NHKの朝ドラ。見る時と見ない時があるんだけど、今回は最初から最後まで全部見ましたよ。
私、NHKの「セカンドバージン」で、初めて長谷川博己を見たときから好きだったし。萬平さんもサイコーでした。

一応、実在の人物をモデルとしている物語なので、最後にチキンラーメンを作る話であろうことは分かっていたけれど、そこに至るまで、本当に長かったなぁ。
まさかそこから、カップヌードルの発明と成功まで描かれるとは思わないほど、チキンラーメンにたどり着くまでが長かった。。。

まあでも、それだけ、苦難に満ちた人生の上での成功だったことが良く分かりましたけどね。

萬平さんが、憲兵に逮捕されても、進駐軍に逮捕されても、会長職から一文無しになっても、ずっと萬平さんを信じて支え続けてきた福子。
そして、その先に、チキンラーメンの発明と成功、さらには、カップヌードルの発明と成功。今に至るわけですよね。
もちろん、ドラマ上の演出も多分にあるでしょうが、福子がどれだけ萬平さんに全幅の信頼を寄せて、多くのアイディアと勇気を萬平さんに与え続けてきたことか。ドラマを見る限り、萬平さん一人では、この成功はあり得なかったと思えるほど。

「まんぷく」を見ていたら、勇気が湧くと言うか、信じて頑張ればいつかは報われる。世間の人がいつかきっとわかってくれる。という気になれます。
さすが、NHK朝の連続テレビ小説。

まわりに「いくら素晴らしい商品でも、100円は高すぎる」と言われても、萬平さんは「絶対に値下げはしない。この商品は、100円の価値がある。100円を出しても買いたいという、この価値が分かってくれる人がきっといる。ターゲットは、スーパーマーケットではない。まずはこの価値を理解してくれる人に販売する。まずはそれからだ」と言っていました。
結果、多くの人に認められて、時間はかかるけど、成功を収めるわけですよね。

この辺は、本当に、自分たちと重なりました。
「TATSUMI は高い」と言われながらも、値下げはせずに、その価値を分かってくれる人にまずは来てもらおう。そして、来てくれたお客様には、最高の料理と、最高のサービスと、最高の雰囲気を味わえる、他の店とは違う価値観を打ち出して行こう。と、今まで頑張ってきました。
実際に来てくれた多くのお客様は「値段だけ見て高いというならば、安い店は他にもある。このお店は、この料理と、このサービスと、この雰囲気に価値を感じる人がくればいい。他の高級レストランに比べたら、むしろ安いくらいだから自信を持って」と、励ましてくださるのです。
そう。クライストチャーチでも、オークランドでも、万人受けを考えてやってきましたが、そうすることによって、メニュー構成や、客層のターゲットを絞り込むことが難しくなって、お店の目指すものがブレしまうのです。
萬平さんも言っていたけれど、一度値下げしたら、もう値上げはできないんですよね。だから、私たちは、自分たちが決めた路線で突き進もうと思うのです。

話はそれましたが、「まんぷく」を見ていると、チキンラーメンにしても、カップヌードルにしても、開発の段階では、現在のものから大分遠いのですが、どんどん、なんか見たことのあるものができあがっていくんですよ。
その工程を見ていると、食べたくなるんですね。ラーメンが。

私たちは、毎週日曜日に、一週間分をまとめて視聴するのですが、チキンラーメンの開発が成功して販売に至る週では、あらかじめチキンラーメンを準備してテレビの前に。
TVの中で、チキンラーマンをを「美味い!!!」と言いながら食べているのを見ながら、チキンラーメンを食べました。

カップヌードルの開発が成功し、販売される週にも、カップヌードルを準備して「まんぷく」を視聴しました。

残念ながら、香港製のカップヌードルしかなくて、味も、スパイシーシーフードとか、ペッパークラブとか、トムヤンクンとかで、普通のがない。。。

でも!これが、期待を裏切って、普通に美味しかったのです。
まあ、私は、普通のオリジナルの味が一番好きですけれど、他の味も、なかなか完成度が高かったです。

特に、トムヤンクンに関しては、「まんぷく」の最期のシーンで、萬平と福子が、世界の麺を食べ歩く旅に出かけたとき、タイで「辛い!」と言いながら食べていたヌードルが、多分トムヤンクンだったのではないか?と勝手に想像し、萬平さんが日本に帰ってきてから、この「トムヤンクン味」を開発して発売したのではないかと思うと、なんだか物語の未来を体験しているようで、ちょっと嬉しかったです。

さて、とうとう4月になりましたねー。
次の元号が「令和」と発表され、ニュースを見ていた時に、多くの有名人のツィートを紹介していたんですが、その中で「昭和に生まれ、平成に育ち、令和で大輪の花を咲かせる」みたいなツィートをしている人がいたんです。
これを聞いて、「あー、いいなー。」と思いました。
私もそうなれるよう、福子のように、ダンナを支えて、巽が大きく花開かせることができるよう、頑張ろう!と思い新たにしたのでした。

さて、4月1日と言えば、NZの最低賃金が$17.7に上がる日でもあります。
今回、メニューの大幅な見直しをしました。
クィーンズタウンでお店をOPENして、現在10カ月。
まだ一年たっていませんが、他のレストランを食べ歩いたり、この10カ月間で来てくださったお客様の層や、お店の方向性を考えて、値上げは必至と判断しました。
また「高い」と言われてしまうかもしれませんが、ブレずに頑張っていこうと思います!

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2件のコメント

  1. そうなんです、価値があると思えるものは高くてもいいんです。
    と、人型ふた押さえがかわいいと思ったのは私だけ?

    1. そう言っていただけると、励みになります。
      カップヌードルの蓋を抑えるやつは、店の電話コードについてたんです。
      スタッフが「それ、本当はカップヌードルの蓋をおさえるやつですよね?」というので、持って帰って使ってみたら、
      あらびっくり、本当にピッタリでした!

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