「Pedro’s House of Lamb」といえば、クライストチャーチの人なら知らない人はいない有名なラムのレストランでした。

それが、地震で建物が崩壊してしまって、営業できなくなってしまったのです。それは、巽と同じですね。

そのあと、私たちはオークランドへ移転しましたが、Pedro’sは、レストランではなくて、テイクアウトの小さいお店をクライストチャーチにオープンしました。

そして、その後、クィーンズタウンにも!

レストランを失ってしまってから10年。テイクアウトのお店で成功した「Pedro’s House of Lamb」ですが、この度、再びレストランをオープンしたのです!しかも、クィーンズタウンに!

コロナの後、なくなるお店はあれど、新しいお店がオープンするというのは、とても稀な状況ですが、元々クィーンズタウンで知名度があるPedro’s だからこそできたというのもありますし、場所も、かの有名なPatagonia Chocolate 一号店が入っていた後に出店したのです。Patagonia Chocolate は湖の前に一号店をオープンした後、瞬く間に超人気店となり、同じく湖の前に2階建の2号店を出店して、こんな至近距離も2つもいらないだろ。とは、誰しも思っていたのです。2号店の方が確実に立派ですし、1号店は、リースが切れるまで営業するのかな?と思っていました。Pedro’sは、その1号店の後に入ったので、もしかしたら、Patagonia の後に入ることは、コロナよりもずっと前から決まっていたのかもしれませんね。

そんなわけで、行ってきましたよ!「Pedro’s by the lake」

こんな湖の真正面。きっと家賃が恐ろしいくらい高いのでしょうね。ランチも終わりかけの14時くらいに行ったので、あまり混んではいませんでした。

メニューは、タパスとメインとに分かれていて、私たちは前菜にタパスを2種、メインにSlow Roasted Lamb Shoulder と、Lamb Croquettes を注文しました。他にも興味のある料理はあったのですが、やっぱりPedro’s に来たら、ラムを食べなくてはいけないような気がしませんか?

前菜は、「イカとチョリソーの炒め」と「マッシュルームとブルーチーズのオーブン焼き」の2種。
両方とも普通に美味しかったのですが、値段から想像していたのの半分くらいの量でした。これ、イカが$21で、マッシュルームが$17するんですけど、イカとチョリソーの炒めの皿がどれだけ小さいか、ダンナの手の大きさと比べてみてください。ほんと、手のひらサイズでした。これは$15以上は取れないな、と思ってしまったのですが、レイクサイド価格なのでしょうか?マッシュルームも小さいマッシュルームが5つで$17。う〜ん。いくら美味しくても、値段の割に量が少なすぎる気がする。。。

お次、メインはラム肉とラムコロッケとサラダ。

どれも美味しかったですよ。うん。お値段も、まあ、こんなもんかな。
ラム肉$31。ラムコロッケ$17。サラダ$9。もちろん、安くはないけれど、高すぎるとも思わないし、量もこんなもんだと思うけど、他のニュージーランド料理のレストランの肉の量に比べたら、ちょっと少ないかもしれません。私にはちょうど良いですけどね、案の定、ダンナは腹8分目で全然お腹いっぱいにはならず(たぶん前菜が小さすぎた。。。)私ですら、「ちょうどお腹いっぱい」くらいでした。

やっぱり、「何皿くらい注文するか」というのは、値段からその一皿の量を想像して決めると思うんですよね。そうした場合、Pedro’sのタパスの値段はちょっと高い気がしました。あの値段だと2皿しか注文しません。でも量に見合った$15前後に値段設定をしてあれば、きっと「タパスだから小さいんだ」と思って3皿注文したと思います。

ちなみに、このラム肉のサイドに添えられているポテトが、めちゃくちゃ「おでんのジャガイモ」の味だったんですよ。おでんの具材の中では、私にとってジャガイモってかなり上の方なので、このジャガイモに出会えたのは嬉しかったですね。これ、メニューをみても「Potatoes」としか書いてないので、別に特別なものではなさそうなんですが、もし次また行く機会があったら、このジャガイモだけ注文できるか聞いてみよう。もしダメだと言われたら、もう一回ラムを注文してもいいんだけど、グリーンピース嫌いの私としては、つけあわせはジャガイモ&グリーンピースじゃなくて、ジャガイモ&ジャガイモにしてもらえるかな。ちょっとなら残すけど、こんなに大量のグリーンピース残したら、申し訳ないですからね。

というわけで、「Pedro’s by the lake」は、まだオープンしたばかりですが、きっとこれから忙しい店になるでしょうね。特に、クライストチャーチからの旅行者だったら、絶対足を止めてしまうと思います。値段に関しては、レイクサイドにある他の店も安くはないですからね。やっぱり場所代として捉えるべきでしょう。国境が開けば、場所も最高だし、きっと忙しくなること間違いなし。家賃も高いだろうから、早く国境が開くが待ち遠しいことでしょうね。
そして、また、「やっぱりうちの店の料理の値段は良心的すぎるかもしれない」と再確認。大いにメニュー改定の参考にさせていただきました。

余談ですが、自分たちの作っている料理の値段を知らないシェフたちに、ダンナがキッチンで「この料理はいくらだと思う?」と1つ1つ聞いていったんですよ。そしたら、80%以上の料理に対して、現在の価格よりも高い値段を言っていたんです。シェフの肌感覚でも、うちの店の料理は少し安いようです。多分、どれだけ手をかけて作っているか分かっているからこそだと思うんですけどね。あとは、その「手をかけて作っていること」を、お客様に伝えるのはホールスタッフの仕事。もちろん、いちいち「これ、手がかかってるんですよ」と言うわけではありませんが(笑)ただ出すだけではなく、「価値ある一皿」として提供できるように演出するのはホールスタッフの役割です。そのためには、ホールスタッフが巽の料理を愛してくれることがもっとも重要。これからも、食べること、お客様に喜んでもらうことが大好きなスタッフと一緒に働いていけたらなぁと思います!

こちら、新しい唐揚げの試作。美味しかった〜!

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