忙しくて嬉しい悲鳴も、今日で終わり。

昨日は、出勤するのに街へ向かっている途中で渋滞にハマりました。
「まさか昼から検問しているわけないし、事故？」なんて思ったのですが、これはクィーンズタウンの街中へ入るための観光客渋滞！！！みんな駐車場を探しながら走るし、ラウンドアバウトに慣れてなかったりして渋滞するんですよね。
あー、でも、観光客渋滞が発生するなんて、あのゴーストタウンだった有様からすると、感動すら覚えます。

そして、街へ入ると、原宿の竹下通りを思わせる人人人。すごいぞ！
っていうか、ちょっと怖くなるくらい。
だって、この前まで、右も左もこんなだったのに。。。

ありがたいことに、昨日は満員御礼。
外に「満席です」の看板を出すのは、当たり前だけどロックダウン後初めて。あんなにお客様に来て欲しかったのに、満席だと言って断るのは、本当に本当に心苦しく、時間調整などしながら、だいぶ頑張って、できるだけ多くの方に来店していただけるように勤めましたが、それでも、かなりの数のお客様をお断りすることになってしまいました。
ウチの店の場合は２階にあるので、1階に出してある「満席」の看板を見て上まで上がって来ない人が相当数いるとは思うのですが、満席の看板を出していても「何時くらいなら空く？」と上まで上がってきてくれる方もいますし、電話では何件お断りしたか分からないくらい鳴りっぱなしでした。嬉しいけど申し訳さでいっぱいです。
そして、改めて「あー、やっぱり観光客に支えられているなぁ」と実感したのでした。
そんな中、ローカルのお客様からはテイクアウトの注文が２件と、昨日来店されたお客様からもテイクアウトの注文が１件入り、大忙しの中で、さらに花を添えていただきました。

ウチの店の場合は個室があって、大人数で他では入れない予約も取ることができるので、それも大きかったと思います。そもそもレストラン側と４名用の小さい個室は予約で埋まっていましたが、大人数用の個室は空いていたんです。それが、当日予約で大きい個室に13名、小さい個室に６名の予約が入って、しかも６名部屋は６時と８時で２回転して、それだけで25人です。レストラン側全席が埋まる人数を個室だけで賄えるのですから、これは大きいです。
でも、これだけの人数を回すのにスタッフが何人必要かって言うと、コロナ前であれば、予約で満室満席であれば、キッチン５人、ホール５人をシフトに入れていました。個室が全くなければ４人でいいのですが、個室が入ると、丸ごと一人取られてしまいますからね。
ところが、昨日は、キッチン４人、ホール３人ですよ。いつもの来店数の軽く３倍のお客様がいらっしゃいましたが、この７人が、今の巽の全総力なのです。本当によく頑張ったと思います。

でも、おとといの忙しさは「やりきった感」がありましたが、さすがに昨日の忙しさは「無力感」の方が大きく、「もっとこうしたかったのに」という後悔の念でいっぱいです。その差はデザートの注文を見れば歴然で、おとといは、すべてのテーブルに食後のデザートをオススメしに行き、８割のテーブルでデザートの注文が入りましたが、昨日は全体の６割程度しかデザートの注文が入りませんでした。それは、サービスが行き届いていなかった証拠です。全体の８割にしか、デザートをオススメしに行けなかったのです。食べ終わっていることには気づいていたけれど、そのあとのケアまでできる余裕がありませんでした。それでもデザートを注文してくれたお客様には本当に感謝です。「食べたらすぐ帰る」というのは、レストランとしては落第点です。たとえ食べてもらえなくても、テーブルを片付けて、デザートをオススメするところまでは絶対にたどり着かなくてはいけません。私たちは、たったの３人でよく頑張った！でも、３人しかスタッフがいなくて至らなかったことはお客様には関係ありません。もう１人いればできたことはもっとたくさんあったはず。そして、スタッフが少ないのに、今までの超暇な日々の反動から、超満席まで予約を取ってしまった私の強欲さを反省。いや、でも、ほんと、席があるのに断るなんて、そんな勿体無いことできませんでした。。。
さすがに、今日は昨日よりは落ち着いていて、大きな個室の予約は入っていませんので、今日こそ、昨日の反省を生かしてお客様により良いサービスを提供したいと思っています！

さて、最近急に寒くなってきたクィーンズタウン。
仕事帰りには、駐車している車たちには完全に霜が降りて、車ごと凍らせたように白くなってます。そして、当然のように、朝には霜が降りているわけですが、我が家は日当たりが良いので、午前中から霜が解けて、午後にはポカポカになるのですが、街へ向かうメインストリートであるフランクトンロードは、一日中日が当たらないことで有名。湖沿いの斜面なのに日が当たらないってどういうこと？って思いますが、湖の向こう側の山の陰になってしまって日があたらないんですね。おかげで、湖の向こう側のエリアでるケルビンハイツは日当たりが良いことで有名。夏はどこのエリアでも気持ちいいけど、冬はエリアで歴然とした差が出ます。