さて、クリスマスの連休でワナカに行ってきたのは、この「Ode Conscious Dining」で食事をするためでした。
クィーンズタウンに来てすぐの頃からずっと行きたいと思っていたのですが、なんせ月曜休みがかぶるので行けなかったのです。
そうこうしている間に、昨年火事でほぼ全焼。一年かかって、やっと立て直したのでした。

というわけで、満を持して行ってきました。Ode。

なんでそんなに興味があったかというと、まず、最初は、盛り付けの美しさに目を惹かれ、それからお店のウェブサイトで、メニューやら、コンセプトやらを読みました。
先月行ったSherwood と同じく、「オーガニック」と「ローカル」にとてもこだわっているんです。そして、「sustainable」が大きなテーマ。
「sustainable」って直訳すると「持続可能」っていう意味で、 この場合のSustainable とは、将来もずっと、現在のような環境下で、人類が暮らしていけること。という意味で使われています。 日本で言うところの「地球にやさしい」っていうやつですね。
NZでは、買い物のビニール袋が廃止になったり、Sustainable にはとても敏感です。日本では、今でもコンビニでチョコレート一個買っただけでもビニール袋に入れたりするのでしょうか?NZでは、うっかりマイバッグを忘れて買い物に行ってしまった場合、野菜やワインが入っていた段ボール箱が山積みになっているので、それを使ったり、コンビニようなところでは、お店の用意している安価なエコバッグを$1ほどで買わないといけません。
他にもプラスチック製品は山ほどあるのに、買い物のビニール袋を廃止しただけで、どれだけ環境に優しくなるのかは分かりませんが、なにもしないよりはましですよね。

というわけで、話はそれましたが、このお店は「Organic」「Local」「Sustainable」の3つにとってもこだわっているのです。

では、まず、料理をざっと紹介いたしましょう。
1人$144のコース料理です。

本日のメニューは黒板に。
結構カフェっぽくで、思っていたよりカジュアルでした。

Back in the Playground

下に敷いてあるピューレ、上からトッピングしてある大麦のサクサクがとっても良いバランスでした。
一品目の完成度が高いと、このあとの料理への期待が高まります。

Do the mahi, Get the treats

この店、料理のネーミングも面白いんですが、この料理は「Do the mahi, Get the treat」っていうんですよ。どういう意味かっていうと、「Mahi(=仕事)したら、ご褒美もらえるよ。」的な。
で、そのご褒美はって言うと、Gibbston のアスパラガス、Nelson のレモン、Hawea の卵などなど。黒板には、それぞれ、NZのどこで作られている野菜なのかを明記してあります。
日本だと、いろいろな食材に、いろいろ有名な産地があるけれど、NZって、あんまりそういうのないってずっと思っていたから、こういうのを見ると新鮮です。

Our mate, Nate

さて次の料理は「Our Mate, Nate」っていうんですけど、どういう意味かって言うと、インバーカーギルのGravity Fish っていう会社のNateさんの名前から「俺たちの仲間、Nate」みたいな名前の料理。そしてそれがまたどういう意味かって言うと、このGravity Fish っていう会社、「魚3kgお願い」とか「今日は5kgね」とか連絡すると、その分だけ漁をして、配達してくれるんですよ。インバーカーギルからクィーンズタウンまでは車で3時間もかからないので、毎日、注文した分だけ獲れたての魚を持って来てくれるんです。それで、「いつも友達のNateが持って来てくれる新鮮な魚を使った料理ですよ」って言う意味の料理名。複雑ですが、そういう説明もちゃんとしてくれるんですよ。うちもGravity Fish 使ってるんで、「NateってあのNateのことか」って納得。

Simply the pest

これもね、すごい料理名なんですが、「Pest」ってまあ、🐭とか害虫とか、そういったもののことなんですけど、どういう意味かって言うと、まあ、クズ野菜とかクズ肉とか、捨てるところを使って作った料理です。っていうことです。
いやあ、普通に、すごい美味しかったし。大根とカリフラワーが、お新香みたいな感じになってました。

