この前のお休みは、どこにも出かける予定はなかったのですが、結局雨も降らないし、メニューを変える為にちょっと参考にしたいお店があったので、20時過ぎに夕飯を食べに出かけました。
その参考にしたい店というのは「Fan tan」。アロータウンにあるアジアンフュージョンのレストランで、あの「AOSTA」と同じオーナーによる経営なんです。「Fan tan」の方が前からあるので、私たちも以前からちょくちょく行ってはいたのですが、コロナ明けにはまだ行っていませんでした。
いつものように、行く前にメニューをチェック。
「あれ?前とだいぶメニューが違う」
というのが最初の印象。
メニューの内容も違うし、メニューそのものが以前の半分以下くらいしか料理がないんです。それから感じたことは「あー。この店も人手不足なんだな」ってこと。スタッフが少ないから、限られたメニューでやっていくしかないんでしょうね。

こんな感じのスタイリッシュな店内。
お客様は、スクールホリデーが終わった今、ほとんどがアロータウンのローカルの人たちじゃないでしょうか。100%白人の客層でした。

メニューが非常に限られているので、注文するのも難しくありません。たぶん4人で行ったら全種類注文できるんじゃ?くらいの品数です。
まずは枝豆。普段は枝豆とか注文しないんですが、お値段が$10だったので、どんな感じか見てみたくて注文してみました。

う〜ん。いたって普通だな。しかも茶豆じゃなくて普通の枝豆。強いて言うなら、枝豆と枝豆のガラを入れる器がプレートに乗せられていて、ちょっと一品料理っぽくしているってことくらいかな。ついてきたタレみたいなやつですが、使ってみると、なんとごま油でした。初めてトライしましたが、これはこれで悪くない。料理って、同じものでも、出し方(プレゼンテーション)一つで値段が高くも安くもなる。その良い見本だと思いました。

お次は刺身。通常、和食店以外で刺身を注文すると期待を裏切られるので、まず注文することはないのですが、白身魚一種だけで$20というのが、どのくらいのものが出るのか見てみたかったので注文してみました。

盛りは美しく、$20の価値はあると思いました。
写真だとわかりにくいですが、キュウリくらいの太さのフィレをただカットしているだけなので、1切れのサイズが異常に小さいのに驚きました。言うなれば、キュウリやニンジンの漬物みたいなサイズ感ですね。なので、切れ数は多いですが、一般の和食店の刺身で言ったら8切分くらいでしょうか。
そして、問題が1つ。「醤油」がないのです。まあ、アジアンフュージョンの店ですから、醤油以外で食べさせるのであろうことは最初から予測していたのですが、醤油じゃないソースも見当たらないのです。カルパッチョのように、塩胡椒をしてあるわけでもなく、本当に普通の手を加えていない生魚ですから、確実にソースかタレが必要です。そこで、ウェイトレスを呼んで「この刺身を食べるのにソースがないみたいなんだけど」と聞いてみました。この刺身を醤油で食べさせたいのか、別のソースがあるのかがわからなかったので、あえて「醤油」という言葉は使わずに聞いてみました。すると「ガリとワサビで食べるのよ」と言われたのです。通な人はそうやって食べる人もいるかもしれませんが、それでも塩くらいは必要だぞ。さすがにそれはないな。と思ったので「醤油で食べるんじゃないの?」と聞いてみると「欲しいなら持ってくるけど」と言われ、まるで、自分の国の食べ方を固辞する外国人みたいな気持ちになりました。さすがにこれを醤油ナシで食べるのは無理だと思い、美味しくいただくために、醤油を持ってきてもらいました。うちの店にも来るんですよ。なんにでも七味をかけて食べる辛いものが大好きな国の人たちとか、なんにでもポン酢をつけて食べる南米の方たちとか。きっと「何にでも醤油をかけて食べるアジア人」だと思われたんだろうな。「うちの料理を理解していない」って。
でも、やっぱりおかしいと思って、あとでメニューを確認してみると「Yuzu Gel」と書いてあるんです。おそらくそれがポン酢をジェル状にした感じのソースだったんではないかと。。。確実に私たちの皿には乗っていませんでした。

