毎年、日本の母が送ってくれる揖保乃糸。
去年送られて来たものと、今年送られて来たものと、入れ替えようと思ったら、
「あれ?箱が違う。」
箱のサイズも違えば、ロゴも違う!

しかも、下の箱には、「たか尾」と、作った会社のロゴみたいのが入ってるし。え?揖保乃糸って、1つの会社じゃなくって、生産者がいろいろあるの?
という素朴な疑問。

確かに、「稲庭うどん」と言っても、秋田県のいろいろな生産者の元でつくられていますし、「さぬきうどん」と言っても、香川県のいろいろな生産者の元でつくられていますよね。
もしかして、揖保乃糸もそうなの???
私はてっきり、「揖保乃糸」という会社が作っている商品名だと思っていましたよ。
調べたら「兵庫県手延素麺協同組合」が有する、手延素麺の商標だそうです。
へー。知らなかった!

なんか、厚生労働省認定の、「手延素麺技能士」というのがあって、熟練した職人が作っているというのは知ってましたが、それは「社内」の話で、各生産者の話だとは思っていませんでした。
そして、揖保乃糸の中でいろいろランクがあるのは、その職人さんの違いによるものだと思っていました。

なんか、揖保乃糸の製造期間は、10月から翌4月と「組合」が決定していて、組合員の製造した製品を、組合が検査した上で等級を決めて、管理、出荷するんですって。
だから、どこの生産者が作った揖保乃糸も、等級で帯の色が違うだけで、「揖保乃糸」という統一された商品として世に出回っているのですね。
ちなみに、コンビニなどでも売っている赤帯は、1束120円くらいで、全国の流通の85%を占めているそうです。最安値といえども、十分美味しいですよね。。。
一番高い「三神」というものは、1束270円くらいで、1束ずつ紙で包まれているそうです。 この「三神」は、上質の原料小麦粉を使用しているだけでなく、組合が選抜指定した数軒の熟練した製造者にしか作れないうえ、製造時期が12月下旬〜翌2月上旬ととても短いんですって。素麺は、寒い冬の方が美味しいものが作れるんですね。

ちなみに、今回送られてきた「古(ひね)」というのは、管理の行届いた専用倉庫で、1年間熟成させたものらしいです。じっくりと熟成させたそうめんはさらにコシが強く舌ざわりも良くなるんですって。

揖保乃糸の等級は、全部で7種類あるそうなので、いつか最高級品の「三神」を食べてみたいものです。
私にその違いがわかるかな。。。赤帯でも十分美味しいんですけど。

ワーホリ時代は、アジアンマートで買った韓国製の素麺みたいな細い麺を食べていましたが、ある日頂き物の「揖保乃糸」を食べて感動。
あのツルっとした舌触りに、コシのある食感。韓国製の細い麺とは、似て非なるものでした。
あの感動は今でも忘れません。
それは、「揖保乃糸」生産者の、熟練した技術と、組合の徹底した品質管理の賜物だったのですね。

そして、今年も「揖保乃糸」を日本から送ってくれた母に感謝。

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