さて、今日は、結婚13周年でした。
結婚した年に巽をオープンしたので、お店も13周年ってことになります。
わかりやすくていいですね。
13年ってすごい年月。あっという間だったなぁ。きっとこうやってあっという間に歳をとっていくんだろうなぁ。

ということで、今日はロックダウン後初めての、「ちょっと高級なところ」にランチをしに行きました。ありがたいことに天気も良く、冬ながらも、気持ちの良い陽気でした。

我が家から車で15分ほどのところにあるワイナリーレストラン。すぐ近所にこういう「観光地」めいたところがたくさんあるのも、クィーンズタウンのいいところ。

今日から警戒レベル1へ移行し、普通の生活が戻ってきましたが、政府は「行った先ではチェックイン」を推奨していて、私たちも、アプリをダウンロードして初めてのチェックイン。なかなかどこにも出かけないですからねー。

レストランへ行く前に、メニューを下調べしておくのはいつもの習慣ですが、せっかく下調べをしておいたのに、行ったらウェブサイトに載っていたメニューとは違うのはよくあること。今回も、大方一緒ではありましたが、予定していた前菜とメインの両方がなくなっていました。でも大丈夫。こういう時のために、第二候補まで選んであります。

さすが、ワイナリーレストランなだけあって、ワインが安い。しかも100ml か150mlかが選べるようになっているので、私は100ml のものを注文し、バブルと白ワインと2杯いただきました。

実は、お店に入ってワインを注文してしばらくすると、隣の席の夫婦がスタッフを呼んで、なにか耳打ちをしたんです。そして、向こうのテーブルへ移動しました。
テーブルを移動した理由は分かりませんが、こういう時「アジア人の隣がいやだったのかな」と思ってしまうのです。今も世界中で「Black Lives Matter」の運動が盛んになっていますが、生活の中でも、こういったささやかな差別というのは日々感じるものです。もちろん、差別ではなくて、単に「ソーシャルディスタンス」を考えて、向こうの席へ移動したいだけだったかもしれないし。(いや、今日からソーシャルディスタンスも必要なくなったよね)。私たちは大声でしゃべって隣に迷惑をかけるような事もしていないし、しかも、アジア人差別を受けたくないので、日ごろから、高級レストランに行く時には、必ずきちんとした身なりで行くように心がけています。絶対にジーパンにスニーカーのような格好では行きません。特にワイナリーレストランであればカジュアルな人も多いですが、白人はそういう服装でもサマになりますが、アジア人がそういう服装だと、ちょっと店の雰囲気から浮いてしまうと感じることがよくあります。
こちらが勝手にアジア人であることを勝手に卑屈に思っているだけで気にしすぎかもれませんし、あちらにそんな意図はなかった可能性も多いにあります。だけど、席を移動したあと、隣のテーブルを片付けに来たウェイトレスが此方を見て、なんとも気まずそうな顔をしていたんですよね。その顔をみたら、察してしまいます。ただ移動しただけなら、あんな顔はしないはず。
もし、私がこのウェイトレスだったら、きっと私たちのテーブルに声をかけたと思います。「ただ向こうのエリアに座りたかっただけだから、気にしないで」って。それは、本当の理由がなんだったとしてもです。

実は、これはうちの店でもあることなので、私はお客様をテーブルに案内するときには、かなり配置に気を使っています。人種、年齢、体の大きさ、子連れかどうか、その場合の子供の年齢などを見て、エントランスで判断してテーブルに案内するのです。実際のところ、予約席はすべて、予約の入った順番、予約の時間帯、スペシャルな日かどうか、などを考慮して、どのお客さんがどこに座るのか最初に決めてあるのですが、それをベースに、エントランスで最終判断をしてからテーブル案内しています。それは、差別ではなくて、すべてのお客様がハッピーに過ごせるためにしていることです。

とまあ、今日はそんなことがしょっぱなにあったもんで、あとの食事もあまり楽しむ雰囲気ではなくなってしまいました。せっかくの結婚記念日だったので、二人で写真を撮ってもらおうとおもっていたのですが、そんな空気でもなく、結局最初に二人で写真を撮り合って終わり。なんか残念な結婚記念日ランチとなってしまいました。

のんびり過ごすわけでもなく、さっさとレストランを後にして、ダンナは出勤時間まで、流木キャットタワーの制作に集中。

今は、休みなしで営業しているので、キャットタワーも毎日少しずつ進めていくしかありません。今やっと半分くらいのところ。
どのくらいまで出来たのか、中間報告をしたいところですが、結構大作なので、完成するまでシークレットにしたいと思います。

最近やっと外にまた出るようになった虎丸ですが、よっぽど怖い思いをしたのか、敷地内からは出て行かず、庭とデッキで遊んでいます。ずっとそうでいてくれたら安心なのですが。。。

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2件のコメント

  1. Yokoさん、結婚記念日おめでとうございます!
    レストランでの事、よ〜くわかります。うちも夫婦日本人同士ですから。
    気にし過ぎ、って思うようにしていますが、あきらかに差別を感じる事はありますよ。
    日本人の友達と外で日本語で喋りながら歩いていたら、コケージアンのご婦人に
    いきなり振り返られて、「ここは英語の国だから、英語以外は話さないで。」って
    言われた事あります。ショック過ぎて何も言い返せなかったけど。
    オーストラリアのアジア人差別は結構根強いです。ポーリー・ハンソンって政治家のおばちゃんが、ワンネーションって党を作って、コケージアン以外の移民は要らないって言ってたし。
    でも、Yokoさんは優しくて器用なご主人と、可愛い猫ちゃんに囲まれているから大丈夫!
    残りの今日の時間が素敵な結婚記念日でありますように!

    1. ジェリーさん。コメントありがとうございます。
      クィーンズタウンは、普段ほとんど差別を感じないで生活できていたので、なんだかこういう思いをしたのは久しぶりです。
      キャンパーバンで来ている人たちだったので、おそらくクィーンズタウンの人ではないんだと思います。
      結婚記念日と言っても、何が変わるわけでもなく、いつもと同じ日常です。
      誕生日もそうですが、特別に何か変わるわけでもなく、ただ「あー、また一年たったんだなぁ」というだけのことです。
      この一年が、年々短くなっていくようで、ただひたすら焦ります。
      今年はコロナで災難の年でしたが、私たちには定期的に災難が訪れますので、
      今回もなんとかなると思っています。
      でも、若い時のようなバイタリティーは薄れてきているので、「なにくそ」という気持ちよりも、
      ただただやり過ごす感じですね。今年は平穏な一年になりますように。

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