イースターの4連休。
うちの店は、そのうち2日間しか営業しなかったけど、とっても忙しかったです。まわりの店を見ると、うちの店以外全部4日間休まず営業してたんじゃないかな。だって、こんなに人がたくさんいて賑わっているクィーンズタウンを久しぶりに見ました!!!

隣の通り「The Mall」は、本当に賑わっていて、夏のピーク時のような感じ。出勤時に、街へ入る道が、手前から渋滞していたのには驚きました。ほんと、こんなの久しぶりすぎます。ちょっと原宿の竹下通りを彷彿させるような人混み!

でも、うちの店があるBeach Street は、入り口のショッピングモールが工事中で、その先は歩行者専用道路も工事中とあって、全然人が流れてこないんです。そのことは、以前のブログにも書きましたが、この「Beach Street 全面改修工事」のせいで、完全にBeach Street から人が遠のいてしまっているのです。

ちなみに、この工事、9月まで続くんだとか。まだあと半年も!さらに、お向かいのショッピングモールは来年オープンだそうで、工事はもっと長く続きます。すべてが終われば、来年、見違えたように賑わうBeach Street になるはずなので、今は我慢するしかないですよね。

でも、見てください!この新しい看板!
きっと、Beach Street のショップやレストランから、工事に対するクレームが入ったのではないかと。。。でも、つまりは、こんな看板でも立てない限り、工事で道がクローズされて、店なんか営業しているようには見えないってことです。

それでも、このイースターの連休は、ウォークインのお客様がまったく入れない「完全に予約で満席」という状況でしたので、いつもそうであれば、Beach Street の人通りなんて、まったく気にする必要ないんですが、普段は予約だけで満席になるような状況ではありませんので、やっぱり、道を人が歩いていないというのは致命的ですよね。
そんな危機的状況だったことを忘れさせてくれるくらい、昨日おとといは忙しかったです。また明日から、いつも通りに戻ると言うのに。。。

そんなにイースターの連休が満員御礼なら、4日間全日営業したらいいじゃない?って思うかもしれませんが、そんな一筋縄ではいかない理由があるのです。
それは、祝日にスタッフを働かせる場合に発生する給与の問題です。
ニュージーランドでは、祝日に働くと、通常の1.5倍の給料を支払わなくてはいけなくて、しかも、平日に、1日有給で休みをあげないといけないんです。それってつまり、時給$20のスタッフが8時間働いた場合、通常$160の給料が、祝日だと$400もらえるのと同じことです。それでも、確実に忙しくなるのがわかっていたら、この給料をスタッフ全員に支払っても安いものなのかもしれませんが、うちの店では、もうこれらのややこしい給料計算に関わりたくないので、はなから「祝日は営業しない」と昔から決めているのです。ちなみに、祝日をお休みにすることによって、週6日働いていた人が5日しか働けなくなると、通常よりも給料が1日分減ってしまうので「祝日は、働けば1.5倍の給料。働かなくても1日分の給料がもらえる」という法律があります。従って、祝日でお店の営業日数が減っても、スタッフはいつも通りの給料がもらえるようになっています。

ほんと、ニュージーランドの労働者は、超守られていますよね。残業や、労働者の権利が守られているのは素晴らしいことだと思いますが、この「祝日のルール」に関しては、わたしは今でも理解ができません。ここはニュージーランドなので、ニュージーランドのルールに従いますが、日本ではずっとホテルやレストランなどのホスピタリティ産業で働いてきた私にとって、人が休む時に働くのはこの仕事をしている以上、当たり前のことで、だからといって休日返上なわけではなく、シフトで平日がお休みになるだけのこと。週二日の休みがきちんと貰えていましたので、特に「休みの日に働かされている」という気持ちは全くありませんでした。むしろ、みんなが働いている平日が休みなので、美容院に行くにも、買い物に行くにも、ディズニーランドに行くにも、いつも「激混み」を避けることができて嬉しかったくらいです。それって、日本でもニュージーランドでも同じことだと思うのですが、「祝日は休む」ということが大前提であるニュージーランドでは、祝日に働けば給料は1.5倍となり、さらに有給までもらえる。っていうのは、ちょっとニュージーランドに来たばかりの頃は信じがたかったし、今でも信じがたいです。それは、わたしが経営者側だからそう思うのではなく、労働者側だったとしても同じことを思うと思います。実際、わたしの周りの日本人は、「祝日は敢えて志願して働く」という人もたくさんいます。だって、同じ8時間働くなら、祝日に働いたほうが断然儲かりますからね!

というわけで、うちの店は営業しませんでしたが、他の店はみんな、スタッフにそれだけの給料を支払ってまでも営業しようと思うくらい、コロナの影響で経営が苦しいというのが実情です。それは別に、うちの店が経営が楽勝だという話ではなくて、うちはそんなことができるほどスタッフが多くないのです。もし売上のためにイースターを全日営業していたら、代休で店を二日間閉めなくてはいけないことになってしまいます。まあ、忙しい時に開けて、暇な時に二日閉めるというのも「戦略」としてアリなのかもしれませんが、わたしが無理するだけならいいけれど、スタッフに無理をさせたくないので、ここは無難に「営業しない」のが一番なのです。
でも、昨日おとといの忙しさは、本当に久しぶりのことで、「予約がないと入れない店」だった頃のことを思い出しました。この忙しさがもうあと二日続くのであれば、確かに、連休明けの二日、代休をとっても良かったかも。と思ってしまいますよね。

このコロナの状況が年内は続くのかもしれないことを思うと、お客さんが来るか来ないかもわからない状態で店を開けるよりも、今回のような大型連休に店を開けることも考えなければいけないかもしれませんね。なんてったって、ここは「観光地クィーンズタウン」なんですから!

とりあえず、5月6月は一年で一番暇になる時期。
夏〜秋の行楽シーズンが終わり、あとは6月にスキー場が開くまでは閑散期になるのです。ただでも閑散としているクィーンズタウンが閑散期に入ったら、どんなことになるか。。。考えただけでも恐ろしい。どうか、オーストラリアの国境が開きますように!それさえ叶えば、5月の閑散期も乗り越えられると思うのですが。。。

今日はせっかくの休みなので、猫ちゃんたちとたっぷり遊ぼうと思っていたのですが、前回の休日と同じく、我が家の猫ちゃんたちは昼間はずーーーーっと寝ているんですよね。天気が良いんだから、ちょっとは散歩に出かけたらいいのに!って思いますけど「お前もだろ」と言われそうです。(笑)



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