心臓が止まるかと思った。。。

今日、ランチを作るのにキッチンにいたら、知らない間に携帯の留守電にメッセージが。
聞いてみると、知らない外人から英語のメッセージ。
1度目は、なんて言ってるか分からなくて、なんか住所を言っているということだけは分かりました。
2度目は、「カラーにTORAと書いてあって、あなたの電話番号が書いてある」と言っているところだけなんとか聞き取りました。
その時、私の胸がどれだけ締め付けられたか分かります？
「首輪にTORAと書いてある」って。虎丸の身に何か起きたのでは？

虎丸なら、今日も早朝から私の上に乗っかってきて、眠気と闘いながらも撫でてあげていたら、突然噛み付いてきて、それをよけたら反対の手も噛み付かれて、朝からひどい目に合わされたのです。そのあと虎丸が出て行った後、「前触れもなくいきなり噛み付く猫」について調べていたのですが「激怒症候群」というヤツかもしれません。「突発性攻撃行動」と言って、なんの前触れもなくいきなり襲いかかる、原因不明の攻撃行動だそうです。問題なのは、この「原因不明」という部分。治らないってことじゃん！
とある獣医さんの話では「ふだんはおとなしく、甘えん坊な猫でも、そんな性格に関わらず、自身の意思とは無関係なところで、飼い主さんに対して激しく行動し、傷つけてしまうのです。キッカケがない、攻撃が激しい、制御できない、のが、激怒症候群の特徴です」だって。実は昨日も、突然すごい勢いでジャンプして、私の胸のあたりまで飛びかかって攻撃してきたんです。なにもしてないのに。ものすごいジャンプ力で驚きましたが、その様子はまるで獣。虎丸には、最近ペットの可愛らしさよりも、獣の野生を感じます。私に襲いかかったあとは、興奮したまま猫窓が壊れるんじゃないかというような勢いで外へ出て行きました。ジジ茶々がおとなしいメスだったのに対し、虎丸は男の子だから、多少やんちゃでもしょうがないかと思っていましたが、子猫の時期を過ぎてもこの攻撃性が治らないので、ちょっと心配しています。あの勢いで襲いかかられたら、ジジだってそりゃ嫌になって、虎丸が近くを通るだけで「フーーーー。」と威嚇したくなりますよね。そんなわけで、朝は、私に襲いかかり、そのあと出て行ったのです。

その虎丸の名前が書いてある首輪の私の電話番号にかかってきた電話。
もしかして、虎丸の身になにかあったのでは？
ダンナはプールに行っていたので、一人で不安になって、とりあえず虎丸を探してみると、なんと、私のベッドの上のいつものお気に入りの場所で寝ているではありませんか！

触ってみると、首輪がない。。。
どこかへ出かけて、首輪だけ落としてきたようです。
いくら暴れん坊の虎丸でも車が相手では太刀打ちできません。「事故にでもあったのではないか」と心配していましたが、虎丸は無事に昼寝中で、落ちていたのは首輪だけだったようで、ほっとひと安心しました。まったくもって、相変わらず人騒がせなヤツだ。

でも、実は、ジジはしょっちゅう首輪をなくしてくるんですよ。そして、その首輪にも、同じ様に私の電話番号が書いてありますが、見つかったことはありません。虎丸は、今回首輪をなくすのは初めてのことなんです。その点だけは、虎丸は「いい子」と言われていました。でも、初めて失くした首輪が、なんと誰かに見つけてもらえるなんて、この子は、本当に運が良いと思います。

先日、日本の友達が面倒を見ていた猫が里親に出されたのですが、「甘噛みをする」「よく鳴く」という理由で返されてきたらしいんです。そんなんで返されてしまうなんて、日本だったら、虎丸は狂暴すぎて殺処分されてしまったんじゃないかと心配するくらい。虎丸は、甘噛みじゃなくて、本気噛みで襲いかかってきますからね。捨て猫で小さい頃怖い思いをして人間が怖いとか、そんな経験はしていないはずなのに、どうしてこんなに攻撃的なんでしょうか。

なにはともあれ、虎丸は悪い子で手を焼いていますが、噛まれてもめげずに愛情を注いでいたら、きっといい子になると信じてます。
そして、今日もすごい目つきで私を睨みつけてきます。眠いだけ？