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気軽にサインしてはいけない?

先日、4日も連続で来店してくださったフランス人のお客様。
初めていらしたときは、「寿司のテイクアウェイをしたい」と言って来店されたのですが、うちの店はテイクアウェイをしていないことをお伝えして、お帰りになったんです。
でも、その15分後くらいに戻ってきて「やっぱりここで食べる」と。
それ以来、寿司だけではなく、色々な料理を注文されて、最後の一日は、一人$85のコース料理をご注文くださいました。

食事も終わって、お帰りになる時に、「シェフと一緒に写真が撮りたいんだけど、大丈夫ですか?」と聞かれました。
なんでも、レストラン紹介ブログを書いていて、気に入ったレストランのシェフと一緒に写真を撮って、載せているのだとか。

ダンナにそれを伝えると、「いいよ」と言って出てきて、お客様と写真撮影。「あなたが写った写真をブログに載せても良いですか?」と聞かれたので、もちろん「いいですよ」と快諾。

そこまでは、まあ、普通にあることだと思うんですが、そのあとです。

iPad を出してきて、なんか、いろいろ書いてある書面が画面に出ているのですが、そのお客様の説明によると、「写真を使うことを了解します。」的なことが書いてあるらしいんです。でも、フランス語なんで、分かりません。
そして、この画面の下の署名欄にサインして欲しい。と。

ダンナは、iPad の画面上でサインをしました。

へー。ブログで写真を使うだけで、あんな承諾書みたいのにサインするなんて、本格的だなぁ。感心感心。やっぱり、そういうことが色々問われる時代なのかね。なんて言ってたんです。

そしたら、その時、偶然飲みに来ていた友人が「サインなんてむやみにしちゃ駄目だよ。フランス語で、なんて書いてあるかも分からないんでしょ?なんか恐ろしい契約のサインかもしれないじゃん」って。

そうか。そういうこともあるのか。

例えば、一週間後にこの店まるごと明け渡すとか、借金の保証人を引き受けるとか、確かに、そんなこともあるのかも。

何も考えずにサインしてしまいましたが、でも、フランス語だし、確かめようもありませんよね?

あれから一週間。特に何もありませんが。
こんな時、皆さんならどうしましたか?
っていうか、英語でも、いつもあんまり読まずにサインしちゃってるし。
もっと気をつけないといけないのかなぁ。

yoko:
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