけずに真後ろから追突していたら、
もし私たちがルームミラーでトラックの突進を確認せずに、身構える時間もなく追突されたら、
もし前の車との車間距離が短く、前の車と後ろのトラックに挟まれていたら、
など、本当にちょっと何かがずれていただけで、大惨事になるところでした。
それが、後遺症に悩まされているとはいえ、大怪我を負うこともなく、
今日こうして生きていることに、本当に感謝です。

もし、今回の事故で、私たち二人のどちらかが重傷を負っていたり、命を落としていたら、と思うと、
本当に恐ろしく、誰しも、明日も今日と同じ日が来るとは限らないんだということを、痛切に感じたのでした。

最後に、借りたばかりの代車を廃車にしてしまったにもかかわらず、
すぐに病院まで、次の代車を持って来てくれたガリバーさんには、本当に足を向けて寝られません。

また、現在整形外科医として活躍している高校の同級生に、
今回のむちうちの件や、その後の後遺症の件など、親身に相談に乗っていただき、
NZのお医者さんよりも、よっぽど助けになりました。
本当にありがとう。
(NZのお医者さんには、頭をココナツミルクみたいにシェイクされたんだから、しばらくはしょうがないよ。と言われた)

去年の正月は、クックアイランドで体調を崩し、寝たきりだった私を看病したダンナ。
今年は、旅行中に体調を崩さなかったと思ったら、戻ってきてから事故に遭い、
またもや私を看病しなくてはならなくなってしまいました。
早く元気になって、みんなに恩返しをしたいと思います!

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