無期延期となった日本一時帰国


コロナがこんなに蔓延する前、今年の日本一時帰国は5月か10月っていうブログを書いていたんですが、帰国のための資金が貯まらないので、とりあえず5月は無理で10月になるだろうな。って言ってたんです。結局、コロナ騒動で当然5月の帰国を計画していても、それはキャンセルせざるを得なかったわけで、ある意味10月にしておいて良かったと思うのですが、実は、その時、もう10月に日本に帰国するためのチケットを購入していたんです。
というのも、ウチの店のオープンから長年働いてくれているスタッフが「10月に日本に一時帰国しようと思います」と早めに教えてくれたんです。ならば、私たちも、そこで店をお休みにして日本に帰れば、お互い都合が良いじゃあありませんか!
というわけで、早速チケットを探したところ、オーストラリア経由が安くて、スケジュール的にも便利だったんです。
どのみち、クィーンズタウンから日本への直行便はありませんので、NZ国内で、クライストチャーチかオークランドへ飛んでから乗り換えをしなければいけません。だったら、直行便にこだわる必要はないってことに気づきました。クライストチャーチに住んでいた時も、オークランドに住んでいた時も、多少高くても、直行便が良いと思っていました。だけど、クィーンズタウンからの直行便がそもそも飛んでいないのであれば、別にNZからの直行便であるAir NZを使わなくても、もっと安い便があるということです。

この10月のチケットを購入した話は、チケット購入の際に、ちょっとしたミスがあったので、別のブログで書こうと思っていたのですが、あれよあれよという間にコロナの波が広がって、10月帰国のチケットの話をする暇がなく、今まで来てしまいました。

その時起きた、私の重大なミスの話など、今は遠い忘却の彼方で、もうどうでもいいんですが、それよりも、せっかく購入していた10月の日本行きチケットも、結局キャンセルするしかなくなってしまいました。
というのも、10月に、日本のコロナが沈静化しているかどうか分からない、っていう話の前に、10月までに貯めるはずだった帰国資金をコロナ不景気で貯めることができなくなってしまったからです。要は、お金がないから、帰れない。ってことです。
私とダンナが普通の勤め人だったら、日本に帰国する飛行機代と、日本で遊ぶお金さえ貯めれば、あとは有給休暇でノンビリ日本に帰るんです。まわりの友達たちもみんなそうしてます。でも、私たちの場合は、お店を閉めている間の家賃、お店を休んでいる間のスタッフの有給休暇、その他もろもろの経費をすべて蓄えた上で、自分たちの飛行機代と日本で遊ぶお金が必要なのです。多分、貯めなければいけない費用は、勤め人の人たちとは「0が桁1つ違う金額」です。

クィーンズタウンにきてから、最初の一年は厳しい経営状態が続き、2年目にして、やっと日本一時帰国の目処がたったところだというのに、コレですよ。
しかも、もうチケットまで買っていたというのに!!!
今回は、2週間ちょっと帰国する予定で、東京、広島と、念願の沖縄離島にいくつもりで、気が早いと思いながらも、ガイドブックなどを取り寄せ、いろいろ計画しておりました。

さらに、11月の初旬にNZに戻ってくる予定でしたが、その時には、母も一緒に連れて帰ってくる予定でした。2年前に父を突然亡くし、いろいろ大変ではありましたが、ようやく生活も落ち着き、母もやっと「行ってみようかな」という気になってくれたのです。予定では、3ヶ月くらいきてのんびり滞在する計画なのですが、NZの鎖国がそれまでに解かれるかどうか。。。私たちが日本に行けなくても、せめて母にはこの機会に、予定通りNZに来て欲しいと思っています。

日本では、石垣島へ行く計画の他に、マストの計画として「人間ドッグ」がありました。前回受けたのは、5年くらい前ですかねー。その時は「悪いところがないことを確認するために人間ドッグ」でしたが、今は「悪いところを見つけてもらうための人間ドッグ」だと思っています。40歳を過ぎた頃から、体が若い頃のように動かなくなることを感じてはいましたが、45歳を過ぎた頃から、普通に自分の健康に自信がなくなりました。特に、2年前に交通事故に遭ってから、常に体の不調と隣り合わせな気がしています。事故の後の検査で問題はないことは分かっていますが、やっぱり日本でちゃんと隅々まで検査して欲しいという気持ちが強いのです。

この常にある体の不調が、歳のせいなのか、事故の後遺症なのかは分かりませんが、なんだか、「突然倒れたらどうしよう」という不安にいつもかられています。ここクィーンズタウンには大きな病院はありませんし、前述のように、日本にも直行便では帰れませんし、目の前の問題として、お店のことはどうなるんだろう、とか、まあとにかく、今、突然倒れたり、死んだりすることはできないんです。ダンナにかかる負担が大きすぎます。

調子が良い時は忘れてしまうんですが、やっぱり、きちんと「終活」をしておかなければいけないと、ひしひしと感じます。まだ若いとか関係ないですよね。いつ事故にあうかも分からないし、今回のコロナの件でも、自宅待機していたら急に悪化して亡くなってしまうケースも報告されています。NZでは、現在コロナの脅威は沈静化しつつありますが、いつ脳梗塞や心筋梗塞で倒れるかもわかりません。年齢の問題ではありませんよね。
最近では、朝起きると「今日もまだ生きてる、良かった」と思うんです。
仕事が始まってまた忙しくなってきたら、そんなこと考える余裕もなくなってきてしまうのかもしれませんが、2年前に急に父を海の事故で失ったこと、私たちが夫婦揃って交通事故に遭って九死に一生を得たことを思えば、病気も事故も、いつなんどき自分たちの身に起こるか分かりません。
今は、コロナの影響で営業できない店のことを考えるのが第一ですが、それに没頭しすぎて、自分のことがおろそかにならないよう、気をつけたいと思います。

何はともあれ、日本への一時帰国が無期延期となり、石垣島へ行けなくなったのは悔しいけれど、人間ドッグを受けることができなくなったのは痛恨の極みです。

来週から、お店の営業が一部再開しますが、単純に売上だけの話をすれば、おそらく、売上は通常の10分の1くらいからスタートすることになると思います。
そして、レベル2になって、お客様が来店することができるようになったとしても、クィーンズタウン在住者しか来ないことを考えると、おそらく4分の1くらいにまでしか回復できないでしょう。
これがレベル1になって、国内旅行が自由になったら、3分の1くらいにまで回復し、もしこの時にテイクアウトが軌道にのっていたら、希望は半分くらいにまでは回復したい。
鎖国がとければ、海外からのお客様が以前のように来店してくださると思いますが、ワクチンができるまでは鎖国はとかれないであろうと言われている今、いったい日本への一時帰国はいつ実現するんだろう。。。と、遠い夢の話です。

というわけで、売上をもっと上げること、経費をもっと削減すること、銀行からの融資を受けることなど、生きながらえる方法を、いろいろ考えていかなければいけません。
どうか次日本に帰るその時まで、私もダンナも大きな病気を発症することなく、健康に暮らせますように!

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