無断キャンセル防止のため、オンラインブッキングサイトの導入と、クレジットカード認証を始めてからというもの、No Show が劇的に減りました。
もちろん、0までは行かないんですが、無責任に予約して、当日来ないというのが、ビックリするくらいに減少したんです。

年末、日本のテレビを見ていると、この「無断キャンセル」について特集を組んでいる番組がいくつもあったんですが、ものすごい被害額で、レストラン側も対策をとっているが、なかなか減らない。といった内容でした。
その対策っていうのが、例えばキャンセル料取り立ての代行を頼むとかあったんですが、それにもお金かかりますよね?取り立てなんかしなくても、クレジットカード詳細さえもらっていれば、簡単にキャンセル料をチャージできるのに。。。現金主義の日本では、予約時にクレジットカード番号を聞くことは難しのでしょうか?

実際、うちの店でも、オンラインブッキングの際は、クレジットカードの詳細を入力しなければ予約できないものの、電話の予約では、クレジットカードの詳細を聞いていないんです。
というのも、一番の問題は英語で、オンラインブッキングの際に提示する「キャンセル規約」の説明や、デリケートなクレジットカードの詳細などを、電話で取り扱うことが憚られるからです。

とはいえ、当店のお客様の8割以上は観光客の方で、海外からいらっしゃるので、「電話予約」っていうのはとても少なくて、実際に電話予約をされるのは、ほとんどが当日予約なんですよね。あとは、ホテルのコンシェルジュが、宿泊者のために電話をしてきて予約をとるというパターン。このようなケースの場合、「無断キャンセル」というのはほぼ起こりません。
そして、オンラインブッキングの方は、予約の時間から3時間を切ったキャンセルの場合、お一人様$20の違約金をいただきます。と、キャンセル規約を提示しているため、みなさんきちんとキャンセルの連絡をしてくれるのです。実際、3時間を切ってのキャンセルの電話をもらうこともありますが、「来ない」ということが分かれば他のお客様を入れられるので、キャンセルの連絡さえくれれば、実際に違約金をカードにチャージすることはありません。

そんな感じで、予約の際に、クレジットカードの詳細をいただくようにしただけで、劇的に減った無断キャンセル。
日本での導入は難しいんですかねー。
電話での予約では、確かに難しいかもしれませんが、無断キャンセルは、グルメサイトからの予約が多い、とテレビでは言っていたので、グルメサイトからだったら、クレジットカードの詳細を入力する画面を導入するのは、そう難しいことではないと思うんですが。。。

実は、私たちが10年ほど前にシドニーへ旅行した際、あらかじめレストランを何軒か予約したのですが、どこも、オンラインブッキングでクレジットカードの詳細を入力する必要があって、キャンセル規定に同意しなければ予約できないシステムになっていたんです。まだこのシステムはニュージーランドにはほぼ上陸していなかったので、驚いたものです。
「なんでオーストラリアでは普及している、この素晴らしいシステムが、お隣のニュージーランドには入ってこないんだろう」とずーーーっと思っていました。

それが、ここ数年、この予約システムがニュージーランドでも多く見られるようになってきたので、「うちも導入してみようか!」となったわけですが、うちは、「コース料理のみ」みたいな高級店でもないのに、席だけの予約でクレジットカードの詳細を聞くことに、多少の躊躇があったんです。でも、実際に導入してみたら、全然問題なく、一度のコンプレインもなく、お客様もみなさんオンラインブッキングを利用して、クレジットカード詳細を入力してくれています。海外からのお客様が多いから、というのも大きいんでしょうが、無断キャンセル撲滅を目指し、早くこのシステムが日本でも普通に導入されることを願います。

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