ここで少し気持ちがダウンしてしまったのですが、この後出てきたのが「本日の餃子」キッチンを見ると、アジア人スタッフがいて、そのシェフが毎日作る「本日の餃子」というメニューがあったので、注文してみたのです。ちなみに今日の餃子は牛肉とチーズ。これは美味しかったですよ。6個で$21。普通に考えたら高いけれど、こういうお洒落な店ではアリなんでしょうね。うちの店も、餃子のリクエストが多く、メニューに加えるかどうか悩むところなんですが、他の料理に見劣りしない盛り付けと値段で餃子を出すという難しさに、未だ手が出せていません。

写真を撮る前に1つ食べちゃいました。

お次は豆腐サラダ。これは、普通の豆腐じゃなくて、厚揚げを使った豆腐サラダなんですが、それはいいとして、この厚揚げ、市販のやつを乗せているだけで、冷たくて固かったんです。市販のを使うのは全然アリだけど、せめて軽く揚げ直して出してくれれば、格段に美味しくなったと思います。こちら$19。

先日、クライストチャーチの焼き鳥屋さんで注文したグリーンサラダが結構具沢山で美味しくて、しかもたったの$8で驚いたんですよ。うちの店も、グリーンサラダもうちょっと頑張らないとな。と勉強になりました。あのサラダなら、$15は取れると思いました。このサラダが$19なことを思うと、クライストチャーチが安すぎるのか、クィーンズタウンが高すぎるのか。まあ、どっちもなんでしょうね。

こちらスペアリブ。$26。うちの店のスペアリブは柔らかく煮込んだスペアリブなんですが、こちらはオーブンで表面をカリカリにしたSticky Porkribs。うちの店のとはタイプが違うんだけど、これはこれで美味しかったですね。同じスペアリブでも、ニュージーランド人はこういう甘く仕上げたものの方が好きかもしれません。小さいのが6ピースくらいだったと思います。

あとは、「カリフラワーの唐揚げ」みたな料理を注文したのですが、これは最後まで出てこなくて、聞いてみようかと思いましたが、私たちは最後の1組で、しかもキッチンを見るともう片付けモードに入っていたので、今から作ってもらうのもなぁ。と思ってやめておきました。お会計の時、レシートを見たら、入っていなかったので、オーダー漏れだったのだと思います。まあ、そういうこともありますよね。お会計に入っていて出てこなかったのなら言いますが、漏れていたのなら別に言うこともなし。そのままお店を後にしました。

このお店に来たのは、メニュー改変の参考にするためだったのですが、改めて「やっぱりうちのお店の料理はちょっと安いかも」と思いました。さすがに枝豆$10は取りませんが、全体的にもう少し上げても良いかもしれません。そして、もう一つ、「料理の説明はきちんとしなければいけない」と改めて実感。せっかくシェフが作った料理をただ出すだけでは、お客さんに伝わらないこともあります。うちの店では、英語が得意でない人には、料理をサーブする仕事はしてもらわず、サポートの仕事をしてもらっています。というのも、料理をサーブする時には、料理の名前を言うだけではなく、ソースの説明、付け合わせの説明、ちょっと複雑なものは食べ方の説明もして欲しいからです。それをフロントのスタッフがきちんとできていないと、料理の価値が落ちてしまうと思っているので、とても大切なことです。
やはり、他のレストランに食べに行くと、良いことも悪いことも、”気づき”があるものですね。
でも、この状況は「明日は我が身」。昨日のブログにも書きましたが、人手不足が生み出す弊害は、すぐ近くまで忍び寄ってきています。人手が足りなければ、料理の説明だけでなく、行き届いたサービスもままならなくなってしまいます。今できていることができなくなるというのは、本当に怖いです。値上げもさることながら、少数のスタッフでも(そして万が一日本人以外のスタッフを雇用した場合にも)お店を回せるようなシステムを今から考えて行かないと、この先不安しかありません。
いつも「なんとかなるさ精神」でやって来ていますが、今回ばかりはなんとかならないかも。。。

天気が良いので塀の上でのんびりする虎丸。
後ろには離陸する飛行機が。
キッチンから飛行機が離発着するのを見るのが好きです。
あれはAir NZですねー。カンタスとか、JetStarとか、いろいろ見えるのが楽しいです。

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