“Sensei”
Master Stock – Day 151

じゃじゃん!これですよ!すごいネーミングNo.1
「Mr MIYAGI」って。。。。
私よりも若い世代の人は知らないでしょうね。
映画「ベスト・キッド」のミヤギさんですよ。
もともと、火事が起きる前までは、この料理は「Sensei」という名前でした。私は以前から、メニューだけはチェックしていたので、この「Sensei」ってどういう意味だろう?まさか「先生」って意味じゃないよね?って思ってたんです。
それが、ここにきて「Mr MIYAGI」って見たら、そりゃ「先生」だったわけです。
で、若い方は知らないでしょうが、世界では有名な日本人「Mr MIYAGI」。その名前がつけられたこの一品は、日本で言うところの秘伝のスープみたいなかんじ。毎日毎日継ぎ足し継ぎ足しで作られたスープ。で、この日は151日目のスープでした。
これ、以前はもっと長い日付が書いてあったのですが、火事で消失してしまったんですね。それで、お店がもう少しで再開できるぞ!って見込みができた時から、また作り始めたのが、この「Mr MIYAGI」なんです。だから、お店が再開してからは、まだ一ヶ月くらいしか立っていないんだけど、スープは151日目というわけです。

Social Acceptance

メインディッシュは、鹿肉と野菜3種。
もちろんどの野菜もオーガニックなんですが、特に、この赤カブがジューシーで、とっても美味しかったです。

That’s the one Aye

これは、オレンジのソルベなんですが、ワナカのその辺に生えてる、スパイスに使うハーブを入れて作っているということで、ちょっと大人な味に仕上がっていました。

Wall- E

そして、これ。デザートのパンナコッタなんですが、みなさん「Wall-E」という映画見たことありますか?実は私は知らなかったんですが、その名前がつけられたこのデザート。たぶん、映画を見たことある人だったらすぐにわかると思います。
「Wall -E」は、10年位前のアニメ映画なんですが、未来の荒廃した地球に、独りぼっちで残されたゴミ処理ロボット”ウォーリー”の話で、人間によってゴミだらけになってしまった地球のゴミ処理をしていたウォーリーは、ゴミの中から、芽が出ているのを発見するんだそうです。(←これ、すべて、Odeのシェフが説明してくれた)
これは、汚された地球が「甦った証」。そのシーンをデザートで表現したんだそうです。

そして、sustainable がいかに大切かという話を、シェフ自らがテーブルで話をしてくれて、私たちも、シェフが作り出す料理全体からそれを感じることができたのでした。

正直、私たちは、オーガニックとかあんまり興味がないタイプの人間で、スーパーでも、オーガニックって高いし、安い普通の野菜を買ってしまっていたんですが、シェフのこだわりに感銘を受けた私は、お店で出してるブロッコリーを、早速オーガニックに変えたのでした。スーパーで買うのより3倍も高いんですけどね。

先日最終回を迎えた「グランメゾン東京」で、「一つ星は、そのカテゴリーで特に美味しい料理。二つ星は、遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理。三つ星は、そのために旅行する価値がある卓越した料理。」というシーンがありましたが、まさに、今回、Odeで食事をするためにワナカへ旅行に行ったわけで、しかも満足して帰ってきたわけで、私たちにとってOdeは、「そのために旅行する価値があるお店」でした。

というわけで、Odeでの体験は、本当に素晴らしく、多くの人に是非行って欲しいと思いました。特に、料理に関わる仕事をしている人には、是非行ってみて欲しいです。ニュージーランド各地からのオーガニックの食材集めのみならず、シェフの料理へのパッションと、少人数であれだけのクオリティの皿を次々と提供していくそのメソッド(ずっと見てた)も、とても勉強になりました。
またいい店を見つけることができて、ワナカまで行った甲斐がありました!
ワナカには、他にも星をとっているレストランがあるので、順次訪れてみたいと思います!





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