ある日、ダンナが「カレー粉」を家に持って帰ってきたので、「それ、何に使うの?」と聞いたところ、「ドライカレーでも作るかと思って」と言うので、「じゃあ、明日レーズン買ってきて」。という普通の会話が織り成されました。

そして、翌日のランチは、ドライカレー。

そして、そのあと店に行って「ドライカレー作るのにレーズンを買った」みたいな話をしていたら、「え?ドライカレーにレーズンなんて入れます?聞いたことありません」と言われたのです。いやいや、ドライカレーにレーズンは欠かせないでしょう。「NO レーズン、NO ドライカレー」ですよ。

そして、二人の話を擦り合わせてみたところ、彼女の言う「ドライカレー」とは、「ご飯の上に、ルーのないカレーを載せて食べる”キーマカレー”みたいなやつ」だと言うのです。
いやいや、ドライカレーって言ったら、白飯に、ひき肉(もしくはオレンジ色の皮のソーセージ)、各種野菜を細かく刻んだものを加えて炒め、カレー粉とレーズンで仕上げたものでしょう。

そこで、調べてみると、「ドライカレー」と言われるものは3タイプあるようで、

1、キーマカレータイプ
2、カレーチャーハンタイプ
3、カレーピラフタイプ

知らなかった!!!!キーマカレーはキーマカレーでしょ!
カレーチャーハンなんて、聞いたこともないし、「カレーチャーハン」というならば、それは「カレー味のチャーハン」であって、わたしの思う「ドライカレー」とは似て非なるもの。だって、チャーハンにレーズンは入れませんよね?
私が長年「ドライカレー」だと思い続けてきたものが、世間では違うのか?と、いささかショックを受けながらも、私とダンナが同じ認識を持っていることから、他にもわたしに同意してくれる人がいるのではないか?と思い、他のスタッフにも聞いてみました。

最初は「土地によって違うんじゃないか?」とも思いましたが、東京のわたしと、広島のダンナが、同じ「ドライカレー」の認識を持っているわけですから、土地柄というものでもなさそうです。

そして、結果、わたしと同じ「ドライカレー」の認識を持ったスタッフは、みんな「アラフィフ」。そして、「キーマカレー型」を思い浮かべたのは、「アラサー」だったのです。

そうか!土地柄ではなく、年代の違いだったか!!!

我が家では、「今日はドライカレーよ」と言われれば、レーズンが入ったカレー味のチャーハン。でもそれを「カレーチャーハン」と言ったことは一度もありませんでした。それが「ドライカレー」だと信じてきたのですが、わたしと同じ認識を持った別の人の意見では「昔の喫茶店メニューから来ているのではないか?」と。喫茶店発祥ということか?

喫茶店メニューといえば、確かに、ナポリタン、エビピラフ、カレー、オムライス、マカロニグラタン、ピザトースト、などなど。その中にありましたよ。ドライカレー。

わたしが子供の頃は、母親が喫茶店でママ友とお茶しているところで「ママお腹すいた」と言って、これらのものを食べていたものです。いまでは、喫茶店じゃなくて、カフェとか、ファミレスとか、いろいろあるから、昔の喫茶店って、ちょっと独特な昭和の風景でしたよね。

でもたしかに、昔から、なぜ、カレー粉とレーズンを使ったチャーハンのことを「ドライカレー」と呼ぶのだろう。カレー味だけど、カレーではないのに。。。と思っていたんです。なので、「ドライカレー」という名前だけ見たら、汁のないカレーである「キーマカレー」の方が、実情に近い気はします。
ふむ。でも、やっぱり、私にとってのドライカレーは、レーズン入りカレー味チャーハン。
みなさんは、どうですか?

ちょっと派生した話になりますが、ここで「レーズンバター」の話になったのですよ。「ドライカレー」に、わたしと同じ認識を持つ世代は、みんな「懐かしい〜!」いつも冷蔵庫に入ってたよね。って言ってる横で、若い世代は「レーズンバターサンドのことですか?」って。
違う!それじゃない!レーズンが入ったバターで、フィルムで巻いてあって、輪切りにして食べるんだよ!
と言っても、まったく通じませんでした。
そういえば、レーズンバターって、今でも存在しているんだろうか。。。

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