さて、イースター真っ只中。
去年の今頃は、ロックダウン中につき、イースターもなにもなかったなぁ。毎日畑仕事したり、歩いたり、映画見たり、猫と遊んだりして1日が終わっていきました。そんな日々も楽しかったけど、2週間くらいで飽きたなぁ。

イースターホリデー中も、祝日である金曜と月曜日はお休みですが、土日は通常営業です。「通常営業」とは言え、ものすごく久しぶりに予約のみで満員御礼で、いつもの2倍のお客様が来店してくださる予定です。
昨日は友人にヘルプをお願いして、なんとか乗り切るコトができました。今日もう1日頑張りましょう!

そういえば、夏時間は昨日で終わり。今日から日本との時差が3時間になるんです。これで、いつも見ているお昼のテレビ番組が1時間ずれるなぁ。
今時、みんな携帯電話の時計が勝手に1時間ずれてくれるから問題ないけど、家の時計と腕時計だけで生活している人は、テレビを見ない限り、世間が1時間ずれていることに気がつかないだろうなぁ。そういう私も、気がついていませんでした。。。ま、たとえ気がつかなくても、夏時間の終わりは、1時間遅刻じゃなくて、1時間早く行ってしまうだけなので問題ナシ!これが逆だと大変だけど。

というわけで、「最近暗くなるのが早くなってきたなぁ」と思っていたのが、これで途端に暗くなるのが早くなり、とうとう夏も終わりだということです。

さて、この夏の終わりとともに、4月1日からニュージーランドの最低時給がまた上がりましたね。2021年の4月に時給$20にすることを目標に掲げ、ジワジワと時給が上がり続けて来ていたので「とうとう来たか」というだけで、別に驚きはありませんが、この最低時給の金額と、その上昇率には驚きを隠せません。

私がワーキングホリデーでニュージーランドに来た2001年は、最低時給が$7.70。安いけれど、物価も安いので、別になんとも思いませんでした。
まあ、そこから、毎年50セント前後くらい上がり続けていたのですが、2017年に、政党が国民党から労働党に変わってからの時給の上昇率は半端なく、4年で$4.25も上がったのです!
つまり、私がワーホリでニュージーランドに来てから、この20年で、最低時給は$7.70から$20まで上がったということになります。なんと2.6倍!!!!

では、その間、日本の最低時給はどれくらい上がったかっていうと、東京で見てみると、2001年の東京の最低賃金は708円。現在は1013円です。上昇率は1.4倍。このくらいが妥当だと思うけどなぁ。

だって、最低賃金は、あくまでも最低賃金であって、職種や働く時間帯によってはもっと貰えますよね。実際わたしは、日本に住んでいた時、大学生の頃だって時給1,000円以下では働いたことなかったですよ。ちょっと高級なホテルやレストランならそのくらい貰えましたので、「時給1,000円以上」というのでいつもアルバイトを探していました。
でも、最低時給を高くしてしまうと、どんな仕事でも、1時間に$20もらえてしまうので、能力が必要な仕事や、人が働きたくない時間帯に働く人には、もっと高い時給を支払わなくてはいけなくなります。
例えば、もともとうちの店では、この4月から、仕事ができるようになった2名を昇給させることになっていたのですが、自分の努力で勝ち取った昇給が、最低時給が上がることによって、まるで下から押し上げられて昇給するかのように見えてしまうのです。本当に、それって、真面目に仕事をしている人にとっては、とっても残念なことですよね。なんの努力もしなくても、最低時給の上昇により、自動的に昇級していく人もいるのに。これって、本当に、仕事のモチベーションに関わる問題です。となると、仕事ができるようになったスタッフは、通常の昇給以上の金額を昇給させないと、給料が見合わなくなってしまうのです。
それで、なにが起こるかというと、物価の上昇です。7割のレストランは、この最低時給の上昇に伴い、4月から、メニューの値段を上げるそうです。
それは、多くのスタッフが、レストランで最低時給で働いているからではなくて、最低時給のスタッフの給料が自動的に上がることによって、その上のスタッフとの給料差を維持するために、結局全体の給料を上げなければいけなくなるからです。

これからますます、色々なものの値段が上がっていくと思いますよ。
だって、なにをするにも、「人」が関わっているわけで、その費用が高くなれば、値段も高くなって当然です。
もともと2020年4月に、時給が$20になることは、労働党が政権をとった時から決まっていたことですが、当時は「嘘でしょ?」って感じでした。でも、それが現実のものとなってしまった今、これからどうなっていくのでしょうね。とりあえず公約は守ったわけですから、これで暫く維持されるのでしょうか。。。

まあ、こんな状況下、スタッフを見つけるのはとても大変で、せめて時給を他社より高く設定していた当店ですが、最低時給の上昇に伴い、それも叶わなくなってしまいました。
本当に4月にオーストラリアの国境が開くとしたら、本気で新しいスタッフを探さないといけません。入ってくるお金は少ないのに出て行くお金ばかりがかさんでいきます。
ほんと、ニュージーランドは経営者泣かせの国です。わたしもダンナも、どこかで雇われて働いていたら、もっと給料が貰えて、休みも取れて、しかも有給まで貰えて、もっとずっと豊かに暮らせていただろうに。。。と思います。
「目指せ50歳までにセミリタイア!」は無理ですが、早く引退して、気軽にどこかで雇われて生活したいものです。

最後に、ジジと遊びたいダックちゃんの動画をお送りします。
後半戦、ダックちゃんが2回「ビックリ」するのですが、そのビックリ度合いが面白すぎるので、ぜひご覧ください!

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