生まれ変わった残り物。

先日、フレンチクルーラーを家で作ったんですけど、不恰好だったので写真は載せませんでした。そのフレンチクルーラーなんですが、そもそもお店のスタッフと話をしていた時に、「フレンチクルーラーが食べたい」という話になったので、作ってみてうまくいったら次の日にお店に持って行こうと思っていたのです。それが、「自分で食べる分には普通に美味しいけど、人にあげるほどではないな」という完成度だったので、結局持っていかなかったんですよね。本来であれば、アイシングをして仕上げるところを、面倒臭いので粉糖をかけて食べようと思っていて、ただ揚げただけで置きっぱなしにしていました。そしたら、二日目には、もうだいぶ硬くなっていて、揚げたての時のような美味しさは消え失せ、「どうしようかなぁ」と思っていたんです。まあ、今回は試作のようなもので、上手くいかなくてもしょうがないとはいえ、捨てるのももったいない。。。

そんな時、フレンチクルーラーが、中国の油条に似ていることに気が付いたのです！日本では油条はあんまり有名ではないかもしれませんが、NZでは、飲茶を食べに行った時にお粥に浮かべてあったり、チャイマのレジのところに積まれていたりするんです。

そもそも、フレンチクルーラーは通常星型の口金を使って作りますが、お菓子作りをしない我が家にはそんなものはなく、ジップロックに生地を入れて、袋の端っこを切って絞り袋として使ったので、形状もちょっとオールドファッションみたいだったんです。食べたらフレンチクルーラーなんですけどね。
ということは、それを丸くせずにまっすぐにして揚げたら、まさに見た目は油条みたいな感じ！

というわけで、作ってから日にちがたって、硬くなってしまったフレンチクルーラーを、試しに油条みたいにして使ってみることにしたんです。
通常お粥に入れることが多いですが、私は豆腐と卵の中華風スープにちょっととろみをつけて、カットしたフレンチクルーラーをトッピング！

これはもう、もはやフレンチクルーラーとは誰も思いませんね。
完全に油条。しかも、油条よりもしっとり生地で美味しいではありませんか！
自家製の貝割れ大根をトッピングして完成した油条入り豆腐スープは、リピ確定の美味しさでした。
メインは、ジャコとレタスのチャーハンに、食べるラー油をトッピング。

最近、いろいろ新しい料理に挑戦していますが、やっぱり楽しいし、成功した時は嬉しいですね。
「フレンチクルーラーの残り」なんて、滅多に出るもんではありませんが、もしまた作る機会があったら、翌日のスープ用に残り生地を最初から棒状に揚げてもいいかもしれません。
ちなみに、フレンチクルーラーのレシピは、生地に砂糖が入らないので甘くないからこそ、料理に転用できたのだと思います。ほんと、これはヒットでした。
私は小麦粉から普通に作りましたが、天ぷら粉を使ったレシピの場合、卵もバターもいらなくて、マヨネーズを加えるだけの超簡単レシピらしいんです。次回はそっちを試してみようかな。

今日は、昨日の茶々の動画に引き続き、ロックされた猫窓から脱出する茶々の動画をお送りします。